あの日の約束を＿

｢ねぇ菜乃葉。菜乃葉はなんで私の事葉月って呼ぶの？別に私の事美恵って呼んでくれてもいいと思うんだけど、、？｣照れくさそうにそう言う君。

ボクはその姿がとても愛くるしく思えた。

じゃあ美恵って呼んでもいいの？そう聞き返すといいって！と元気に言った。

｢美恵、今度ボクと一緒に星空を見に行こうよ｣

君は驚いた表情でいいよと答えてくれた。ボクはちゃんと星が綺麗に見えるところを選んで連れていきたい。ただそれだけだ。

着いた頃には星が満遍なく綺麗に光っていた。

凄く綺麗。と言いたそうな君の表情。ボクは美恵をここに連れてこれてとても嬉しかった。

ボクはこれが”キッカケ”になることなんて何も知らなかった＿。