入学式が終わり、授業が始まる_
どうやら俺は、あいつの隣の席らしい。名前は、「石川こころ」という。 真面目な奴だと勝手に思っていたが、意外と不真面目で、ノートに落書きしたり,窓の外を見ていたりしている。
高校初日ということで、席が隣の人と仲良くするという俺にとっては好都合な授業があった。 その授業のお陰で、大分彼女を知ることが出来た。
運動が出来ることや,音楽が好きな事。よく考えれば、彼女は前からヘッドホンをかけていた。音楽が好きなのも納得だ。 クラスメイトということで、俺は彼女に連絡先を聞いた。彼女は潔くOKしてくれ、無事連絡先を交換出来た。
学校が終わり、放課後_
授業が終わるチャイムと同時に俺は、体育館へ向かった。ネットを立てて、サーブ練をしていると、体育館のドアが開き、オレンジ髪の奴が俺を指さした。
???「な、なんで居る!!!」
影『いてっ…』
サーブを打とうとしていたボールに頭をぶつけた。
影『!お前、去年の…。名前は知らない』
日「お、俺の名前は日向翔陽だ!!1回戦で負かせたチームの事なんか覚えてないかも知んないけどな」
影『お前の事はよく覚えてる。』
日「!!」
影『(ズバ抜けた反射,バネ,スピードを持ってた。にも関わらず、能力を全然生かせていない)』
日「や、やんのか!!」
影『クソ下手くそな奴!』
などとやり取りをしていると、色々あり、キャプテンの注意をシカトし,勝手に勝負始めた挙句、教頭のズラを吹っ飛ばした。そのせいで、絶賛今部活に参加させて貰えていない状況だ。
影『俺達2人で2対2の勝負を挑んで、勝ったら入れてもらう。一緒に戦えば嫌でも仲間っぽく見えるだろ。手っ取り早い…』
日「先輩相手にかよ。負けたらどうすんだ。」
影『負けねぇよ。俺が居る。』
・ ・ ・
影日『「キャプテン!勝負させて下さい!」』
日「俺達対先輩達とで!」
影日『「せーの…」』
影日『「ちゃんと協力して戦えるって証明します!」』
菅「せーのって聞こえたんだけど笑」
田「でも俺、こういう奴ら嫌いじゃ無いっすよ!笑」
澤「負けたら?…」
影『どんなペナルティでも受けます!』
澤「ふーん… 丁度いいよ。お前らの他に2人、1年が入る予定なんだ。そいつらと3対3で試合やって貰おうか。」
影日『「!!」』
澤「毎年新入部員が入ってすぐ、雰囲気見る為にやってるゲームだ。」
・ ・ ・
ゲーム内容は、こうだ。
3対3で俺達の方に2年の田中さんと日向が入り、相手は他の1年2人と澤村さん。俺が負けたら、3年生の部活引退まで、俺にセッターをやらせてくれないという条件だ。
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