「あ、桜だ…」
「とゆーことは、悠希が居なくなってもう1年経つのか…」
「なぁ悠希、上から見てるか?すげぇ桜が綺麗だぜ?」
「お前は桜、すげぇ好きだったよな。」
「なぁ、お前さ『一緒に桜を見に行こう』って
言ったよな?約束したよな?」
「なのに、なのになんで今お前は俺の隣にいねぇんだよ」
「お前が約束破るなんて柄じゃねぇよ…」
「あ、俺そろそろ時間だから行くわ、じゃあな、悠希。」
「また後でね」
「なぁ悠希、来世では約束守れよ、ちゃんと」
そう言って俺は、
悠希が、愛人が好きだった桜に積まれて、
俺、木鋭桜は、愛人の待つ空へ向かって散っていった。
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( *'ω')ファッ