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あまあま

※桃水(付き合ってる設定)

体調不良

多分BLとして見ても女体化として見ても、いけると思う。多分。






カタカタカタカタ、タンッ

桃:よしっ、今日の会議終わり~!

昼、誰もいないリビング。ソファに座り、膝にパソコンを載せて作業していた。

桃:うぅっ

明らかに体に悪そうな体勢でやっていたからか、体を伸ばすとあちこちがボキボキと音を鳴らしてる。

桃:(ちゃんと机でやればよかったんだろうけど、部屋には水がいるからな…………)

(まぁ、仕方ないでしょ)

そう思いながら、数時間前のことをふと思い出す。




桃:ふぁ~

(ねむぅ~)

朝5:50。いつもの起床時間より10分早めに起きてしまった。

桃:(二度寝するには、、ちょっと短い……………)

(……………やだけど…起きるか)

一人、静かにベッドから降りる。隣にいる水を起こさないようにして。

ガチャ

桃:(確か昨日、卵買ったよね)

階段を下りリビングに入りながら昨日あったことを頭に巡らせる。

久しぶりに昨日は水も俺も休みで、一緒に買い物に行ったのだ。

桃:(また二人で休みとれるのいつかな~)

同じ会社で働いているけど、年が違い、当然働き始めた時期も違う。

そのため、二人で一緒に休みをとれる日はものすごく限られている

桃:(まあ、一緒に住めてるだけでうれしいから、休みが取れなくても悲しくないけど)

俺にとっては、一日中一緒にいられなくても、ちょっとの時間でも一緒にいられたらうれしいのだ。

冷蔵庫に手をかけ、開く。冷気がスーッと俺にあたる。

桃:(あ、卵あるね。朝ごはん、スクランブルエッグにしよ)

へっくしゅん

(うぁ、寒っ)

現在2月上旬。まだまだ冬真っ盛りだ。

桃:(パジャマのままこっち来たら寒いに決まってるよね)

(一回、部屋に戻って着替えるか……水も起こさなきゃいけないし)

そう思って、再び階段を上がった。


ガチャ

桃:水~朝だよ~

起きていないだろう彼女に声をかける。予想通り、水はベッドの中で布団にくるまってた。

桃:水~?

近づいて声をかける。熟睡なのか、全く起きる気配はない。

―――なんか、違和感を感じる。

いつもだったら近くに行けば必ず目を覚ましてくれるのに、今日は目を覚ましてくれない。

どうしたんだろう

桃:水?起きて~?

もう一度声をかけてみる、が結果は変わらない。

桃:水?

体を軽く揺らしてみる、するとやっと目を覚ました。

水:んぅ……

桃:あ、起きた。朝だよ

水:んぅ…………

桃:頑張って起きて~?

水:ぅ………………

短い声を上げながら少しずつ瞼を開けていた。まだ眠いらしい。

桃:俺、着替えてるから

そういって俺はクローゼットに目を向けた。


桃:(よし、着替え終わり)

仕事はリモートワークだとはいえ、ちゃんとした格好はしなくてはならない。

桃:(毎日ワイシャツ着るの、ちょっと面倒だけど、社会人はこれが普通だもんね)

(ってか、それよりさっきから水がちゃんと起きた気配がしないんだけど………………)

水~寝てない~?

振り返って、ベッドの方に進むと、やっぱり思っていた通りだった。

桃:水?起きよ~そろそろ

今日はなぜか眠いのか、声をかけてもなかなか起きてくれなかった。

また体を少し揺らすと起きてくれた。

桃:ほら、起きよ~?

水:ぅ、、桃、ちゃん……………?

桃:そーですよ

水:ん……………………

やっと目を覚ましたと思ったけど、なかなか起き上がってくれない。

いつもなら、頑張って起き上がってくれるはずなのに…………なあ

桃:……………!

ここで俺は遅すぎるかもしれないが、いつもと違うところに一個気が付いた。

桃:水………体調悪い………?

明らかに、顔が赤いのだ。

桃:大丈夫…………?

水:……うぅ……

返事も遅い。

桃:ちょ、一回熱計ろう

ベッドの近くにある棚から体温計を取り出す。

桃:水、起き上がれそ?

水:…………

桃:水~?

水:………………

返事がない。寝ちゃったか?

悪いけれど体を揺すって強制的に起こさせる。

水:ん…………

桃:……水、ちょっ、体起こすね

水の体と頭に手をまわし、起き上がらせる。

水の体はほとんど力が抜けていて、支えないと倒れてしまいそうだった。

体を自分で支えられえるか聞こうと思ったけれど、水がボーッとしているのでやめた。

桃:(ちょっと、体も熱い、かな)

一部分しか触れていなかったときはよくわからなかったけど、背中あたりを触ってみると熱いのがわかる。

桃:体温計入れるね

水の体を支えながら服をめくり、体温計を挟む。体勢は結構きついが、仕方ない。

ピピピピ、ピピピピ、ピピピピ

体温計が鳴った。ゆっくりと水の体から取り出していく。水は、まだボーっとしている。

桃:(どれどれ……あー)

……桃…ちゃ、、?

