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大変遅れてしまいました。本当にごめんなさい🙇またまたリクエストをいただきました!!本当に感謝しかないです😭ちびちゃんさん、ありがとうございます!!




「なーおっさん。」

「おっさんと言うな。何だ?」

「お前、ゾディアークと人間時代関わりがあったんだろ?教えてくれよ。」

「何故お前に教えないといけないのだ。」

「別にいいじゃねえかよー。減るもんじゃないし。」

「・・・分かった。だが、この話はゾディアークには絶対に話すなよ。 最悪私は ボソ」

「ん?まー分かったよ。」




私は人間の頃、検事の仕事についており、多くの悪人を裁いてきた。私たち六神はそれぞれが強い感情を持っている。私の場合は喜びだ。確かに、私は悪人を裁くことに、いつも喜びを感じていた。あの方に六神の一人にしていただいてから、この感情が今も昔も私にとって必要不可欠なものだと思っている。

私からあの世界に不満があり、あのお方に六神にしていただいたのだが、人間時代の事について私には一つ後悔していることがある。


それは、とある一家が殺された事件についてだ。

〈烏丸家殺人事件〉

これは、一人の青年の両親が殺害された事件だ。犯人は強盗目的で家に侵入し、鉢合わせたところをナイフで何回も刺したらしい。惨殺だ。犯人が逃走し、青年が第一発見者として通報が入った。すぐに犯人が捕まり、警察署へ連行された。


「・・・被告人を、無罪とする。」

あの時見た青年の光ない目、絶望した表情は今でも忘れない。この裁判が終わった後、私は青年に声を掛けられた。

「何で無罪なんですか。」

今にも倒れるのではないかというほど、力ない声。

「すまない。これは」

「おい照!集合だ。早く来い。」

「あ、はい。ごめんな。」


「・・・許さない。」


この事件は、本当に後悔している。助けられたはずの青年自身を、希望を、私も奪ってしまったのだ。




「その青年が、ゾディアークだ。」

「なるほどな。そこからアイツは犯罪犯してんのか。」

「ああ、多分そうだ。この話をするのは、バハムート以外初めてだな。」

「後悔したら全て許されるのか?」シュン

「え?」

「! 避けろ!エクスデス!」

バゴーン!!

「あ、ゾディアーク・・・。」

「やはりお前があの時の裁判官だな?許さない。あの時の恨み、ここで晴らす。」

「やめろゾディアーク!そんなことしたら、俺たちは消されるんだぞ!?」

「今更そんなことどうでもいい。消えるなら、ここでエクスデスを消してから消えてやる。」

「カオス、下がっていろ。」

「は?何言ってんだよ!」

「これは私の責任でもある。私は今度こそ、最後まで戦いぬく。」

「お前もかよ!・・・クソ、待ってろよ!」シュン


「随分と潔いじゃないか?」

「そんなつもりはない。私はお前と話がしたい。」

「時間稼ぎでもするつもりか?そんなことするわけがない。エクスデス、覚悟しろよ?」




「クソッ!あまりあの方に話すわけにもいかないし、どうしたら良いんだよ!」

「おいカオス。何をしてるんだ?」

「バハムート!大変なんだよ!ゾディアークがエクスデスの過去を聞いちまって!」

「な、!ゾディアークに話したのか!?」

「なんか後ろで聞いてたみたいで・・・!やべぇよ!エクスデスが消えちまう!」

「早く案内しろ!間に合わせてみせる。」



「どうしてあの時、アイツは無罪だったんだ!?私の家族を殺しておいて、のうのうとお気楽に過ごしていたんだぞ!」

「っ、すまなかった。だが、私だって本当は有罪にしてやりたかった!」

「それを行動に移さなかったのは誰だ?お前だろ!私をそんなに絶望させたかったのか!?」

「違う!違うんだ・・・!」

「言い返せてないじゃないか・・・!だが、ここでお前を消せればそれで十分だ。」


違うんだ、ゾディアーク。私は本当にお前を助けたかったんだ。でも、あの時の私は周りと同じで、権力に逆らえなかった。私が臆病でなかったら、お前を少しでも助けてやれた。一番分かっているんだ。


「森羅万象。」

「ぐあ”っ、!」

「これでとどめだ。あの世でもっと後悔しろ。」

「生者必滅」

ああ、最後までゾディアークを助けることができなかった。六神になってあの青年だと気づいた時から、絶対に救ってみせると決めたのに。私は結局、後悔を残しながら消滅するんだな。ゾディアーク、ごめん。

「メガフレア!」バゴーン

「「 !? 」」

「・・・何故邪魔をする、バハムート。」

「バハムート、どうして。」

「ゾディアーク、お前はエクスデスの努力を何も分かっていない。それなのに、責めるのは違くないか?」

「・・・なんだと?」


裁判の一週間前


「どうしてアイツは無罪なんですか!?強盗の他にも不法侵入、殺人まで犯しているのに!」

「落ち着け照。確かに私だって認めたくない。でも、これは上からの命令だ。」

「あり得ないです!こんなに証拠が揃っているのに。これではあの青年が救われません!おかしいです!」

「悪いが決定事項だ。諦めろ。」

「そんな、!」


「絶対に諦めない。あの青年の未来を潰したくない。私が絶望の淵から救ってやる。」


「そこからエクスデスは、一週間で証拠と資料を集めれるだけ集めて、犯人の有罪を主張し続けた。」

「嘘だ、そんなこと。エクスデスは私を・・・!」

「嘘をつく理由がないだろう?全てお前の為だ。」

「あ・・・ああ、!ごめん、そんなこと知らなくて、私は自分勝手に、エクスデスを、傷つけてしまった。ごめんなさい、ごめんなさい!」

「良いんだ。私の頑張りが、ゾディアークに伝わって良かった。」

「許してくれるのか?私はまた人を傷つけたし、間違いをしたのに。」

「私だってたくさん人を傷つけたし、間違いを犯した。誰だってこんなことはある。自分だけを責めるな、ゾディアーク。」

「エクスデス・・・ありがとう(泣)」








これで私の後悔は少しだけ晴れた。だが、私の罪滅ぼしはこれからもずっと終わらない。今度は、今度こそは、ゾディアークに

希望を届けたい。


要望通りでなかったらごめんなさい。なんか最後駆け足になってしまった🤦あまりエクゾディ要素がなかったかも。すみません。もっと腕あげます。

今週忙しくて投稿遅くなりました。次回から遅れないように善処します。ご視聴ありがとうございました。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

6

ユーザー

投稿お疲れ様です! 凄すぎます…本当にありがとうございます😭 エクスデスさんも優しいし、ゾディアークさんの苦しい気持ちも分かる最高のストーリーでした!! お時間をかけて作って頂き本当にありがとうございました😭

ユーザー

小説を作る神様ですか…?😳(みんな神様)いつも見させてもらってます‼️フォロ失です!

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