テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
282
玲威✝🌙【浮上✕】ふぉろせ
コメント
3件
テストだったんですね!見れてなくて元気が無かったのでありがたいです!曲、、、チョット見直してきます🌪面白くてめっちゃ良いです!楽しみにしてます!
第24話、読み終えました〜!🥀 もう文化祭前日…!みんなで準備して、最後の練習して、「ひとりじゃないよ。さんにんじゃん!」ってじゃぱぱが言ったところ、すごくじんわりきました。たっつんの不安も、うりの真剣な顔も、ちゃんと3人で音になった瞬間も、全部好きです。 次の「絶対絶対」、めっちゃ気になります🔥 テスト明けで再開してくれてありがとう!偏差値66はすごいよ…ゆきさん、えらいです🤍💫
第24話 ひとりじゃないよ
――文化祭前日。
十月下旬。
朝の空気は、すっかり冷たくなっていた。
家を出ると、冷たい風が頬を撫でる。
道の端には、黄色や茶色に色づいた葉が落ちている。
もう、完全に秋だ。
そして――。
明日は、文化祭。
💚「たっつーん!おはよー!」
💛「おはよー…」
たっつんが家から出てくる。
💚「ついに明日だよ!」
💛「……明日やな」
💚「楽しみだね!」
💛「……俺は女装が怖い」
💚「まだ言ってるの?笑」
💛「当たり前やろ!?」
💚「絶対かわいいって!」
💛「褒められても嬉しくないねん!」
💚「じゃあ俺がかわいいって言う!」
💛「余計嫌やわ!」
二人で笑いながら、学校へ向かう。
いつもの道。
いつもの会話。
でも。
今日は、なんだか少しだけ特別だった。
だって――。
文化祭までの最後の練習の日だから。
💜「あ、2人とも!いちゃいちゃするなー?」
💛「いっ…!?」
💚「あ!もふくん!!」
💜「バンド出るんだってね。頑張ってね」
…やっぱり、もふくんは話してみると、 意外と優しい人かもしれない。
💚「…うん!ありがとー!!もふくんも頑張って!」
💛「が、がんばる…」
たっつんが俺の背中をべしっと叩いた。
*
学校に着く。
校門をくぐった瞬間。
💚「……すご!」
思わず声が漏れた。
昨日までとは、全然違う。
廊下には色とりどりの飾り。
壁には文化祭のポスター。
教室の前には、それぞれのクラスの看板。
普段なら静かな朝の校舎なのに、今日はあちこちから声が聞こえてくる。
「ここ、もうちょっと右!」
「テープ持ってきて!」
「これ明日の朝までに冷やしとこう!」
「看板完成したー!」
みんな、最後の準備に追われていた。
💚「すごいね……」
💛「ほんまに文化祭前日って感じやな」
💚「明日、この学校がどうなるんだろう!」
💛「俺らも今日の仕事終わらせないとな!」
💚「はーい!」
俺たちも教室へ向かった。
*
3年A組。
教室の扉を開けると――。
💚「おおおお!!」
思わず声が大きくなる。
教室の中は、すっかり変わっていた。
壁にはピンクや白の飾り。
机は綺麗に並べられ、接客スペースも完成している。
黒板には大きく、
『女装男装メイド喫茶』
と書かれている。
さらに教室の隅には、写真を撮れるスペースまでできていた。
💚「めっちゃ完成してる!!」
💛「昨日よりさらに進んでるな」
「でしょー!」
「今日は最後の仕上げ!」
「明日の朝に衣装を並べたら完成!」
💚「すごい!」
俺もさっそく準備を手伝う。
飾りを確認したり、机の位置を調整したり。
みんなで声を掛け合いながら作業を進める。
💛「じゃぱぱ、そこ持って」
💚「はいよ!」
💛「せーの」
二人で机を運ぶ。
💚「よいしょ!」
💛「ここでええな」
💚「うん!」
そのとき。
「そうだ!」
誰かが教室の隅から何かを持ってくる。
「衣装、完成したよ!」
💚「……まじ!」
💛「…え…!?」
目の前に並べられた衣装。
女装用の黒い白のリボンがついたメイド服。
男装用の黒いネクタイのタキシード。
それぞれ、明日のために綺麗に準備されている。
💚「……」
💛「……」
たっつんが怯えながら(?)くっついてくる。
二人で顔を見合わせる。
💚「……たっつん」
💛「なんや」
💚「明日……これ着るんだね」
💛「…………」
💚「楽しみだね」
💛「全然楽しみちゃうわ!!」
教室中から笑い声が起こる。
💚「でも、まだ着ないんだよね?」
「もちろん!明日までのお楽しみ!」
💚「そっか!」
💛「……よかった」
💚「なんで?」
💛「今日着ると思った」
💚「あはは!」
衣装は一度、綺麗に畳んで置かれる。
明日。
これを着て、みんなの前に立つ。
そう考えると――。
💚「……ちょっと緊張するな」
💛「俺はめっちゃ緊張してる」
笑いながら言うたっつん。
でも、その顔は少しだけ真剣だった。
*
昼過ぎ。
クラスの準備も、ほとんど終わった。
最後の確認をしていると。
「これで大丈夫!」
「明日の朝、掃除したら完成!」
「お疲れ様ー!」
教室から拍手が起こる。
💚「やったー!」
💛「終わった……」
たっつんが机に突っ伏す。
💚「お疲れ!」
💛「じゃぱぱもな」
💚「うん!」
でも。
俺たちには、まだ一つ残っている。
バンド。
💚「……行こっか」
💛「おう」
俺たちは教室を出た。
向かう先は――音楽室。
