第五話
注意書きは第一話をご覧下さい。
一通り仕事内容説明が終わり____
楼棃「大体はこんな感じです」
水「なるほど……」
楼棃「ですが水さんは専属メイドですので…私たちと少し違う部分があるかもですが、その時は青様に教えて貰ってください」
水「わかりました」
楼棃「それでは、水さんは青様のお部屋に戻ってください。場所はさっき確認したのでわかりますね?」
水「はい。ありがとうございました」
コンコン
青<誰?
水「水です」
青<水か。どうぞ〜
ガチャ
水「失礼します」ペコッ
青「一通り礼儀は学んだんやな」
青「説明は終わったんか?」
水「はい。終わりました」
青「じゃあここからは……俺の専属メイドとしての仕事内容を説明するわ」
水「わかりました」
青「まず、俺と2人の時はあんま堅くならんこと」
青「タメでも全然ええし、むしろそうして欲しい」
水「……ということは青様じゃなくて、先輩の方がいいってことですか?」
青「…初めて名前で呼んだな」
水「言ったことなかったっけ…?」
青「まぁ…どっちも嫌やな」
水「じ、じゃあなんて……」
青「様じゃなくて、くんとかなんなら呼び捨てでもええで」
水「……青くん…?」
青「!」ズキュンッ♡
水「青くんでいいですか…?」
青「うん…ええで…////」←内心すんごい嬉しい
水「敬語は普段から使ってるんですけど…」
青「できる限りタメがええんやけど……ま、できる範囲でええで」
水「わかった…」
青「…」
青(可愛すぎん?)←最初から
青「じゃあ説明していくな」
青「まず、結論から言うとずっと俺に付きまとっとけばいい」
水「……え?」
青「専属やからな。普通のメイドとは違う。主人の傍にいて、手伝いするんよ」
水「な、なるほど…」
青「やから、そんな説明することも無いな。何かある時はその時言う」
青「あと、お願いやねんけど」
青「夏休みとか冬休みとかの長期休暇は仕事が多いんよ。やから住み込みでしてくれるとありがたい」
青「メイドはもともと住み込みなんやけど、水は家の事情があるからな。母さんとかに相談しといてくれ」
水「うん」
青「はいこれで説明おしまーい」
青「てことで、これからよろしくな」
水「よろしく…! 」
コンコン
父上<青。入ってもいいか?
青「どうぞ〜」
ガチャ
父上「水ちゃんもいたのか。どんなお仕事か大体わかったかい?」
水「はい!」
父上「そうか。よかったよかった」
父上「ところで、青。お前にまた招待状が届いているぞ」
青「えー……全部キャンセルで」
父上「お前なぁ……いつもそれだと流石にマズイんだぞ?1回くらい出てくれよ」
青「だってめんどいんやもん」
水「招待状…?」
父上「貴族達が集まるパーティの招待状だよ」
水「青様は行かないんですか?」
青「だって、いろんな女が寄ってくるから嫌なんやもん」
父上「女って言うなッ!女の子って言え!」
父上「まぁ、今回は水ちゃんもいるし。行ってくれよ〜1回くらい」
青「はぁ……わーった」
父上「ありがとう我が息子ッッ!!」
青「水、この日空いてるか?」
水「……はい。大丈夫です」
父上「頼んだよ水ちゃん!✨」
水「はっ、はい…!✨」
水(初めてのお仕事…!!)
コメント
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ふォォォォっ!!!続き楽しみですっ!!