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センシティブ要素はなし。任務の帰りにラブホに泊まってしまう話。ヘタレ👻 🔪。
👻 🔪→→)💡。
嫌な人は回れ右。ご本人様とは関係ありません。
👻 🔪視点
ライとの二人任務が終わり、帰り際かなりの大雨が俺たちを襲った。今は屋根があるホテルのようなところの入口で雨宿りしているところである。
「うわ、最悪。めっちゃ雨降ってきた」
「俺傘持ってねぇ」
「オレも」
「これ結構ずっと降るっぽい、どうする?」
「あー…ここ入るか」
「わかった、行こ」
中に入り受付に行く。やはりホテルのようだが、普通のホテルでないことに気づいてしまった。
「なぁ、ライ。ここラブホじゃね」
「ラブホま?」
「でもここしかないわ」
「しょうがないかぁ…」
受付を済ませ、部屋に入る。やはり普通のホテルとは違い、謎の緊張感が込み上げる。
「ロウ」
「ん?」
先にベットにいたライが俺の腕を掴み引っ張る。俺がライを押し倒す形になる。
あぁ、うるさい。心臓がうるさい。
「へへ、びっくりした?」
「…まじ、お前よくやるわ」
「ありがと」
「いや褒めてねぇよ」
「オレもう眠くてさ、寝てもいい?」
「いいよ、おやすみ」
「おやすみ」
まだ心臓の音がどくどくと鳴る。ライはすぐに目を瞑って寝てしまった。
ライの寝顔を見る。俺は、そのまま顔を近づけた。それでも気付かず寝息を立てるライ。
今ならなんでも出来る。
ほぼ唇が当たるような距離に顔を近づけてもライは起きなかった。
「ぁー…だめだ…」
顔が赤くなるのを感じる。なんでも出来る今、一歩を踏み出せない。ヘタレだな、と自分を嘲笑する。