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#おおはらMEN
吹雪 05
76
ゲスト
21
奏.KaNaDe
1,291
「なぁ、お前……何者なんだよ。」
俺は今、ようやく目的の旅人を見つけたところだ。 ぼんさんに頼まれて、魔道カードとそれを作った人物――つまり目の前の“旅人”を探してたんだけど…… ようやく見つけたのはいいが、こいつ、おんりーと話してたんだよ。しかもめっちゃ自然に。
正直、びっくりした。
でもおんりーが、あんなふうに自分の気持ちを話してるの、久しぶりに見たからさ。 さすがの俺も、口を挟めなかった。 だから、話が終わるまで隠れて様子を見てたってわけ。
で、旅人――こめしょーってヤツは、めっちゃ気さくに話しかけてくる。
「俺? ただの旅人だよ。名前は米将軍。こめしょーって呼んでね。」
……いやいや、怪しすぎんだろ。
とりあえず落ち着こう。 あいつ、おんりーに魔道カードを渡してたな。あれを確認しないと。
「そのカード、ちょっと見せてくんない?」
そう言ってカードを見せてもらった瞬間、俺は絶句した。
「……なんだこれ。」
ただの属性変化カードかと思いきや、内部の魔法陣構造が異常だった。 属性の記号の置換だけじゃない。 このレベルのカードを作るには、通常では考えられないほどの魔力量と技術が必要になる。
下手したら、国家機密級の技術だ。
……ヤバいな。正直、武力行使でどうにかしようとか考えてたけど、 俺じゃ絶対勝てないタイプの人間だわ、これ。
まあいいや。とりあえず、魔法団本部に連れて行けば、ぼんさんがなんとかするだろ。
「こめしょー、とりあえず魔法団本部に来てくんない? 団長のサボり魔……じゃなかった、ぼんさんが呼んでるから。」
すると、こめしょーは急に笑い出した。 なにかがツボに入ったらしく、しばらく笑い続けてたけど、ちゃんと返事をしてくれた。
「いいよ、行こう。でも、おんりーちゃんにここを離れることは伝えておきたいな。」
……律儀かよ。
というわけで、俺が代わりに通信魔法で連絡しておいた。 ……俺、マジでえらいと思う。
コメント
1件
こめしょー視点じゃなくて、おおはらMENさんの視点でこの場面を見られたの、すごく面白かったです!「めっちゃ怪しいけど気さく」っていう旅人の印象が別の角度から補強されて、キャラの厚みが出てましたね。魔道カードの内部構造が異常っていう設定も気になる——国家機密級の技術って、この世界の魔術体系、かなり緻密に設計されてそうでワクワクします。最後の「俺、マジでえらいと思う」って締めくくりもキャラに合ってて好きです(笑)