コメント
1件
初コメ失礼します() もうめちゃめちゃに好みでフォローも失礼しちゃいました、… cpが好みなのも、主様の文才が天才なのも相まってガチ神ってます()
「セラってさあ、恋愛とか興味ないの?」Room4Sの事務所内にてソファに浅く腰を掛けている奏斗が、セラフにそう問いかける。「なになに、藪から棒に。」「いいから早く、どうなの?」念を押すように顔を近付ける。「近いって。・・・まあ正直言うとね、あんま興味ないかも。」顔を逸らしそう答える。「ふーーん・・・」「何、文句でもある?」こちらを凝視する奏斗。「いや別に?じゃあ初恋の相手僕とかどうよ、きっといい経験になるよ!」口を開いたかと思えば、僕のことを好きになれと言っているように聞こえる。少し驚いたが、表情を一切変えずいつもの調子で返す。「えーー、奏斗を?どうだろ、仲間だからな〜。」「・・・そっかあ。でもセラさ、分かってるんでしょ?」分かってるんでしょと、まるでこっちが分かってないフリをしてると言わんばかりだ。「・・・もー何回目だと思ってんのさ、流石に分かるよ。」「まあそうだろうね。で、返事は?」「それも分かってるでしょ、ノーコメントで。」奏斗がセラフにこのような提案をするのはこれが初めてではなく、過去に何回かあるのだ。「ねーセラ、因みに好きになってくれたりは・・・「しない」「わー即答・・・」「俺は誰かのものになんてならないからね、少なくとも今はこれでいい。」しくしく、と泣き真似をする奏斗を尻目にソファから立ち上がる。「アレ、どっか行っちゃうの?もうちょっと話そうよ。」「実質人をフッたばっかなんだよね、俺。流石にそこまで図太くないよ。」「そのフラれた相手は話したいって言ってるけど?」「そうみたいだね、でも俺はお暇させていただきまーす。」ひら、とコートを翻し事務所から去るセラフ。「・・・誰のものにもならない、かあ。」一人取り残され、静まり返った事務所でそう呟く。「分かってるクセに。中々酷だよね〜。」手を組んで、伸びをして一息つく。自分が愛されてると分かっているからこそ、あのような受け答えをする彼のことをより一層好きになっていく。「・・・ホント、
可愛さ余って憎さ百倍!」