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肌寒い冬の夜。
身震いするその寒さに、俺は肌をさすった。
道は街灯に照らされ明るかった。
雨上がりの街は湿気が多くベタベタする。
そんな道を歩いている俺の前に、
1人の少女がいた。
「おにいさん、呪いたい人はいる?」
⏰チリリリリリリリリリリ
凜「ん…」
俺は手を伸ばし時計を止めた。
ゆっくりと起き上がり、カーテンを開けると
ふわっと初夏の匂いがした。
深く息を吸い、吐く。
6月の雨の匂いが鼻をくすぐる。
風が心地よく、クロックスを履いて
窓を開けベランダに出る。
凜「風が気持ちいいな…」
思わずそんなことを漏らした。
さらさらとしていて気持ちいい。
そんな風だった。
凜「いっけね、朝飯」
クロックスを脱ぎ、窓を閉める。
そのまま台所に向かうと、
楓「あ、凜、おはよう」
台所には既に姉の楓(カエデ)が居て
朝ご飯を作っていた。
楓はもう制服に着替えていて、
てきぱきと卵焼きを焼いている。
凜「おはよう、姉さん」
俺はその背中に小さく答え、ソファーに座り、
天気予報を見たいのでテレビをつけた。
📺「ここで速報です。」
「昨夜、華乃大通り前で」
「男性の遺体が見つかりました。」
凜「へぇ、物騒だな」
「被害者は、兵庫県在住の」
「幹鳴 倫也(ミキナリ トモヤ)さんです。」
凜「この人も災難だな…」
そう言うと、後ろからバインダーで叩かれた。
風花「兄さん、おはよう」
妹の風花だ。
凜「痛って、叩くなよ」
風花「だって兄さん、
呼んでも反応しなかったから」
確かにそうだ。集中していたかもしれない。
凜「ごめんよ、風花」
風花「それより兄さん、服着替えてきなよ」
凜「まだいいよ…」
俺は呆れたように言うと、
風花「異論は認めん、さっさと着替えてきて!」
面倒臭いな…と思いつつ渋々立ち上がると、
楓が言った。
楓「なに、まだ着替えてなかったの?」
凜「ごめんって、着替えてきまーす…」
楓「黒パジャマが」
凜「黙りんしゃい」
俺は2階に上がり、タンスを開ける。
凜「これと…」
凜「これでいっか、あとは」
凜「これがないと落ち着かないからな」
切ったばかりの黒に紫メッシュのマッシュが
揺れている。
着替え下へ行くと、朝ごはんを食べている風花と
目が合った。
風花「兄さん、似合いすぎじゃない?」
楓「ほんとよ、このイケメンが」
そう言って楓は俺の頭をぐしゃぐしゃと撫でる。
くすぐったくて、幸せだなと思う。
ここに生まれてよかった。
切れ目に深紫の目。
髪型は黒に紫メッシュのマッシュ。
身長185cmの体重56kg。
俺の名前は、柚希 凜だ。
はい、みなさんこんにちは。
橘木琉奈です。
途中消えて最初からになりましたが
何とか出来ました!
この物語の題名は、
「ワルイコダーレダ?」
です。
ちなみに凛くんは私の好みを詰め込みました。
怪獣8号の保科さんみたいに…
まぁ、これから連載します。
見てください。
Thanks for watching!!(見てくれてありがとう!!)