コメント
5件
最高です、幸せです、
K氏様の作品、本当に文才とか表現力とか天才すぎて、ゴリ押しって言うより展開早くて見応えあるなーって感じだし、もうとにかく凄いですし、めっちゃうまいです!🫶🏻🫶🏻🫶🏻 (相変わらず語彙力なくてごめんなさい🙇🏻♀️) 鳴海さん、ホテルで充電しようとしたらコンセントがぐっちゃぐちゃに絡んでて困るってことになってそうです😹😹 それで、おそらくその辺はしっかりしてそうな保科さんがいつもは解いてくれてそう😹
Let’s see if it’s true love.
朝
背中があったかい。少し手を伸ばしてスマートフォンを手に取る。
6:05
スマホに表示された数字を確認
どうやら今日は珍しくボクの方が早く目が覚めてしまったらしい。
背中から腹へとホールドされた腕を少し持ち上げて解く。するりと布団から抜け出しドアの方へと歩いていく。
いつもならずっと一緒に寝れるのにな
扉に手をかけた。ふと後ろに振り返り今日初めて顔を見る。
少し長いまつ毛
ぶかぶかな服
あちこちへとはねている寝癖
すうすうと小さな寝息
胸がいっぱいになった
冷たい銀の取っ手に手をかけ水を出す
コップに水を入れ飲む
やっぱり朝は寒い。着ていたパーカーのチャックを上にあげブランケットを膝にかけソファに座る。
テレビをつけしばらくニュースを見たりゲームのログインをしたりした。
がちゃ
リビングのドアが開く
「…、」
少し不満そうにこちらを見てくる
「、おはよう保科」
歩いてきてボクの横にぴったり座る
「……」
「なんでおいてったん」
おそらく朝のことだろう
きっとボクが先に起きて静かに降りてきたことが不満なのだろう。
「昨日、……用事、あったから疲れたかと思って起こさなかった」
「……」
そのままボクのことを抱きしめてくる
なんなんだこいつ可愛すぎる
まだ少し不満そうな顔
「、わるい、ごめん」
「…うん」
「…可愛いな、」
そのままぎゅぅと返す
しばらくして
「今日予定あるのか?」
「今日も少し外出てきます」
「…どこ行くんだ?」
恐る恐る聞く
「大したことやない」
「すぐ終わるから待っとって弦くん」
1番聞きたくないワードと文だった。
少し出てくとか大したことじゃないとか待っててとか。
全部全部ボクに隠すし安心させるような言葉ばかり吐くよな
「、わかった」
そして大人しく言うこと聞く
「あと今日はすぐそこやから自分で歩いて行きますね」
「電車か」
「そうやね」
そのまま遠くへ逃げる気でもあったりするのか
嫌だな
行ってほしくない
ずっとボクだけでいてほしい
ボク以外なんて見ないでいてほしい
忘れていた感情が起きる
積もり積もる不安がまた大きくなる
ー
保科が居ない部屋は静かで不安と寂しさの圧に押しつぶされそうだった。
きっと今日が最後なんだろうな
いつだろう
いつボクは振られるのか
あいつはなんでも仕事が早い。全てその日に片付けるタイプだ。きっともうこの人に決めるとか考えているのだろう。となるとおそらくボクが振られるのも時間の問題。
今日か明日が明後日
どこかには決着が着くだろう。
行動はなるはや
自然消滅希望。
今日は歩きで帰ってくる。
時間はたくさんある。
重い腰を上げ少し躊躇しながらも支度を始める
スマホ
モバ充
ゲーム機
……コードやらなんやらは有明にあるな
財布
金
羽織るもの
などなど
持ってくものは全て持ってく
あとは有明に行くだけ
ホテルの予約完了
よし行く
なんてことすぐにはできなかった
やっぱり保科と居たい
でも
涙が溢れそうなのを我慢する。
気を紛らわせたい。
結局家を出たのはそれから2時間後
コンビニで食べ物とアルコール缶を5本程度お買い上げ。
8時ぐらいにホテルに着く
いろいろ整頓した後風呂に入ってしばらく
9時
アルコールを1本
ベランダに出て外を見ながら飲む
酒に強いほうじゃない。なのになんで
ほんとバカだ。今日だけはどうしても逃げたくてコンビニにあるアルコール度数の高いものを5本も買った。
30分後
1本飲みきった
もう体が熱くて頭がぽやぽやしてきた。
9時45分
アルコール2本目を流し入れる
スマホを確認見ながら飲む
不意に保科の個チャに目が止まる
ダメだ泣きそう
そこからもう泥酔状態
なにが起こったかはほんとに霧程度でしか覚えていない。
ただ
保科のメール
アカウント
GPS
関連するもの全てをブロック 削除した
一応今日も非番
昨日のアルコールのおかげで朝からずっと袋と一緒。
部屋でお゛ぇッ、お嗚咽をかきながらリバースしていく。
〜
10時
疲れきった体でリビングの扉に手をかける
「ただいまあー、」
返事がない
しんとした部屋
「もう寝たんかな、」
疲れたしこのまま寝てしまいたい
風呂めんどくさー、……
10時30分
風呂から上がり寝る準備が全て整った。
いつも通り寝室へ行く
いつも通り
いつも通りだと思っていた。
違う
……
「あれ、」
鳴海さんが居ない。
おかしいと思い家の中を探す
やっぱり居ない
なんで??
11時
メール
電話
GPS
その他もろもろSNS
全て確認
全てやり尽くした
完全にブロックされてる
「は、??なんで、??」
「まってどゆこと、??」
「ぇ、」
不安と焦り
自分はなにをやらかした??
無言で出てった、??
嫌われた??
冷められた??
どこに行ったん??
頭が真っ白
急いで上着を着て外へ飛び出す
結局明け方になっても居ない
必死に探した
なんで
……
いや、…
んー、……
そんなわけある、、か、??
どうなんやろ、
とにかく連絡つかへんのほんまになに、
ねくすと70
またじかい🩷💜
なんかまたゴリ押しすぎて最近上手くいかない