近くから声がした。その声の正体は見ずともわかる。

桃:ん水、起きた?おはよ

水:……なに、…してる、の…?

桃:何って………水の熱計ってるんだよ?

水:なん、、で………………?

桃:体調、悪そうだったから?

水:……………

桃:……?おーい、水?

水:……………………

やっと起きたかと思ったのにまたボーっとしている。まあ、39度の熱があって普通にしている方がおかしいか。

とりあえず、このまま起こしているのはかわいそうだし、水の体を倒して寝かしてあげることにした。

桃:水~?

もう一度声をかけてみる、が返事はなかった。

桃:(書置き、、、しとけば大丈夫かな…とりあえず寝かしとくしかないし)

ー水へ

39度の熱があったから寝かしておいたよ。

俺、下にいるから何かあったらメールして。

すぐ行くから。

桃ー

桃:(よし、仕事道具持って下行くか)

そう思って、俺は部屋を出た。



そういえば、水から連絡は一度も来なかった。

まだ寝ているのか?

桃:(もうお昼だし…………確認がてら、見に行くか)

仕事道具を一式持って、階段を上がっていった

コンコン

桃:水、入るよ

一応声をかけてみたけれど、反応はなかった

ガチャ

桃:……………………

部屋に入ると、まだベッドの上で寝ている彼女が目に入った。

顔は変わらず赤い。

桃:水?大丈夫?

声だけでは起きないことがわかっていたから、体を優しく揺すって水を起こす。

水:ぅ………

桃:おはよ、水

水:……桃ちゃ……おは、よ………

桃:体調、どう?どっか痛いとかない?

水:………たい……ちょ…ぅ…?

頭がぼんやりとしているのか、俺が何を言っているのかわかっていないようだった。

桃:朝、体調悪そうだったから熱計ってみたら39度あったんだよ

水:そ、、なの………?

桃:そう。だから大丈夫かなーって思って

水:………だぃ…じょ………ぶ…

桃:説得力ないよw

途切れ途切れにして言っている水の言葉は説得力ゼロの塊だった。

桃:絶対、何かあるでしょ?

水:……………

答えない。答えてくれない。

でも、その代わりに目がちょっと涙目になってて、よくつむるようになっていっていた。

桃:(頭痛………かな)

熱を出すと頭が痛くなることはよくある。

多分、水もそうだろうと思い、ベッドから少し離れたところにある棚から頭痛薬を探した。

桃:(確かここら辺……………)

ガサゴソ、ガサゴソ

桃:(ん、あった)

棚から頭痛薬を取り出す。

桃:水、薬のm…

水:……ぅっ……ぁ

桃:…………水?どしたの?

水のいるベッドに近づく。すると、頭を抱えている水が見えた。

桃:水、どした?

内心めちゃくちゃ焦っていたが、刺激しないように優しく声をかける。

水:…ぅ……はぁっ……ぁ…

桃:水、聞こえてる?

水:…きぉ…え…て……ぅ……

桃:そう、、辛かったらしゃべんなくていいからね

今さっきよりも呂律が回っていない。熱も少し上がってしまったかもと思った。

桃:どした?頭痛い?

水:(………コクン)

桃:(やっぱり、ね)

俺の予想は間違っていなかったようだ。

水:……うっ………ぅぅ………ポロポロ

桃:おお💦大丈夫か💦

俺が少し考えている間にも水の頭痛はひどくなっていっていた。

桃:とりあえずさ、水、薬飲まない?

水:くす、り……………?

桃:うん、頭痛薬。ちょっと楽になると思うから

水:く、すり………やぁ……ポロポロ

桃:嫌?

水:やぁ…の……ポロポロ

桃:え、ええぇ💦飲まないと辛くなっちゃうだけだよ

水:やぁの………ポロポロ

桃:そっか…………

水は薬が嫌いだ。

苦いことよりも、薬を飲む感覚が怖いらしい。

俺が薬を飲むときも「のどに詰まりそう」と焦るくらいだ。

桃:(でも、どうにかして薬を飲ませなきゃ、、辛くなっちゃう)

現に水は目をつむり、たまに声を出しながら泣いている。

桃:(どうするかねぇ……………)

(うーん、、あ、こうしよ)

そこで俺は一個いい案を思いついた。

というか、これしか思いつかなかった。

桃:水、薬飲も?ご褒美上げるから

水:ご、ほ、、ぉび……………?

水は少し目を開けた。

桃:そ、ご褒美。水がやってほしいことやってあげるっていうご褒美、どう?薬飲まない?

