「聖~笑っ」
自転車で追いかけた私
「おい!香織早く来いって!」
高校卒業式まで後一週間。
同級生の美織に見られた。
…
フン!聖って二股かける…
ただいま~笑っ
「香織お帰り」
お兄ちゃん?…
女性と出迎えた。
お辞儀をした私でした。
「大輔笑っ」
「母さん…久美さんびっくりするって」
「大輔さん良いのよ笑っ」
「明るい家庭憧れてたのよ」
「お兄ちゃんおめでとう~笑っ」
赤ら顔で微笑んでた兄、彼女の広川久美さん
お父さんの仏壇に手を併せに来てくれた。
「鈴は?」
「未だよ今中学受験勉強あるから奈々子ちゃんのお家で勉強したいって」
「そうなの?」
牧原家の家族は母の美奈子と兄の大輔、私の香織、鈴
父の貴司は白血病で40歳で他界してた。
幼い鈴を抱えてた母は
母子家庭でも市に母子家庭の手続きは受けてなかった。兄が居たから。助かった。
母も未だ若いお父さんと8歳離れてた。10年経った。
「お義母さん若いうちに再婚考えてないの…」
「やだわ…久美さん笑っ」
「居るんだ?」
52歳 でも私達を育ててくれた愛する母の笑顔…
香織?
「ん?なんでもないよ笑っ」
バタバタ!ただいま~笑っすごい車…わあっお兄ちゃんお帰りなさい!
「鈴大きくなったなぁ」
「失礼よね…もう少しで中学せいよ」
「鈴の顔色良くない?」
「お姉ちゃん…」
何よ…
「耳元であれ貸して…
学校でなったよ…」
笑っ
「ちょっと待っててね」
久美さんが
鈴ちゃんこれあげる…
?…
包み紙の中に女の子の必需品が入ってた。
「ありがとうございます!笑っ」
久美さん何あげた?
「男の人は関係ない…」
赤ら顔でそっぽむいてた。
トントン、「鈴は?」
「おトイレよ」
そう
トントン!トイレをノックした
お姉ちゃん?…
お薬あるかなお腹痛いよ…
ちょっと待っててねお母さん、
お兄ちゃんの前では話せなかった。
鈴に生理痛の薬欲しいって…
カタッ!
何の音…
鈴?…
「お母さんー!鈴が倒れてる!」
「大輔~救急車呼んで!」
担架で運ばれた鈴。
体育で具合悪かったっていう
「熱っぽいなぁ」
風邪と女の子がきてた?…
女の子は敏感だな…
私が入るなら大丈夫よ。
元看護士してた広川久美さん、
え?看護士だったの。
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