ハリネズミのムハンマドは金隠氏が所有しており、満腹寺時代から飼っていた。ある日台風で逃げ、何故か幻覚寺にたどり着いた。亜漕はムハンマドと名付けた。山富士女史はオリに行き、(まったく軍手でもしなきゃ危なくていられ無いわよ。)と思った。ハリネズミは既に老齢と見え、余り動かなかった。彼女はコンデンスミルクを入れた。好物らしく、皿を食い付く様に舐めている。
これから御札作りで有るが、彼女は昼間お祓いの特訓を受けた。「払い給え、守り給え」とハタキの様なもので振る練習である。「あの、アルバイトではご利益が無いのでは…」「おだまり!黙ってやればイイのよ。知らない人はご利益が有ると思ってるんだから!」「はあ、わかりました。」
(何処の神社も寺も同じなのかしら。ボッタクリもいいところだわ)と、山富士女史は離婚は正月にもと亭主と行った神社のせいにし、落ち着いた。
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