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不破視点
「…」
突然のことに驚き、俺はなんも言えなくなった
「えっと…その…」
『…ぁ、、ごめッ、なさいッ!!』ダッ
あきなは俺の横を通り抜け、素早く階段を掛け降りていった
「あきな!!」
俺の声はただ廊下に反響されるだけ
…俺のことが好き、ってあきなは言ってた
なんで、なんも言えなくなったんだろう
ただ一言、言えばよかっただけなのに
「俺も…って、言えればよかったのに…」
三枝視点
『ハァッ…ッは…』
校門を出た時の俺の息は完全に切れていた
不破先輩、困ってた
俺が、あんなこと言っちゃったから
他に好きな人がいるのに、俺が…あんなこと…
気づけば俺の瞳から雫が垂れ、地面に落ちていく
『ださ…』
【…あきな、くん?】
「!?」
驚いて俺は顔を上げた
『たしか、ローレン先輩…?』
ローレン・イロアス先輩、不破先輩と仲がよくて…
そんなローレン先輩は俺の顔をみて驚き、
【…話、聞こっか?】
優しく訪ねてくれた
『…ローレン先輩は好きな人とかいますか?』
【え…?何その質問…もしかして俺の弱みを握ろうと…】
『ほぼ初対面でそんなことするわけないですよ!』
【ははッじょーだんだよw 】
『もー…それで、俺好きな人に告白したんです』
【へー…どうだったの?】
『……返事聞いてません』
【…馬鹿なの?】
『いえ、成績はいい方なんですけど…じゃなくて、聞いてないというか、俺が聞かなかったというか…』
【ふーん…ま、俺は別に分かんないからなんもいえないけど、がんばれ】
そういって俺に背を向け歩き始めた
『ちょっ!もっといいアドバイスとか…!』
【あ、俺のともだちによろしくー!】
『…は、え?』
なんのことかと戸惑っていると、突然後ろからの手を掴まれた
『!?』
「…やっと追い付いた」
『…なんで』
「なんでって、返事にしに来たに決まってるやろ」
やだよ、聞きたくないよ
今すぐ時間を巻き戻してあの言葉を取り消したい
『…返事は、?』
恐る恐る、俺は訪ねてみた
「…俺からいってもいい?」
『…え?』
そういうと不破先輩は俺の前に屈み、俺の手をとった
『せんぱッ…』
「俺もあきなのことが好きです。
俺と付き合ってくれますか?」
『…ぇ…え?///ちょっ、はえ…?』
「あ、ぁぁ、いや、嫌なら別に…無理しなくても…」
『そ、そーじゃなくて…その…他に好きな人がいるって…』
俺のその言葉を聞くと、先輩は難しい顔をした
「ん”ー…?そんないったっけ? 」
『いや、ゆき先輩の告白のとき…あ』
俺は自分のいってしまった発言に気付き、言葉を呑んだ
「…聞いてたん?」
『…すいません』
「ええんやけどさ、他に好きな人がいるってんのは…あきなのこと、なんだけど」
『は、はぇ~…?ありがとうございます?』
「で?どうなの、返事」
『…よろしく、お願いします 』
不破視点
「ていうかなんで告白みてたん?」
俺らはあの後、もう暗くなった道を歩いていた
『別に…』
「教えてくれへんの?」
『……なんか、怖かったから』
「怖かった?」
『不破先輩がとられるんじゃないかな~…とか』
「…」
は、なんそれ…
「にゃはwあきなかわいすぎ」
『かわッ…!はぁ!?』
「大丈夫、俺はとられへんし、あきなの彼氏なんやから」
俺はあきなのあたまを優しく撫でた
『…ギューとか、だめ?』
「へ?」
『あ、ま、いまのなし、!』
あきなは顔真っ赤にしながら早く歩き始めた
「あー!逃げんといて!ちゃんとしてやるからー!」
『や、やだぁ!!』
コメント
3件
おっっっっほ!好きなんだが??バァァンッッッッ(台パン) ローレン化しちゃう
幸せになって...😭🫶