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「なんで救ったの」
分岐
ではどぞ
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鳥ぎん視点
ﾊﾞｧﾝｯｯ!!
高らかな銃声を上げ誰かが倒れる。
見たところらだおだろう。通知、、、
通知が来ない。
ﾄﾘｷﾞﾝ）ｯなんでだ？stateには居るのに、
少しの不安を抱えながららだおがいた場所に降り立ち、 らだおの状態を見る。
ﾄﾘｷﾞﾝ）ｯぇ、
死んでる？
体からは血がダラダラと流れ出ている。らだおがこちらをむく様子はなく、声もない。
ﾄﾘｷﾞﾝ）ｯ、！！
ﾋﾟﾋﾟｯ
ﾄﾘｷﾞﾝ）みんなｯ、らだおがｯｯ、
ﾓﾓﾐ）どーしたの？
ﾄﾘｷﾞﾝ）今から病院にｯ行きますｯ
ｲﾉﾁﾀﾞ）どうしたんだ！？
ﾀﾁﾊﾞﾅ）なんだ、？
はやく、助けないとｯ、、
ﾏｼﾛ）なにがあったんだ？
ﾄﾘｷﾞﾝ）ｯらだおが、自分でｯｯ
そこに置かれたのはいつもより断然青白く、血が出て、声もなく、動きもしないらだおがいた。
ﾓﾓﾐ）ｯひ、、
ｽｯ…
ﾊﾞｶｼﾞｬ）まだ、あなたは見ちゃダメ。
葉風邪がももみの目を両手で遮って違う部屋へ連れていく。そりゃそうだ。まだ11才なのだから。
ｶﾝｻﾞｷ）隊長、これ、ダウンじゃないですね、
ｲﾉﾁﾀﾞ）多分だが、ここの銃弾じゃないな
ｳｨﾙ）、、、ｯぇ、、体温がｯ、
らだおを持っていた手が震える。そう、明らかに、今の体温は。
ｲﾉﾁﾀﾞ）くそｯ、ｯ急げｯｯ！！
ｲﾉﾁﾀﾞ）緊急オペだｯ！！
涙がどんどん溢れる。今まで泣いたことなんて無かったのにな。
ｲﾉﾁﾀﾞ）鳥野ぎんｯ、
ﾄﾘｷﾞﾝ）はぃ、ｯ泣
ｲﾉﾁﾀﾞ）ｯ諦めるな、
隊長の瞳はそう言っているように見えなかった。
ｲﾉﾁﾀﾞ）、、、
あれかららだおが目を覚ますことはなかった。最後に触った時の体温でもう確信していたから俺は泣くことはなかった。
ﾄﾘｷﾞﾝ）お前のことを愛していたのに、
ﾄﾘｷﾞﾝ）俺は、何も出来なかった、
しかし、俺は独り言を呟きながらも呼吸をする。自分自身が出来損ないだと責めたとしても俺は生きる。俺は俺自身が憎らしくても罪滅ぼしでお前についていく勇気は出ない。
ポンポンと背中を叩かれ、振り返る。そこにはももみパイセンがいた。
ﾓﾓﾐ）、、おつかれさま。
ﾄﾘｷﾞﾝ）、はい。
ﾓﾓﾐ）つらかったね、よくがんばったよ、泣
ﾄﾘｷﾞﾝ）ｯ〜ぉﾞれ、ｯももみパイセンｯ、泣
ﾓﾓﾐ）鳥野くん、ありがとねぇ、泣
ﾄﾘｷﾞﾝ）ｯなんd
ﾓﾓﾐ）最後まで、
ﾓﾓﾐ）らだおさんの隣にいてくれてｯ、泣
ﾓﾓﾐ）らだおさんｯ、喜んでるｯ、と思うｯ泣
