テラーノベル
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千人千色ということは天才も含まれ、かわいそうな人人も含まれる。
天才とはすぐ近くにいる。
同じ教室、同じ班、隣の席、
そして僕の近くにもいた。
彼はなんとテストの大体の順位が1位
うちの学校は百七十人くらいいるのでなかなかだ。
僕たちは彼を天才だと言った。
そして彼のすごいところは
ガリ勉野郎ではないことだ。
どこにでもいる陽キャなのだ。
遊んでるし、休んでる。
天才とはわからないものだ。
僕の友達にいるその人は
ずっと0点を取っていた。
そして今中学生
ますます僕は彼が心配になっていた。
課題は出さない。
計算できない。
漢字読めない。
よく彼が本読みするときは
結構デタラメで読むので
クラス中笑っていた。
僕は彼をかわいそうだと思っていた。
彼に高校どうすんのって聞くと
「行かない」
大人になったらどうすんのって聞いたら、
「死ぬ」
かわいそうだった。
せめて少しでも努力したら変わるかもしれない。
そう思いながら笑って過ごす彼を見つめた。
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