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『この世界は、不幸で成り立つのか?』
彼女は、優しい人間”だった”
学校では、皆に分け隔てなく接し
先生の言う事、校則、友人の中にある規則全て守ってみせていた…勉強も優秀程ではないが
少し頭が良い方で…運動は、クラスで下から数えた方が早く学年では、真ん中より下くらいだった
彼女は、基本的に女友達と関わり男とはあまり関わらなかった…あの時期は、不幸にならない為には、それが1番だった…彼女は、目立とうとしなくとも、クラスメイトからの信頼と先生からの信用で学級委員を両手で数えられるくらいやっていた。私は、少し彼女が羨ましかったんだ…子供ながらではの考えなのか、私が愚かだったのか
彼女を避けて生きていた…私は、彼女を昔から知っている。幼稚園から現在中学2年までずっと一緒だからだ…たが、彼女と最後に話したのは
卒園式の別れの言葉だけだった。『さよなら』
その言葉に、どんな感情があって、何を意味して伝えたかったのか、未だに分からないでいた
小学校では、彼女は少し大人びくように変わった
最初は、ほんの少し興味が湧いたが直ぐに冷めた彼女の家族関係を知っているからだ。彼女の家族は、4人兄姉妹弟の姉だったから。きっと親になにか言われたんだろう…なんて、休み時間に勝手に説明して、何してんだろ…私
ー20× ×年ー彼女が突如変わった日でした。
いつも通りの彼女とみんなには見えているのだろうか、誰も彼も気にしていない様子だった。
でも分かる。あれは彼女のhelpサインだ
いつもなら、手を後ろにしないのに、後ろに回し何度も親指…手のひらを強く握っていた
だが、気づいたところで私には何もできなかった
声をかける勇気も…何の言葉を言うのかも分からないまま今日が終わった。 翌日もその翌日も彼女は、helpサインをずっと出していた…友情関係では、なさそうだった きっと兄妹弟と喧嘩したのだろうか?否、違う その場合は、手を後ろにはしない。 だが、それよりも驚いた事が1つあった。
彼女の友人・親友・先生でさえ、誰1人彼女の異変に気づいていなかった!!…そこに私は、少し怒りが沸いたような気持ちがした。
ー20××年ー
あれから、1年…私は彼女に手を差し伸べる事なく…卒業式を迎えた。彼女は、いつにも増して暗い顔をしていた。友人は、それに気づかないようで。『寂しい』、『また会おうね』と話しかけていた。だが、誰1人『サヨナラ』は、言わなかった
卒業式が終わり、みんなで打ち上げに行く約束をしていたようで彼女も当然行くのだろうと勝手にそう思い込んでいたが、ふとした時に彼女は、いなくなっていた…私は、勇気を振り絞り彼女の友人に声をかけた。すると、彼女の友人は私に小さな花束をくれた。私は、急いで彼女の家に向かった。だが、時既に遅く…彼女は、海に身を投げたようだ。彼女から(間接的に)もらった花束を見た。私は、きっとこの先一生後悔するのだろう
あぁ、世界よ…神よ
『この世界は、不幸で成り立つのか?』
紫苑 君を忘れない さよう なら
都忘れ しばしの別れ
ハナニラ 悲しい別れ
マリーゴールド 別れの悲しみ
友禅菊 さようなら私の恋よ
おまけ?
ー20××年ー
あれから10年の年月が過ぎ私は、彼女の墓へ足を運ばせている。あの日、彼女の友人や先生は
彼女の状態を本当に知らなかったようで皆泣いていた。私も泣きそうになったが。私だけは、絶対に泣いてはいけないと。紅い唇を噛み締めた
彼女の墓は、木の日陰にあり。まるで心を隠していた彼女のような…なんて、墓の前でそんな最低な事を考えては、ダメだ。私は、1輪の竜胆を添え。手を合わせ…目を閉じた
瞼の裏の光景が脳いっぱいに映し出された
そこには、かつて幼かった私達がいた
『待ってよ〜!!!(笑)』
『やだぁ!!(笑)』
『待ってって、うわッ?!?!』
『、!大丈夫?!?!』
『うッ…うぅッ…痛いよぉ!!((泣』
『大丈夫…大丈夫だよ!』
『うぅッ…((ズビッ』
『ふふ、いい子!貴方は、いい子ね(笑)』
『えへへ、(笑)』
『ねぇ、あっちの花畑行こ!きっと、綺麗だよ!!』
『うん!! 』
『ねぇ、これあげる!はなのおうかん!』
『はなのおうかん??』
『うん!!どこに行ってもーーの事は、私が守るから!!』
『じゃあ、私も、ーーーちゃんの事守る!!!』
『ふふ、じゃあ、大人になってもずっと一緒ね』
『うん!ずっと一緒!!!』
あぁ、なぜ忘れていたんだろ…昔の私達はちゃんと話し合っていたじゃないか、『守る』なんて口約束でしかないと思ってた…けど、彼女はちゃんと守ってくれてた。役目を放棄していた私なんなより、ずっと…ずっとッ…いい子じゃないかッ…
竜胆 悲哀の愛