溢れた涙が止まらない。臆病者で大好きな人1人守れやしない俺にとって、ももみパイセンの言葉は効いた。あいつがやれと言うのなら誰かを殺したって、悪に手を染めたって、自殺したって、何だってするのに。
ﾄﾘｷﾞﾝ）ｯらだおｯ、ごめｯ 泣
ﾓﾓﾐ）らだおさんｯ、ｯぅﾞえぇぇん、泣
2人で身を寄せあい泣く。周りはそれを咎めることもなく、駆け寄ってくる者もいた。
俺は俺にとって最愛の人を無くした。
この情報は瞬く間に広がった。
ｶﾆ視点
ｶﾆ）ぁ〜、ねみぃー笑
久しぶりに太陽に当たり目を背ける。身体は動かす度に小さく鳴り、少し笑う。
ｶﾆ）、、ん笑、寝すぎた、笑
1番の無線へ入りあいさつをする。この時間なららだおがいるだろう。今日はどうしてやろうか。ヘリ運転させてドライブ行ってもいいな。
ﾋﾟﾋﾟｯ
ｶﾆ）なるせが出勤!おはよーございまーす。
）おはようございます
数人の返事で終わる。ある程度の人数がいると思っていたのだが大型でいないのだろうか。
ﾐﾝﾄﾞﾘｰ）力二くん
ｶﾆ）ぁ、はーい？どうしました？
ﾐﾝﾄﾞﾘｰ）、、話さなきゃいけないことがある。
ｶﾆ）ぇ？、いいっすよ、？
ﾐﾝﾄﾞﾘｰ）こっちおいで
ドリー先輩に連れられ、署長室に入る。そこには署長とネルさん、救急隊の隊長、鳥野ぎん、マンゴーがいた。
ﾏﾝｺﾞｰ）ｯおかしいだろってｯﾞ！！泣
ｶﾆ）ぇ、おいどした？マンゴー？
ﾏﾝｺﾞｰ）ｯなんで、泣
ﾏﾝｺﾞｰ）やﾞだょおﾞｯ泣
ｶﾆ）ｯ、、何言ったんすか。
マンゴーを抱きかかえ他を睨む。マンゴーがここまで取り乱し泣き叫んでいるのが気になる。
ﾊﾞｳﾜｰ）、力二くん、聞いてくれ
ｲﾉﾁﾀﾞ）、、青井らだお、が
ｶﾆ）らだお先輩が、？
ｲﾉﾁﾀﾞ）、、、亡くなったんだ。
ｶﾆ）、、ぇ、は？
ﾄﾘｷﾞﾝ）死んだ。らだおが
ﾏﾝｺﾞｰ）ｯそんな訳ないよﾞｯ！泣
ﾏﾝｺﾞｰ）ｯらだおはｯﾞらだおｯ、
ﾏﾝｺﾞｰ）らﾞだおは置いてﾞかないｯﾞ泣
ｶﾆ）ｯなに、、なに言ってんすか、？
ｶﾆ）らだお、が死んだ？
血がサーッと引いていく。様々な記憶が脳裏を駆け抜け消えていき、冷静に、冷たくなって動かなくなったあいつを想像してしまって、俺は目の前の鳥野を殴った。
ﾄﾞｺﾞｯ
ﾐﾝﾄﾞﾘｰ）力二くんｯ！
ｶﾆ）なに言ってんだよｯﾞ！
ｶﾆ）仮に死んだとして、
ｶﾆ）お前らはなんでそんなスンとしてんのｯ！？
ｶﾆ）らだおだろｯ！？らだおが死んだんだろｯ！？
ｶﾆ）なんで助けれなかったﾞｯ！？
ｶﾆ）なんでｯﾞ！なんでｯﾞ、、！！
目を瞑ったその瞬間ふわりと男らしい身体と爽やかな匂いが俺たち2人につく。らだおより一回り大きく、らだおと同じように全てを包み込んでくれそうな空気で、目を開くと緑色の三つ編みが動いて見えた。その後ろにはネルセンがいて、初めて泣いているのを見た。
ﾐﾝﾄﾞﾘｰ）ｯ2人とも、ごめんｯ、
ｶﾆ）ｯ〜ｯらだおｯﾞ泣
