リョウガside
俺は言っていないことがある。
将来の夢は特にない、そう言ったが、、、
俺は事務所に所属している。しかも、グループにも入っている。まだよく知られていないグループではあるけど、デビュー日も決まっている。
彼女に知られるのも時間の問題、そうだろう。
驚くよな、そうだよな笑笑
彼女に打ち明けるのはいつになるだろうか。
「りょうがー!」
『はいはい、どうしたー』
「相変わらず元気ないなー」
『これが普段なんですー』
「そーですかそーですか」
『なんでつまんなそうなんだよ笑笑』
「いやー、来たくせに話す話題が思いつかないわけなんですよー、」
『あ、そうだ、将来の話、』
「えめずらしーじゃんりょうがから話振るとか」
『たまにはいいじゃんか』
「たまにじゃなくて常にがいいなー、」
『わがまま言うなって、』
「で、?なんかあるの?将来なる候補みたいな」
『まあ、なんというか、やっぱ言うのやめる』
「はぁ?はーぁーそういうこと言っちゃうんだ、」
『まぁまぁ、ちょっとまってて』
「ちょっとってどんくらい? 」
『7、8、9、 』
「え、秒?分?時間?」
『年』
「はーぁ?長いわ」
『まぁ、待ってろってきっと別の道だろうけど、』
「それはそうかもしんないけど」
『ゆるして?おねがい』
「えー、きになるじゃん」
『まあまあ』
「はーぁ」
どうするかな、どうしようかな
「、が?、ょうが?、」
「りょうが!」
『わ!!?』
「あやっと反応した」
『えごめん』
「ううんいいよ」
「でもどした?」
『考え事ー、?』
「私もりょうがも独り言多いね笑」
『だな笑』
あとまわし、またか勇気出ないや
『わり、今日帰るわなんか調子狂う』
「え珍しじゃありょうがいないならつまんないし私も帰る」
『そ、じゃあね』
「ゆっくり休んでね」
『ん、』
○○side
今日のりょうがなんかいつもと違った。
何があったんだろう普段あんなに考え込まない人なのに、
『どうしたんだろうなー』
はあ、とため息つきながら歩く。
いつもより話す時間が短かったせいで話したいことが山ほど残ってる。
しかもなんか言いかけてたし探っても頑なに言わない。気になることさせやがって
まだ話したい寂しさと気にさせてくる怒りが同時にぶつかり合っててもやもやしてる
明日もいるかな、さすがにいるか、
りょうがside
あー、絶対当たり強い言い方したよ、困らせたなーでも言わなきゃいけないことあるし、いっそのこと言わないでいなくなるかな
そうしよう、めんどくさい引き止められても
言葉思いつかないんだし、まあ寂しいけどさ、