・🃏🧻( vanzali )
・ノリでかいた
独り 、月明かりに照らされながら星空を眺める 。
きらきらと星は輝いて 、私は星座を見つけたり 、自分で星座を作ってみたりといつもするひとり遊び … みたいなものをする 。
… いつもやるってのは嘘かも 。
「 … あ 、流れ星 。」
一瞬で流れていった星 。… 星では無くて石だけど 。
やっぱり大人になっても流れ星を見つけられるのは嬉しいな ~ 。
流れ星を見つけてウキウキしながらまた星座を探していると首周りに暖かい腕が絡み 、ずしりと体重が掛かってくる 。
「 おかえり 、べんた 。」
「 … ただいま 。」
なにやら元気のない彼は私の肩に顔を埋めて一向に顔を見せてくれる気配はない 。
「 何かあった?」
そう優しく問えばふるふると顔を左右に振る 。
言ってくれなきゃ何もわかんないよ 、なんて言いながら頭を撫でる 。
暫く経てば撫でていた私の手を掴んで離す 。
「 ザリが … 、どっか行っちゃったのかと思ったんだ 。」
俯いて 、悲しそうな顔でそういう彼 。
なんて可愛いのだろうか 。
そんなことで凹んでいたなんて 。
本当に可愛い 。
彼の方を向いて優しく抱きしめて謝る 。
「 ごめんね 」と 。
「 ぅ … 、お 、俺は子供じゃない …!」
「 私から見たら今の君は子供だよ 。」
頬を赤く染めて私の腕から解かれようとするも本当は嬉しいのか力を入れ本気で離れようとしない 、ということはそういう事だろう 。
ベンタの頬に手を添えて彼の唇にキスを残す 。
寒い冬 、当たり前のように唇は乾燥している 。
もちろんきっと私もそうだろう 。
「 ねえ 、ベンタ?」
「 どうした 。」
腕を解き 、彼を解放した後 、彼の名前を呼ぶ 。
「 私 、体冷えちゃった 。ベンタで暖めて?」
首をこてん 、と傾けてとびっきりの甘い声で言う 。
すると彼は大きいため息をして自分の頭を抱えだす 。
「だめ?」と地面を向いた彼の顔を覗き込めば真っ赤に染まった彼の顔が 。
「 ははっ 、べんた可愛い 。」
そう言えば彼は我慢の限界なのか私を持ち上げる 。
ベンタの首に手を回して 、彼の頬に擦り寄れば彼の体温を間近に感じられる 。
ちゅ 、と音をたてて頬にキスを残す 。
「 あったかいね 、べんた 。」
彼の暖かい首に顔を埋めて 、そう言った 。
私の顔が熱く感じるのは何故なのだろうか 。
enひーろーに狂いました
ざりはいいぞ 。
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