「……俺が君の事を守るから
残りの人生俺と過ごしてください!」
そう告白されたのを今でも覚えている
“付き合ってください”なんて言われてないのに
この時は”結婚”を前提だったのかもしれない
けど当時の私はそんな事を忘れるくらい
彼の事が好きだった_
記念日の日にはプレゼントをくれる
お誕生日の時にはケーキを買ってくれたり
豪華なレストランで食事をした
そんな日々の思い出は私の心から
消える事は無かった__
私は今でもずっと彼に貰った
ネックレスを首に付けている
ある日から「ただいま」という声が聞こえなくなっていた
そんな声が聞こえなくても「おかえり」と
笑顔でそう言う
君はいつ帰ってくるんだろう?笑
そう思いながら新宿を歩いていると
彼の姿が確認出来た
「あっ」思わず声が出てしまった
彼の方へ急ぎ足で向かった
彼が女の子と歩いていた。
「何でだろ、?笑」
「今日は私の誕生日だよ、?笑」
完全に浮気された
変な男を見つけてしまった
「しかも、誕生日に浮気されるとか最悪、」
誕生日に浮気現場を目撃してしまった
これほど悲しい事はない
「今日は最悪な誕生日だわ笑」
ある意味思い出
そう感じていた
ガチャ
ドアの開く音がした
きっと彼が帰ってきたのだろう
いや、浮気した最低野郎か
「葵~?」
玄関付近で私の名前を呼ぶ声がした
「お、居たいた」
「何?」
浮気者にお祝いされても嬉しくない
「はい、どうぞ」
「これって、?」
中には私の好きな青色のリボンが入っていた
「葵は青好きだろ?
だから髪の毛縛る時にそれしたら可愛いんじゃないかなって!」
私の好きな色を覚えててくれていた
「浮気したんじゃないの、?」
泣きそうな声でそう問う
「はぁ!?浮気なんてしないよ?
俺にはこんな可愛い彼女が居るのに」
はぁ、心配して損した
どうせ女の子は私の友人だろう
よくあるパターン
けどそんな事は分かってはいたから
あえて聞かない
「バカ、笑」
私は彼に抱きつき泣きながらそう言った
「えぇ、ごめん!」
私は彼の事をずっと信じよう
彼とずっと一緒に居たい気持ちが
高くなった
やっぱ訂正
今日はとっても最高な誕生日だよ_
大輝
リクエスト 壱 様
コメント
7件
結局彼氏くんは…浮気してなかったの?
純愛は正義
このお話は「純愛」という リクエストで作りました! (純愛になってるのか…?)