※ウエストランドさんの二次創作です。
2人とも高校生の設定になっています。
河「井口〜、一緒に帰ろう 」
井「おん、いいよ」
僕は最近河本と一緒に居ることが多くなった。
部活や帰り道が同じだったからたまたま仲良くなったのだ。
河「じゃあ、俺こっちやから。またな」
井「うん。また明日」
僕は河本を見届けてから家へと向かった。
そんな日が当たり前になっていた。
きっと、あいつは僕がいないとダメダメだと思うし。いつの間にか放っておけない存在になりつつあった。
なのに、、
河「彼女できた」
ある日、そいつはそんな事を言い出した。
井「かの、、じょ?お前に?」
河「うん。まだ誰にも言っとらんかったけど、お前には言っとこう思うてな 」
井「あ、、そう。」
僕は何か複雑な気分に包まれる。最初はただの嫉妬かと思った。だけどそれとは違うような胸の痛みを感じる。
井「っ、太!!」
河「わ、何?」
井「やめとけ。彼女なんか。お前、どうせ、迷惑かけんだろ。」
河「はあ?」
井「お前の相手できんのは僕しか居ないんだから。」
そこまで言い切ると、僕は恐る恐る河本の方に目を向ける。
べつにこいつのこと好きな訳じゃない。恋愛感情なんか以ての外だし。
なのに、なんであんなこと言ってしまったんだろう。自分でも分からなかった。
河「井口」
ようやく、河本が口を開く。
井「あ、、ごめん、そういう訳じゃ」
河「分かっとる。ただ、ちょっとびっくりしたけど。」
河「俺、井口に依存しすぎとった。部活も高校も、全部井口とおんなじにしたん、わざとやし。」
井「?!、、、え?!!そうだったのか??」
河「うん。俺、もっと井口から離れらんとって思って。これ以上、迷惑かけんように。
、、まあ、彼女できたし、これからはもっとお前と一緒に居る機会、減ると思う。」
井「、、、」
河「あ、彼女にも迷惑かけんようにするから。安心して? 」
井「、、そうじゃねえ」
河「え??」
井「そうじゃねえんだよ!逆に、、僕はもっと
お前と一緒に居たいって思ってんだよ!!」
河「井口、、」
井「くそ。ここまで言わなきゃ分かんねえか。言いたくなかったけど、、!!」
僕は逆にこいつに依存していたんだ。
河「ありがとう。嬉しいよ」
井「な何がだよ」
河「だって、これからもお前に着いてきていいってことやろ??」
井「はぁ?ったく、お前、、やっぱり僕が居ないと駄目じゃねえか」
河「ふふ、俺が誰かと付き合ったくらいで、お前から離れる訳ねえよ??」
井「馬鹿、、」
河「あれ。急に素直やなくなった。」
井「うるせぇ!!」
きっとこれからも僕の隣にはこいつが居るだろう。だって僕が放っておけないから。
コメント
3件
初コメ失礼します! え。。?ヤバい尊い。。 文才ありすぎてとにかくヤバいです! 私西国さん好きなので、blないかなぁと探していたのでめっちゃ刺さりました! あとフォローありがとうございます!フォロー返し失礼します🙇