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私は真澄隊長が好き!
でももちろん伝えるつもりもない、叶うはずもないのはもちろん、真澄隊員には大切な人が居るから……
毎日、仕事以外は偵察部隊の一室にある部屋へ行っては
しばらく出てこない、切なそうに笑う真澄隊長!
部屋で眠るまだ起きない彼の手を握り愛おしそうに髪に触れる……
いつも仕事が終わる時間にソワソワし始める……
早く彼に会いたいのだろう、足早に彼の眠る部屋へ急ぐ……
彼、一ノ瀬四季くんと真澄隊長は恋人同士らしい……
四季くんが任務で怪我をして、今だに目覚めないらしい……
それから一年毎日欠かさず真澄隊長は四季くんに会いに行っている、偵察部隊の隊長室の近くにわざわざ部屋を作り四季くんを迎え入れる設備を揃え、四季くんの目覚めを今か今かと待ち望む真澄隊長……!彼のあんな姿は四季くんにしか引き出せない……
四季くんは皆に愛されている、真澄隊長はもちろん、馨さん、無陀野先生、花魁坂先生、皆に……
そう、私を覗いてみんなに愛されている……
私は酷い女だ……四季くんが目覚め無ければいいと思っている最低な女……
真澄隊長の愛情を一心に浴び続ける彼に嫉妬している……
だからそんな酷い女だから、私は選ばれないのだ……
私はもう一年も真澄隊長が四季くんに毎日毎日尽くす姿を近くで見てきた、あんな苦しそうな辛そうな顔をさせるなんて……
真澄隊長……私は貴方の幸せを祈れない……
ごめんなさい……
また、今日も真澄隊長は四季くんの部屋へ来ている
身体を拭いて、話しかけて、全身に触れて、髪を解かす
愛しそうに触れるその姿に遂に私の中の何かが切れた……
私に悪魔が囁いた……
私は決してしては行けない事をしてしまった
真澄隊長のスケジュールは把握している、今日は遅くまで四季くんの部屋にはこれないはずだ……
やるなら今が絶好のチャンスだ
私は震える手を動かした
四季くんの部屋に入り人工呼吸器を抜いた!!!
四季くん!ごめんなさい……ごめんなさい……!!!
私は慌ててその場を後にし、隠れた
すぐに呼吸器が外れたサインの機械音が鳴り響く
馨さんが血相を変えて四季くんの部屋へ走って行くのが見えた、私は……はははっ……やってしまった……
真澄隊長の生命よりも大切な存在をこの手で私の手で握りつぶしてやった!
私の真澄隊長の愛情を一心に浴びた罰よ!
無条件に愛され、大切にされ続けるその姿が目障りだっのよ!ずっと!ずっと!ずっと!
私には見向きもしてくれなのに
真澄隊長に目を合わせられた事すらない!
やってやったわー!はははっ……
私も偵察部隊の隊員の端くれ!ねん蜜に証拠隠滅を測った!これで完全犯罪だわ……
これで真澄隊長に私を見てもらえるわ!
その時、真澄隊長がこれ迄見た事のない苦しそうな顔をしながら四季くんの部屋に入って行った……
私は本当に真澄隊長にあんな顔をさせたかったのだろうか?
後悔と罪悪感が湧き上がる、身体が震える……
バン!!!
四季の部屋の扉が開いた
「馨!!!」
「四季は!四季は!」
今迄見たことがない苦しく顔を歪ませた真澄隊長がはいってきた!
子供のように恐怖を顕にした真澄の顔に
馨は顔を歪ませる
「人工呼吸器が何ものかに寄って抜かれました!
幸いすぐに駆けつけて繋ぎました!」
「真澄隊長!ちゃんと四季くんは生きてます!息をしています!落ち着いてください!」
すぐに専門医が駆けつけます!
大丈夫です!真澄隊長!……
「馨!ありがとう、馨!あり、がとぉ……」
真澄は震えながら崩れ落ちる
馨はその姿を見て心に誓った!こんな事をした奴を絶対に地獄につきおとしてやると!
専門医が到着し、四季は一命を取り留めた
真澄は安心から意識を失った
馨も生きたここちがしなかった
すぐに犯人を特定にかかる
すぐに犯人が分かった!
「真澄隊長!犯人が分かりました!」
「あぁ」
真澄はいつにもまして無表情だ静かすぎて、怖い……
馨の調査によりある女が浮上した
「連れて来い」
馨は女を引きずって連れてきた
虫螻をみる目を向けて真澄は女を見た
「お前か、何度か見た事ある、何でこんな事をした」
「……」
「もう一度だけ聞いてやる」
「なんでこんな事をした」
地を這うような声色に女は全身震わせる
「馨!」
馨は女を蹴り上げた
「応えろ!」
「………………すいません、真澄隊長が好きで、四季くんがいる限り見てくれないと思い、居なくなればいいと」
つっ!真澄は苦しそうに顔を歪める
「お前は自分が何をしたか分かってねぇな!俺の一番大切なものを手に掛けておいて自分をみてほしいだぁ?」
「てめぇが好きなんは俺じゃねー、てめぇが好きなだけだ、本気で相手が好きなら相手の生命よりも大切にしてるもんなんざ奪える訳がねぇ」
真澄は悔しそうに涙を流しながら言う
「………………申し訳ありません」
その女は真澄と馨により処理された……
四季……悪かったな!俺のせいで辛く苦しい思いをさせてよ……
四季!大丈夫だ!俺が必ず守ってやる
二度とこんな目に合わせねぇ!
四季……
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