※ネタバレ注意
目を開けると、そこは
5年前の世界だった
うそうそうそうそ、、
なんで?俺死んだはずじゃー、、
てか今日何日よ
母親に「今日って何年?何月何日!?」と聞くと
母が、「何言ってんのよ、もう忘れたの?今日は、1991年の2月22日よ?」
と笑いながら答えてくれた
1991年!?
しかも2月かよ
2月22日ー
この日は1996年に俺が死んだ日
誰かに後ろから撃たれ、死んだ
目が覚めたら、5年前の世界に来たんだぜ?
笑えるよ
そーいやマイキー君達元気かな
佐野道場行ってみよ
俺は直ぐに支度をし、母に「友達の家行ってくるね」と言い、急いで佐野道場へ向かった
走ってる最中に見覚えのある顔が居たので、びっくりしたが、それどころではなく、無視して走った
やっと着いたと思ったら、この日は
春千夜君の顔に傷が付く日だった
マイキーは怒りが収まらず、やってしまったらしい(前世で聞いた)
急いで止めないと!
と思い、どんどんっとドアを叩いた
中から、「はーい!」
という男の声が聞こえた、この声は多分真一郎君かな
ドアがガラッと開くと、真一郎はびっくりして、「うおっ!」
という悲鳴をあげた
そして後ろからドタドタと走る音が聞こえ、
「どーしたしんいちろー」
「刺客か?」
と、4人の子供がでてきた
「びっくりした〜」
「あ、ごめんなさい!」
俺は咄嗟に謝った
すると、真一郎は
「大丈夫大丈夫、俺が勝手にびっくりしただけだから」
と笑いながら許してくれた
やっぱり真一郎君はかっこいい!と改めて思った
「お前誰ー?」
「誰?」
「んー?誰ー?」
「誰ー?」
「あ、俺は花垣武道って言います」
「よろしく」
「よろしく」
「なんか気に入った!今日からお前たけみっちな」
おおぅ、、マイキー君は思考が変わっていらっしゃらない
そこがいいと思うけど☆
「とりあえず武道、家入れ」
「え、ありがとうございます!」
俺は佐野家お邪魔することにした
「武道ー!遊ぼーぜ!」
「俺が遊ぶのー!」
俺は戸惑いながらも、マイキー君たちの後に着く
さて、マイキー君の暴走を止めますか!
と、歩いていると、マイキー君がこちらへやってきた
「ねぇたけみっち!コレ見てよ」
と、言われたので見てみると、これは千咒が壊した、飛行機のプラモデルだった
「かっこいいね!」
「だろ?これは俺の大事な宝物なんだ!」
無邪気に笑う君を見て涙が溢れそうになった
未来でもこうして笑って欲しい、そう願う
「うわぁ!かっけぇ!」
と千咒が言い出した
「だろぉ!」
と自慢げに声を上げる
はっ!これを阻止しなければいけないんだった
とりあえず外に遊びに行かせるか
「ねぇねぇ万次郎君」
「んー?どうした、たけみっち」
「外に遊びに行かない?みんなで」
「行こ!」
「じゃあ俺みんなに言ってくる!」
おーいみんなー!と、言いながら走る万次郎
俺は急に胸が苦しくなり、膝から崩れ落ちる
「うぐっ!?」心臓の音が激しい
痛い、苦しい、助けて、、
泣きそうになりながらも必死に耐える
すると、真一郎君が、「どーした?武道」と言い横から覗いてきたのだった
俺はびっくりして、肩が飛び上がった
「い、いえ!なんでもないですよ」
俺は立ち上がり、万次郎達の方へと走った
真一郎君を置いて
胸が痛い、なんで、どうして、
心拍数がどんどん上がってゆく
でも、でも!みんなを助けないと、、
数分後ー
痛みは、マシになってきた
外で、皆と歩きながら、ちょっとだけ痛む所を押さえる
公園に着いた頃にはもう痛みは完全に治まっていた
ほっとしながらみんなと遊ぶ
楽しいな、楽しいな
今日ほど楽しいことは無いだろう
俺たちは精一杯遊び
最後にドッジボールをすることになった
俺と万次郎が同じチームで、
春千夜君と、場地君がチーム
千咒は、外で見ているだけ
やりたかったー!と怒る千咒
万次郎は、「これは男同士の対決だ!」
と言い、早速始めようとする
千咒は渋々、1人でボール遊びをし始めた
ドッジボールを続けていると、千咒の遊んでいたボールが、道路の方へ、行ってしまった
千咒が取りに行き、しゃがんだ瞬間
「ブッブー!!」もいう大きな音が響いた
千咒が危ない!!
俺はすぐさま走り、千咒を突き飛ばした
そのまま俺は「グチャ」と、トラックに轢かれた
万次郎達も駆け寄り、千咒は、ガクガクと震えながら、「あ、た、たけ、、みち、、?」
その後に、真一郎が駆け寄り、すぐさま救急車を呼んだ
病院に着く頃にはもう遅かった
そしてそのまま俺は亡くなった
葬式の日
俺の母さんが「う、、うぅ、なんでこんなに早くに死んでしまったの、、?」
「どうして私たちより早く死んでしまったのよぉぉぉ!!」
と泣き叫び、父が母の背中をさする
葬儀には、真一郎達も出席し、みんな泣いていた
初めて会ったばっかりなのに、皆泣いていた
千咒は、「ごめんねごめんね、、」
と言い白い肌の俺に言う
真一郎は謝りながら、泣いていた
親は「大丈夫だよ、もし、私達が許さなければ、武道は怒るだろう?悪いのは君達では無い、みんな悪くないよ」と言いながら許していた
俺は轢かれた瞬間、走馬灯の様に、色々な記憶が甦ってきた
色々、、色々ね
ギュッと固く目を瞑って、轢かれるのを覚悟すると、急に明るくなった
なんでだろうと思い、目を開けると、中学校だった
びっくりして、叫ぶと先生に怒られた
夢か、びっくりするほど、リアルだったな
そう思い、講中の仲間と一緒に遊びに行く
ご視聴ありがとうございます
続きます
この物語は、武道が死んで、また生きてを繰り返す物語です
100日目になるとどうなるのか気になりませんか?
それはお楽しみです
ではまた
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好きぃぃぃぃ⤴︎︎⤴︎︎