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コメント
6件
投稿お疲れ様です! 凄すぎます…本当にありがとうございます😭 エクスデスさんも優しいし、ゾディアークさんの苦しい気持ちも分かる最高のストーリーでした!! お時間をかけて作って頂き本当にありがとうございました😭
小説を作る神様ですか…?😳(みんな神様)いつも見させてもらってます‼️フォロ失です!
大変遅れてしまいました。本当にごめんなさい🙇またまたリクエストをいただきました!!本当に感謝しかないです😭ちびちゃんさん、ありがとうございます!!
「なーおっさん。」
「おっさんと言うな。何だ?」
「お前、ゾディアークと人間時代関わりがあったんだろ?教えてくれよ。」
「何故お前に教えないといけないのだ。」
「別にいいじゃねえかよー。減るもんじゃないし。」
「・・・分かった。だが、この話はゾディアークには絶対に話すなよ。 最悪私は ボソ」
「ん?まー分かったよ。」
私は人間の頃、検事の仕事についており、多くの悪人を裁いてきた。私たち六神はそれぞれが強い感情を持っている。私の場合は喜びだ。確かに、私は悪人を裁くことに、いつも喜びを感じていた。あの方に六神の一人にしていただいてから、この感情が今も昔も私にとって必要不可欠なものだと思っている。
私からあの世界に不満があり、あのお方に六神にしていただいたのだが、人間時代の事について私には一つ後悔していることがある。
それは、とある一家が殺された事件についてだ。
これは、一人の青年の両親が殺害された事件だ。犯人は強盗目的で家に侵入し、鉢合わせたところをナイフで何回も刺したらしい。惨殺だ。犯人が逃走し、青年が第一発見者として通報が入った。すぐに犯人が捕まり、警察署へ連行された。
「・・・被告人を、無罪とする。」
あの時見た青年の光ない目、絶望した表情は今でも忘れない。この裁判が終わった後、私は青年に声を掛けられた。
「何で無罪なんですか。」
今にも倒れるのではないかというほど、力ない声。
「すまない。これは」
「おい照!集合だ。早く来い。」
「あ、はい。ごめんな。」
「・・・許さない。」
この事件は、本当に後悔している。助けられたはずの青年自身を、希望を、私も奪ってしまったのだ。
「その青年が、ゾディアークだ。」
「なるほどな。そこからアイツは犯罪犯してんのか。」
「ああ、多分そうだ。この話をするのは、バハムート以外初めてだな。」
「え?」
「! 避けろ!エクスデス!」
「あ、ゾディアーク・・・。」
「やはりお前があの時の裁判官だな?許さない。あの時の恨み、ここで晴らす。」
「やめろゾディアーク!そんなことしたら、俺たちは消されるんだぞ!?」
「今更そんなことどうでもいい。消えるなら、ここでエクスデスを消してから消えてやる。」
「カオス、下がっていろ。」
「は?何言ってんだよ!」
「これは私の責任でもある。私は今度こそ、最後まで戦いぬく。」
「お前もかよ!・・・クソ、待ってろよ!」シュン
「随分と潔いじゃないか?」
「そんなつもりはない。私はお前と話がしたい。」
「時間稼ぎでもするつもりか?そんなことするわけがない。エクスデス、覚悟しろよ?」
「クソッ!あまりあの方に話すわけにもいかないし、どうしたら良いんだよ!」
「おいカオス。何をしてるんだ?」
「バハムート!大変なんだよ!ゾディアークがエクスデスの過去を聞いちまって!」
「な、!ゾディアークに話したのか!?」
「なんか後ろで聞いてたみたいで・・・!やべぇよ!エクスデスが消えちまう!」
「早く案内しろ!間に合わせてみせる。」
「どうしてあの時、アイツは無罪だったんだ!?私の家族を殺しておいて、のうのうとお気楽に過ごしていたんだぞ!」
「っ、すまなかった。だが、私だって本当は有罪にしてやりたかった!」
「それを行動に移さなかったのは誰だ?お前だろ!私をそんなに絶望させたかったのか!?」
「違う!違うんだ・・・!」
「言い返せてないじゃないか・・・!だが、ここでお前を消せればそれで十分だ。」
違うんだ、ゾディアーク。私は本当にお前を助けたかったんだ。でも、あの時の私は周りと同じで、権力に逆らえなかった。私が臆病でなかったら、お前を少しでも助けてやれた。一番分かっているんだ。
「森羅万象。」
「ぐあ”っ、!」
「これでとどめだ。あの世でもっと後悔しろ。」
「生者必滅」
ああ、最後までゾディアークを助けることができなかった。六神になってあの青年だと気づいた時から、絶対に救ってみせると決めたのに。私は結局、後悔を残しながら消滅するんだな。ゾディアーク、ごめん。
「「 !? 」」
「・・・何故邪魔をする、バハムート。」
「バハムート、どうして。」
「ゾディアーク、お前はエクスデスの努力を何も分かっていない。それなのに、責めるのは違くないか?」
「・・・なんだと?」
裁判の一週間前
「どうしてアイツは無罪なんですか!?強盗の他にも不法侵入、殺人まで犯しているのに!」
「落ち着け照。確かに私だって認めたくない。でも、これは上からの命令だ。」
「あり得ないです!こんなに証拠が揃っているのに。これではあの青年が救われません!おかしいです!」
「悪いが決定事項だ。諦めろ。」
「そんな、!」
「絶対に諦めない。あの青年の未来を潰したくない。私が絶望の淵から救ってやる。」
「そこからエクスデスは、一週間で証拠と資料を集めれるだけ集めて、犯人の有罪を主張し続けた。」
「嘘だ、そんなこと。エクスデスは私を・・・!」
「嘘をつく理由がないだろう?全てお前の為だ。」
「あ・・・ああ、!ごめん、そんなこと知らなくて、私は自分勝手に、エクスデスを、傷つけてしまった。ごめんなさい、ごめんなさい!」
「良いんだ。私の頑張りが、ゾディアークに伝わって良かった。」
「許してくれるのか?私はまた人を傷つけたし、間違いをしたのに。」
「私だってたくさん人を傷つけたし、間違いを犯した。誰だってこんなことはある。自分だけを責めるな、ゾディアーク。」
「エクスデス・・・ありがとう(泣)」
これで私の後悔は少しだけ晴れた。だが、私の罪滅ぼしはこれからもずっと終わらない。今度は、今度こそは、ゾディアークに
要望通りでなかったらごめんなさい。なんか最後駆け足になってしまった🤦あまりエクゾディ要素がなかったかも。すみません。もっと腕あげます。
今週忙しくて投稿遅くなりました。次回から遅れないように善処します。ご視聴ありがとうございました。