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10話 start
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(蒼葉)
「……..」
あ〜あ、あれから10年も経ったんだな。
俺も27歳か….
今日は、俺の27歳の誕生日。
(蒼葉)
「はあ、懐かしいな」
(穂乃果)
「蒼葉、どうしたの〜?」
(蒼葉)
「何もねえ。」
(穂乃果)
「なぁに、隠し事かね?」
(蒼葉)
「お前には関係ねぇ。」
(穂乃果)
「ばかねぇ、貴方の関係ないは関係しかないの!」
(蒼葉)
「うるせぇよ….」
穂乃果も、もうちょいで27か、
(蒼葉)
「…あれっ、お前指輪は?」
(穂乃果)
「あぁ、指輪…?今日は拓也が死んじゃった日でしょ?だから拓也の指輪と一緒に置いてあるの。」
(蒼葉)
「付けといた方がよかったんじゃねぇの?」
(穂乃果)
「ん〜、なんていうんだろ…拓也と一緒にいれるみたいで、なんかいいじゃん?」
(蒼葉)
「…死んだ時、一緒にいれなかったんだもんな、」
(穂乃果)
「もぉ、急に暗い話に変えようとするじゃん、」
(蒼葉)
「すまんって、」
(穂乃果)
「でも、悲しいよね〜…交通事故で死ぬなんて、」
(蒼葉)
「誰だっけ?"天ヶ瀬海斗"だっけな、拓也轢いたの。」
(穂乃果)
「よく覚えてるね、ホント許せないよ…」
(蒼葉)
「おっさん、だったよな、」
(穂乃果)
「うん、40代後半だってさ、…」
(蒼葉)
「….あ〜、まじでだるい、拓也が恋しい、」
(穂乃果)
「何恋人のようなこと言ってんの…」(苦笑
(蒼葉)
「ほんとに無理、あのおっさん次会ったらぶっ飛ばしてやる…」
(穂乃果)
「私もそうしたいくらいだよ、」
(蒼葉)
「….あっ、拓也の墓参り行かないと」
(穂乃果)
「あ〜、私仕事あるから、夕方頃しかいけないかも…」
(蒼葉)
「ん、じゃあ俺行ってくるわ」
(穂乃果)
「うん、行ってらっしゃい」
(蒼葉)
「….この道、久しぶりだな、」
門山高校の道か、今じゃあそこは潰れて墓だけどな…w
門山高校、なんて…正直あんま覚えてねぇよw
(蒼葉)
「……」
墓の前で、拓也の名前の所へ行く。
(蒼葉)
「ここだな、」
"一之瀬 拓也"
そう書いてある墓の前まで行く
(蒼葉)
「久しぶりだな、拓也…。」
そのまま俺は、拓也に話すかのように話し続けた
(蒼葉)
「俺さ、今は会社の社長やっててさ、有名な所ではないけど、お前の嫁と一緒のところについてんだよ…穂乃果は元気だから気にすんなよ、お前のところに言ったら、思いっきり飛びついてやれよ。きっと穂乃果も喜ぶ。
お前が死んで5年は経つけど、俺、お前が居なくても生きていけてるからさ…お前も安心しろよ。」
(蒼葉)
「….」(ちら
何気なく隣の墓を見た
そしたら、少し見たことがある名前の墓があった
(蒼葉)
「…."天ヶ瀬 零次"…、?」
誰だっけ、何か、大切な人な気がするけど….
(蒼葉)
「…零次、零次….」
(零次)
「蒼葉っ!!」
(蒼葉)
「っ、!?」(ちら
…あれ、俺何やってんだ、
大事な人の事、今忘れてたのか、?
零次….、
(蒼葉)
「…..いる訳ないのに、」
(零次)
「誰が居ないって?」
(蒼葉)
「…、!?」
(零次)
「…久しぶり。思ったより早く会えたね」
(蒼葉)
「….零次…、?」
嘘だ、嘘だ…..
