なんとなくの思いつき小説?です
とりまなんでもおkって方はどぞ〜
「ねえ、君はここから逃げ出そうとは思わないの?」
「どうして?」
「だってここは僕らにとって地獄の様な場所じゃないか」
「どうしてそう思うんだい?」
「僕らはアイツらにとってただのネズミにすぎない、おかげでみんな壊れてしまった」
「でもここなら食べ物も住む所もある、他には何も無いけど 運動することだって出来るんだ、最高の場所だとは思わないかい?」
「君は少し変わってるね、そんな考え方をする奴は初めて見たよ」
「俺からすればお前らの方が変わってるよ、最低限の衣食住があるってのに、お前らはここを地獄と呼ぶ」
「……」
「確かにここにいればいずれは死ぬだろうね、だけどその時までまだ時間は十分あるじゃないか」
「君は死ぬのが怖くないのか?」
「全く、と言えば嘘になるけどね 今生きてる それだけで俺は幸せさ」
「僕はまだ幸せだとは思えない、いつか必ずここから逃げ出してやる」
「応援してるよ、その時が来ることを」
「もし、僕が君に協力を求めたら、君はその時 僕を見捨てるかい?」
「さあね、少しでも確率があるなら見捨てはしないさ」
『おい!消灯時間はとっくに過ぎてるぞ!さっさと寝ろ!』
「あーあ、叱られちゃった」
「続きはまた今度だな」
「じゃあ明日、また話そう、ね?」
「いいよ、明日…明日な、じゃ、おやすみ」
「おやすみ」
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刑務所……?