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さや「はぁっ…はあっ…」
私はやっと…あの怪物から逃げてこれたんだ。でも、目の前でげんさんが…死んだ。もうやだ。私一人じゃ生きていけないよ…。ん?誰かの声がする?私は声のする方に行った。そこには…てんちゃんねるのゆーてんさんとゆかさんの姿があった。でもなにかおかしい。ずっと二人は地面の方を見つめてる。でも見つめてる所が物陰に隠れて見えない。
ゆか『さや…さん?』
さや「ふ…2人ともそこで何をしてるの?」
ゆーてん『こっち来てみればわかりますよ。』
ゆーてんさんが冷たい声で言う。私は物陰から身体を出して見る。そこには…無惨なこーてんさんの死体があった。身体中が串刺しにされており、目、口までも貫いていて赤い血が流れている。
さや「な…何があったの…?」
ゆーてん『さっき、怪物から逃げてきたんです。お兄ちゃんを置いて。』
ゆか『それで戻ってきたら…こんなことに。』
さや「その…怪物っていうのは?」
ゆーてん「べべさんの見た目をしていたんですが、顔に大きな黒い穴が空いていて…そこに無数の目玉があったんです…」
そう言われて私はその姿を一瞬想像してしまった。考えるだけで鳥肌がたつ。
さや「…さぞかし辛いだろうね…私も同じだよ。」
ゆか『同じって…?』
さや「私もね、目の前でゆーてんさんの見た目をしてて顔には大きな一つ目しかない化け物にげんさんが殺されたの。」
さや「私はその時気が狂いそうになって、その場から逃げ出したの…。」
ゆーてん『…そんなことが…』
ゆか『すいません…嫌なこと思い出させちゃって…』
さや「大丈夫だよ、アハハ…」
私は苦笑いをしながらそう言う。
“はやくこの悪夢から逃げ出したい”