水:………のむ……

桃:お、偉いw

水はご褒美が好きだ。何か子供っぽいけれど、ご褒美があると頑張れるタイプなのである。


朝の時のように水の背中と頭を支え起き上がらせる。

桃:じゃあ、はい、薬。お水もあるから

水:…………

桃:頑張って飲も?ご褒美ちゃんとあげるから

水:………………(ゴクッ)

ぷはっ、という音が聞こえた。

桃:お、水、飲めたじゃん!

水:……えぁ……い……?

桃:偉いよ!

これでもう大丈夫だと思い、そっと水を寝かす。

桃:よし、じゃあ、寝ようか

水:………………ぃ…は…

桃:?何て?

水:ご…ぉ……び……は………?

桃:ご褒美?

水:(コクン)

桃:べ、別に、今じゃなくてもいいんだよ?

水:して……ほぃ……こと………あぅ……

桃:してほしいことあるの、今?

水:(コクン)

桃:…………寝といたほうがよくない?

水の目を見ると瞼が少し重そうだ。度々、目をこすっている。

水:い、ま……が………いぃ…

桃:そう………

してほしいなら、まぁ、仕方ないか。

桃:で、何してほしいの?

水:……………

桃:水?

水:………………///

今、してほしいって言ったのに、言ってくれなければわからないじゃないか。

それにちょっと照れてるし………………あ。

俺は思いついてしまった。意地悪なことを。

桃:……してほしいことないなら、俺、下に行っちゃうよ?いいの?

水:ぁ…………

水が寝転がっているベッドの端に俺も座って、水に近づく。

そーっと、水の頬に手を触れる。

熱か照れかわからないが水の顔が赤く染まっていく。

桃:してほしいこと、ないの?

水は普段、自分から甘えない。多分、俺からちょっかいをかけているから、甘える機会が少ないんだと思う。

水は世に言う甘え下手なのだ。かわいいから別にいいんだけど。

だから、今日は詮索せず水が甘えてくるのを待ってみることにした。

水:……………///

桃:ほっぺた、真っ赤に染めてどーしたのさ。もしかして熱上がっちゃった?

そう言って俺は水のおでこに手を当てる。

水はどんどん恥ずかしがっていく。そして気づく。

水:……わざ…と…や……て……//

わざとこういうことをやっていると。

桃:ん~何?ちゃんとい言ってくれなきゃわかんないよ~

でも、今日は無視する。だって、そうしなきゃ甘えてくんない。

水:………ぁぁ///

桃:ww

水が確実にダメージを受けていく。かわいいなぁ。

でも、そろそろ俺も待てないからね。

桃:ほら、言わないんだったら、寝よ?頭痛いの、ひどくなっちゃうから。

水:…………っ

桃:それとも、、何かあるの?

ラストチャンスを水にあげた。水もそれをわかってるらしい。

うぅ…………、と恥ずかしそうに声を上げて、ついに言った。


桃:別にこんなこと、恥ずかしがって言う必要ないじゃん。いつもやってんだしw

水:うぅ……………///

桃:……でも、恥ずかしいんだ。かわいいねぇ

水:…かぁ…ぃく……な…

桃:はいはい、かわいいね。呂律回ってないよ

水:……………///

俺は今、水の体に腕を回し、水と向かい合わせになっている。

そう、水がご褒美としてほしかったのは、ハグだ。イチャイチャ付きの。

多分、最近お互いが忙しすぎて、できていなかったからしてほしかったんだと思う。

前までは普通にやってたのに………最近やってなかったから水はちょっと遠慮してしまってたのかもしれない。

こんなこと、いつでもしてあげるのになぁ。

そう考えている間に、水の瞼が少しずつ上がらなくなってくる。

桃:ずっとギュってしといてあげるから、水は寝な?まだ調子良くないんだから

水:…………ず…と……し……て………ぅれう…の………?

桃:もちろん、水のご褒美だもん

水:………そ……か………

水が俺の体に少しずつ体重をかけてくる。俺もそれをしっかり受け止める。

おやすみ、今はよく休んで

そう声をかけたけれど、水の返事はなかった。

代わりに、俺の胸の中で小さな寝息が聞こえていた。










最後に りら@新連載更新中 様へ

自分はりら様とりら様のお話が大好きです!

自分がテラーをやり始めたきっかけもりら様が素敵な作品を書いており、その読んでいた作品の中でフォロワー様限定になってしまったものがあったからです(本当です)。

今回、りら様がタグを作ったと報告してくださったとき、とても嬉しかったです。

すぐにお話を書いてタグをつける!と思いました。

お話がお口に合えば嬉しいです。(合わなかったら、本当に申し訳ない)

最後に、自分もネット勢だからかコメントとかハートとかできなくて……………………申し訳ありません。

これからもたくさんの素敵な作品を待っています!

以上 りゅうからでした。

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