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⚠️忍たま媚薬
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かちゃかちゃと乾いた金属音が、物置小屋に響く。
四年ろ組、浜守一郎は物置の武器の数を確認していた。
守一郎「56…57…58…」
1つ1つを慎重に、見違えないように数えている。
60に差し掛かるその時、用具委員会委員長の食満留三郎が守一郎を呼んだ。
留三郎「守一郎!茶を飲むか?」
守一郎「えっ…!?お茶?」
留三郎「珍しいものだと聞いている。俺もさっき飲んでみたが、少し甘かったぞ。守一郎も飲んでみるか?」
守一郎「あ…では是非!」
片足をあげ、立ち上がった守一郎は留三郎に続く。
守一郎「へ〜…これが…」
留三郎「飲んでみろ」
守一郎「はっはい!」
ゴクッ、ゴクッと喉の音を鳴らし、湯のみ1杯のお茶を飲み干す。
守一郎「んっ…!甘くないですか?」
留三郎「珍しいからな…俺も、甘いなとは思ったが」
守一郎「ですよね……それでは、失礼します」
用を済ませ、守一郎は物置小屋に戻る。
守一郎「えーっと、何処まで数えたっけ…」
武器の数を確認している途中だった守一郎は、目線を空へ向けながら考えていた。
物置の入口を曲がり、武器の前まできた守一郎は腰をおろす。
腰をおろした時、ドクッと視界が揺らいだ。
守一郎「んっ?!なんだ…?…そういえば体が少し暑いような…」
体に多少の違和感を覚えた守一郎だったが、気のせいかと片付け、作業を続ける。
守一郎「ふー終わった!」
作業が丁度終わったタイミングで、留三郎がひょこっと顔を出した。
留三郎「終わったか、守一郎」
守一郎「えぇ!終わりました!」
顔を見た守一郎は、留三郎の頬が赤い事に気づき、首を傾げ尋ねた。
守一郎「食満先輩、頬が赤いですよ?風邪ですか?」
留三郎「! あぁ、どうやら…さっきから体も暑いんだ…」
守一郎「奇遇ですね!僕もです」
返事がない事を不思議に思った守一郎は留三郎を尋ねる。
守一郎「食満先輩?」
留三郎「すまんっ守一郎…」
守一郎には聞こえなかった。もう一度聞き返そうとした時、両肩をがしっと掴まれ、そのまま押し倒されてしまった。その反動で、ヒュっとか細い声が出る。
守一郎「食満先輩っ…」
留三郎「…すまんっ、守一郎…もう、身体の制御が効かない…」
はぁはぁと息を漏らしながらも、肩を掴む両手の力は弱くならなかった。
守一郎「制御っ…なっなにを」
「なにを言っているんですか」。そう聞き返す前に、留三郎は守一郎に口付けをする。
守一郎「んぅ…?!/// んっ///」
舌と舌が絡み合うほど濃厚な口付けを交わす。
チュ クチュ と生音を立てる。
守一郎「んぅぅ!?///んっ…/// ぷはっ、!」
長すぎた口付けに言葉を失う。
留三郎「ふぅっ…」
留三郎は満足したような、それでも何処か足りないような顔を見せ、もう一度顔を近づける。
今度は少し違う。口付けをすると同時に、2人の身体との間の隙間がなくなった。
守一郎「んぐぅ…?!///」
守一郎(はっ…身体っ当たってる……)
留三郎「んっ…」
チュ クチュ と音を立て、先程より長く口付けを交わす。
守一郎「あっ/// んぅ…/// 」
留三郎は守一郎の首に噛み跡を付け、やっと落ち着いた。守一郎の瞳には涙が溜まっていた。
end
劣化しすぎて爆発しそうです