嘘なのに…嘘じゃない、
これは、現実、?だって、
零次は….もう…
(蒼葉)
「なんで、幽霊なはず….、外には出られないはず…というか、成仏したはず…」
(零次)
「もぉ、手紙に書いておいたでしょ?」
(蒼葉)
「え、?」
(零次)
「やっと会えたね、次はもう、どこにも行かない」
(蒼葉)
「…ほんと、?」
(零次)
「うん、ほんとだよ」
(蒼葉)
「….っ、零次っ….」(泣(ぎゅ
(零次)
「ほんとにごめんね、会えてよかった…..。」
(蒼葉)
「もう….どこにも行かないで….」(ぎゅ
(零次)
「…勿論だよ、蒼葉。」
ぎゅっと抱きしめる
一生会えないと思ってた、もう忘れかけてた
正直、最近拓也のことしか頭に入ってなくて、全然覚えてなかった。
でも、本当に会えてよかった…。
(零次)
「…もうこの墓は要らないね、」(零次の墓を見る
(蒼葉)
「…そうだね」
(零次)
「天ヶ瀬海斗に変えようかな….」
(蒼葉)
「天ヶ瀬海斗、?って、死んだの…?」
(零次)
「…うん、もうすっかり死んじゃったらしい」
(蒼葉)
「なんだよ、拓也を轢いた張本人なのに…次会ったらぶっ飛ばしてやるつもりだったんだぞ、」
(零次)
「うん、天国に行ったらそれほどの罰を与えないとね」
(蒼葉)
「しかし、零次と同じ苗字なんて…零次が可哀想…!」
(零次)
「….そうだね、本当に最悪な日々だったよ、あんなやつ生まれてこなきゃよかった」
(蒼葉)
「言い過ぎwまあ、それ程あいつのした罪は重いっ、」
(零次)
「うん、協力なら殺す以外の方法にしてほしいよね」
(蒼葉)
「…?どういうこと?」
(零次)
「いや、何も無いよ」
(蒼葉)
「そっか、?…あ、そういやなんだけど..」
(零次)
「うん?」
(蒼葉)
「俺さ、ほんとに零次と会えてよかった!出来ればなんだけど、俺と付き合って欲しい! 」
(零次)
「っ、!?ほんと、?」
(蒼葉)
「おう!勿論!」
(零次)
「…ストレートに言い過ぎだよ….、でも返事は、勿論OKだよ….。」
(蒼葉)
「ほんとか、!?やった…!!!!やっぱり俺ら両思いってやつか!?」
(零次)
「そうだったみたいだね、」
(蒼葉)
「嬉しい、!!記念にご飯でも食べに行かね、!?」
(零次)
「ふふ、いいよ。蒼葉のおすすめ、また教えてよ!」
(蒼葉)
「….勿論だ、!!!」
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(拓也)
『….これで振られたら俺がどうにかしてやる、なんて…俺が死ぬ必要無かったじゃん、』
(海斗)
「……」
(拓也)
『海斗さんもごめん、俺のせいで死んじまったんだもんな、』
(海斗)
「気にするな、これは今までの俺への罰だ」
(拓也)
『何したんすか…w零次くんに虐待でもしたんすか〜?』
(海斗)
「…門山高校での殺人事件の犯人は俺だ、だけど、元から零次以外殺す予定はなかった」
(拓也)
『喧嘩でもしました〜?ダメっすよ?親子喧嘩は、』
(海斗)
「…そうだな、元からあいつとは仲良くなかったからな、」
(拓也)
『….来世では、大事に育ててあげてくださいよ、もう零次くんの日々を最悪に染めるのはダメっすよ』
(海斗)
「あぁ、たったの27歳に言われる事じゃないな、すまなかった…..」
(拓也)
『いいんすよ、俺も貴方に殺して欲しかった…..貴方なら容赦なく殺してくれるから』
(海斗)
「…なぜお前は、あの二人が付き合うと分かっていながら、俺に殺人を頼んだ」
(拓也)
『…何言ってんすか、あの二人が付き合うなんて思ってません、』
(海斗)
「、そうか…」
….もし、あの二人が付き合ってなかったら、俺は死んであいつらを支えてあげようと、幽霊の恋のキューピットになる予定だった
だけど、アイツらは俺が居なくても付き合った。
俺が死ぬ意味はなかった。
だから、せめてアイツらの夢の中にでも入った教えてやろうと思った
海斗は、ただの良い奴だ、零次を守りたかっただけの人、ってことを……
次に会う日は何時だろうな、蒼葉
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見て下さりありがとうございました!
色々謎に包まれる最終回でしたね、((
まあ色々想像して、「なるほど、そういうことか…」って感じになってくれると嬉しいです、!!!
海斗は、零次を守りたかった….
どういう意味なのでしょう!?
果たして、海斗と零次はほんとに家族なのか!?
最後の拓也と海斗の会話は、!?!?
想像力を働かせましょう☆
それでは、ありがとうございました!!
これでほんとに最終回で、続きはありません!!!
それでは、さようならぁぁ!!!!
トップ20位位の中に入ってたらいいな、、
完, 「幽霊と俺は秘密の関係」
コメント
3件
すごく面白かったです!
この作品に正解はありません。 私もあまり分かってません、 ただ、想像を働かせて、どういう完結方法なのだろう、と考えて見て欲しいです。 何故こうなったのかをよく考え見てみてください、色んな考え方をして、自己完結してもらっても大丈夫です。もう一度言います、この作品に正解はありません。