ｶﾆ）なんで、呑気に寝てんだ、ｯ俺、泣
ｶﾆ）ごめｯんﾞ泣
ﾈﾙ）ｯ、、ぼくもｯ、ごめんｯ泣
ﾏﾝｺﾞｰ）ｯぅﾞわぁぁん泣
俺はずっと隣で戦ってきて、命よりも大切な自分の同期をなくした。
ﾐﾝﾄﾞﾘｰ）らだおくん、
ぼくは、呑気で時々生意気だけど尊敬してくれた大好きな後輩をなくした。
ﾈﾙ）先輩に相談してよｯ、泣
オレはずっと一緒にいるって約束した大好きな人に裏切られた。
ﾏﾝｺﾞｰ）ｯうそつき、泣
俺は「守る」と約束した世界一愛している人をいつの間にかなくしていた。
ｶﾆ）ｯごめん、らだお、泣
ｶﾆ）、、、らだお
葬式場で久しぶりに貴方の顔を姿を見た。やせ細っていて、見るだけで顔が歪む。そんな自分が嫌でいつの間にか声が出ていた。
ｶﾆ）なぁ、らだお。明日ディーラー行こうぜ
ｶﾆ）、、リサセンでもいいなぁ、
ｶﾆ）ヘリでドライブでも行く？
ｶﾆ）らだお運転な、笑
ｶﾆ）最近ヘリらだおに見せてなかったなぁ
ｶﾆ）俺、上手くなったと思わん？
ｶﾆ）お前に褒めてもらいたいよ
ｶﾆ）最近オルカもさぶろうも
ｶﾆ）ヘリ上手くなっててさぁ
ｶﾆ）まるんなんかIGLできんだぜ？
ｶﾆ）建物が近づいてくるとか言ってた時が懐かしいね
ｶﾆ）なぁ、らだお
ｶﾆ）こっち見てよ、笑
ガクンと膝から落ち、棺桶に手を乗せる。その時後ろがフワッと暖かくなった。
ｴｷﾞ）なるせ
ｶﾆ）ｯなぁ泣 らだおｯ？泣
ｴｷﾞ）なるせ、
ｶﾆ）知らんぷりすんなよ、
ｴｷﾞ）ｯなるせｯｯ！
ｶﾆ）また、前みたいに、笑ってよｯ泣
ｴｷﾞ）そんなことｯ言うな、よｯ泣
ｶﾆ）らだおｯ、起きてくれよ、ｯ泣
ｶﾆ）ｯ、、さびしいよｯ、
初めて。初めて声に出した感情。
ｶﾆ）おれ、らだおがいない となんも出来んよ、泣
ｶﾆ）そんだけｯ、らだおのこと大好き、泣
ｴｷﾞ）ｯもぅﾞやめてくれｯ、泣
ｶﾆ）だからｯ、
ｶﾆ）ｯ、、こっち向いてあいしてよ、泣
今はただ理由も訳もなにもいらなくて、ずっと噛み砕くのすらも拒んでいた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
はい
BADEND
どうでした？
BADEND案外したことないんちゃいますの
リクエストありがとうございました🙏
自分で書いたのに泣きそうだぜ
いつもハートありがとう
今でも1エピで♡5000いったの信じれん笑
次もリクエストっす
じゃ次のお話で会いましょー
じゃねばい
コメント
17件
/ _ 周りに親が居なけりゃ とっくのとうに泣いてたぜ …
ふおわあぁ...(இдஇ`｡)ガチ泣きしました。マジで泣いた...主様まじで書くの上手すぎませんか????泣かせに来てますよね。まんまと策にはまりましたよ服が濡れました。どうしてくれるんですか最高ですありがとうございます
