テラーノベル
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loclです
⚠️
ドルパロ
「君への愛が止まらない!」と同じ世界線です。読んでからの方が楽しめます
ご本人様には一切関係ありません‼️
clcsにはある悩みがある。
『clcsひまー??』
『暇なら話そうや』
『無視すんな』
推しから、けっこうな頻度でLINEがくる。
贅沢すぎる悩みと言われればそれまでだが、clcsは割と、結構、本気で悩んでいる。
……ただの一ファンの僕が、こんなに近づいていいわけないだろ…!
clcsは弁えているファンである。
大人気アイドルであるlorが、ファンとこんな風に、プライベートでも話すなんてあってはならないことだと、しっかり理解している。
「…でも無視するのも感じ悪いよな、」
ちなみにもう3日ほど無視しているので手遅れである。
clcsは深呼吸してからLINEを立ち上げて、トーク画面の1番上にあるアイコンをタップする。
『lorさんこそ忙しくないんですか?』
しばらく待つと既読がついて、すぐに返事が返ってきた。
『まぁ忙しいよ』
じゃあ僕なんかにLINEしてる場合じゃなくない?と呟きながら、返信せずにはいられない。
『じゃあLINEしてないで頑張ってくださいよ』
『でもclcsと話したいもん』
『lorさんが暇なときに連絡してください、お仕事邪魔したくありません』
『ええよ別に』
『僕がいやです!!』
推しの邪魔になるファンなどファン失格である。繰り返しになるが、clcsは弁えているので。
『しゃーない』
『じゃあまた連絡するわ』
『まじでやめてください、、』
通知が鳴り止んで、clcsの鼓動もだいぶ落ち着きを取り戻した。
……lorと話しちゃった、
変な感じに上がってしまう口角を抑えながら、clcsはスマホを手放した。
*
「lorー、なにしてんの?」
雑誌撮影の合間に忙しなくスマホを操作するlorに、mrtnが声をかけた。
「LINE」
そっけない返事である。
「……kuちゃんが言ってたファンの人?」
「よくわかったな」
lorがようやくmrtnのほうを見て返事すると、mrtnは僅かに眉を顰めた。
「…大丈夫なの?」
「mrtnまでそういうこと言うんや」
「ヘラるなよ気持ち悪い」
「ヘラってねーわカス」
「ちょっと喧嘩しないでよー」
krhが苦笑しつつ制止に入った。
「lorもそろそろ出番だから準備しないと」
「へいへい、」
lorはスマホを置いて立ち上がる。
「kuちゃんに怒られるよ?」
「いやあいつは大丈夫やろ」
「舐めすぎ笑」
「この前説得したし」
krhとmrtnは顔を見合わせて、こっそりため息をついた。
「あ、lorたち!もうカメラさん準備できてるから急げーって」
楽屋を出ようとしたその時、grgnが勢いよく楽屋のドアを開けて入ってきた。
「ん、ありがと」
「kuちゃんは?」
「向こうでカメラさんと喋ってるよ」
「怒ってる?」
「え?怒ってないよ多分。なんで?」
krhの問いかけに、grgnはきょとんとした顔で首を振る。
「いや、なんでもない!」
lorは3人の後ろで、少しばかり視線を落としながら歩いている。
そんなlorの様子には目もくれず、前を向いて歩く3人。
急に視界が白くなって、撮影現場に着いたのだと知る。
「お」
kuがこちらに気づいて顔を上げた。
「こーちゃんお待たせ!!」
「ほんとになー笑」
真っ白な背景に5人で向かう。
……集中せな。
自分にそう言い聞かせて、lorも顔を上げる。眩しいフラッシュが、彼を照らしていた。
*
「あ、あった」
clcsは店頭に並ぶ雑誌を1冊手に取って、すぐにレジに向かう。
表紙を飾っているのは、あの5人。そしてそのセンターに、lorが堂々と写っている。
……かっこいい、
もちろんファンとしては保存用、観賞用、布教用に3冊欲しいところなのだが。
何冊も買うと周りのファンの目が痛いため、1冊で我慢する。
あと布教する友達もいない。
セルフレジで素早く会計を済ませ、スキップで家まで帰るとすぐに袋とじを開いてページを開く。
……えっと、独占インタビュー…lorは10ページからか。
「うわ」
ページが神々しくて、clcsの低い声が部屋に響いた。
「……かっこいい、」
いつもの強気な表情とも、たまに見せる優しい笑顔とも違う、どこか妖しげな雰囲気。
どこを見るでもないその視線に、囚われてしまう。
clcsは放心してしばらくその写真を眺めていたが、我に帰って慌てて首を振る。
「…写真見てたら一生進まない、本文も読もう」
インタビュアーとの対談形式になっている本文に視線を滑らせる。
読みやすいように、ところどころ標準語に直されたその文章は、それでもlorの想いが強く伝わってくるもので。
……やっぱり、僕なんかとは住む世界が違うんだよな。
ファンやメンバーや、自分の未来に、とにかく真摯に向き合っている。
休む間もなくレッスンや仕事をこなす彼の、どこに自分に構う時間があるのだろうか。
こんな真剣に前へ進んでいく彼に、自分はあまりに無相応だ。
……うん、そうだよな。そりゃそうだ。
ひとり頷いて、clcsはlorのラインをブロックし、すぐに削除した。
clcsの表情は澄み切っていて、その指先には迷いがない。
……これでいい。というか、これが当然だし。
そう言い聞かせる。
なのに、clcsの胸には少しの罪悪感と寂しさがしばらくの間ずっと、ずっと居座り続けた。
読んでくださってありがとうございました!!!🫶🏻
アイドルパロ続きました、そしてまだ続きます笑 書くの楽しいんだもん
多分アイドルパロはもう一個出て、それでラストです ただ続きはなんにも考えてない!!
また次の作品でお会いしましょう👋🏻
#二次創作
yuyu .
502
#キルクリ
コメント
2件
か、神、すぎて、神です、🫠💕(?) 続きまーじで楽しみに待っています!!💕