*
廊下を歩く。
明日の文化祭を待ちきれないように、校舎全体がざわざわしている。
教室から聞こえる笑い声。
誰かが最後の飾りを貼る音。
遠くから聞こえる楽器の音。
💚「なんか……本当に明日なんだね」
💛「せやな」
💚「バンドも、明日が本番」
💛「……」
たっつんが少し黙る。
💚「どうしたの?」
💛「いや……」
少しだけ息を吐いて。
💛「ちゃんとできるかなって」
💚「……」
💛「ここまで練習したけどさ」
💛「本番になったら、緊張して間違えるかもしれへんやろ?」
💚「……まあ」
💛「俺、楽器なんて今まで触ったことなかったし」
💚「でも、ここまでできるようになったじゃん」
💛「……そうやけど」
たっつんがベースを一曲弾けるようになったのはつい最近。
最初は音を出すことすら難しかった。
それでも。
毎日少しずつ練習してきた。
💚「大丈夫だよ」
💛「……」
💚「ここまでずっと練習してきたし」
💛「……せやな」
💚「だから三人で頑張ろ?」
💛「……うん」
たっつんが少し笑った。
*
音楽室。
扉を開けると――。
🖤「おっ!」
うりがいた。
ギターを抱えながら、俺たちを見る。
🖤「来たな!」
💚「うりりん!」
💛「最後の練習やな」
🖤「そう!」
うりはいつも通り明るい。
だけど。
今日は少しだけ、緊張しているようにも見えた。
💚「うりりんも緊張してる?」
🖤「……まあ、ちょっとだけな」
💛「珍しいな」
🖤「俺だって緊張くらいするわ!」
💚「あはは!」
🖤「だってさ」
うりがギターを見る。
🖤「明日、みんなの前で演奏するんだぞ?」
💚「うん」
🖤「俺、絶対成功させたいんだ」
その声は、いつもより少しだけ真剣だった。
🖤「ここまでやったんだから」
💛「……」
🖤「絶対、いい思い出にしたいじゃん?」
💚「……うん」
俺たちはそれぞれ楽器の前につく。
ドラム。
ベース。
ギター。
🖤「じゃあ――」
うりが息を吸う。
🖤「今日が最後の練習だから、最初から最後まで一回通そう」
💚「おー!」
💛「よし」
俺はスティックを握る。
たっつんはベースを構える。
うりがギターを持ち、マイクの前に立つ。
少しだけ静かな時間。
そして――。
🖤「せーの!」
ドラムが鳴る。
ベースが重なる。
ギターが響く。
そして、うりの歌声も響く。
音楽室いっぱいに、三人の音の輪が広がっていく。
最初の頃とは全然違う。
ちゃんと合っている。
リズムも。
音も。
少しずつ。
俺たちの音になっていた。
途中で、たっつんが一瞬だけ迷う。
でも。
俺がリズムを刻む。
うりが合わせる。
たっつんも戻ってくる。
そして――。
最後の音。
ジャーン……。
静寂。
💚「…………」
💛「…………」
🖤「…………」
誰もすぐには喋らなかった。
やがて。
💚「……できた」
💛「……うん」
🖤「……よし」
うりが小さく笑った。
🖤「これなら、いける!!」
💚「明日、頑張ろう!」
💛「おう!」
🖤「絶対成功させような!」
💚「もちろん!」
💛「……うん!」
三人で顔を見合わせる。
不安は、まだある。
緊張もする。
失敗するかもしれない。
それでも。
ここまで三人で練習してきた。
だったら――。
💚「明日は楽しもう!」
🖤「うん!」
💛「……せやな!」
俺たちはさらに時間ギリギリまで練習をした。
そして最終下校時刻となった。
音楽室の窓の外。
夕方の空が、少しずつオレンジ色に染まっていた。
校庭には、まだ準備をしている生徒たちがいる。
明日のために。
みんなが最後まで頑張っている。
俺たちも、楽器を片付ける。
🖤「じゃあ、また明日な」
💚「うん!」
💛「また明日!」
音楽室を出る。
廊下には、明日の文化祭を待つ飾りたちが並んでいる。
*
今日まで、長かったような。
短かったような。
文化祭の準備。
クラスのみんなとの時間。
そして――。
バンドの練習。
全部、明日につながっている。
俺は廊下を歩きながら、ふと窓の外を見る。
秋の空。
少し冷たい風。
そして、明日の文化祭。
💚「……明日かぁ」
💛「緊張する?」
💚「ちょっとだけ!」
💛「俺はめっちゃする」
💚「大丈夫だよ」
💛「……なんで?」
💚「だって――」
俺は笑う。
💚「俺たちは、ひとりじゃないよ。さんにんじゃん!」
💛「……!」
💚「ひとりじゃできなくても、ふたりなら、さんにんならきっと。でしょ?」
たっつんは少し驚いた顔をして。
それから少し頬を赤らめて、優しく笑った。
💛「…えへへ、…せやな」
明日は、きっと忙しい。
でも、きっと楽しい。
そして――。
きっと忘れられない一日になる。
文化祭まで、あと――。
一日。
ここまで読んでくださりありがとうございます!
お久しぶりです!まだ覚えてくださってますか?笑テストの影響で投稿お休みしてました。すいません!また再開します!中3なのでほんとにやばくて笑、でも一応結果よくて偏差値66あったので多分大丈夫です!
今回はついに文化祭練習の最終日です!不安を感じながらも毎日必死に練習して、ようやく形になりました!!
今回と26話(2話先)で繋がってるタイトルになります。あの曲です!分かりますか?笑
次回は文化祭当日前編です!
次回 第25話 絶対絶対! ♡50↑