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榎木奏 高校2年の16歳
僕は今、隣町の本屋に来ている。
そして、僕はある葛藤と戦っている。
ある葛藤って?と思うだろう。
本屋の店員が部活の後輩なんだよ。
それがなんだよって感じか、
僕が今から買おうとしている本が関係するんだ。
隣町まで来て買う本だよ、
その本を後輩になんて見られたら、
僕は意を決して、レジに向かう。
ここのレジはセルフレジだ。
後輩はレジの近くにいるだけ、大丈夫、
僕は列に並ぶ。
僕の順番が来た。
僕はいつもよりも素早くバーコードを読み込ませる。
よしっ、あと1冊、
「せーんぱい!」
「ひっ!」
まさか、、、
僕は焦りに焦り、買った本を素早くカバンに入れる。
「この後、どうですか?」
「い、いやぁー、」
「先輩?」
圧をかけてくる。
う、断れない、
「はい、分かりました、」
結局、僕は後輩の圧に負けて断ることは出来なかった。
「あと30分でバイト終わるんで、そこで待っててください!」
あと30分、結構時間あるな、
そこのカフェで待つか、
僕は本屋の向かいにあるカフェに行くことにした。
そのカフェの外観はまるでおとぎ話の世界のような感じだった。
カランカラン
「いらっしゃいませ」
店内もすごくオシャレだ。
中ではジャズが心地良い音量で流れている。
「えっと、じゃあカフェオレをください」
僕はカフェオレを頼む。
恥ずかしい話、ブラックは苦くて飲めない、
「かしこまりました、陽向、カフェオレだって」
二人の店員は仲良さげに話している。
これはもしや!!?
その瞬間、僕の頭の中で妄想される。
ああ!ダメ!
「こちらになります」
僕が妄想をしている間にコーヒーが出来上がったみたい。
「あ、ありがとうございます、」
僕は席に着く。
角の目立たない席に座り心を落ち着かせる。
僕はカバンを開く。
そして、僕は慎重に本を開く。
そこには僕の大好きな世界が広がっていた。
僕は時間を忘れて本を読む。
「先輩!」
「ひぇっ!」
「もう、探しましたよ」
「ぇ、あ、ごめん」
もう、30分経った!?
僕は急いで本をしまう。
「先輩、行きたいところがあるんですよ」
「え、そうなの?」
「じゃあ、行きますよ!」
僕は余っているコーヒーを全て飲み干す。
「ちょっと、待って!」
僕達はカフェを出た。
「ねぇ!どこに行くの」
「まぁまぁ」
そう言いながらちょうど来たバスに乗る。
だから、僕も着いていく。
ガタガタとバスに乗ること15分
ようやく着いたみたいだ。
「ここです!」
「ここって?」
目の前にはただの家しかない、
いや、まさか、
「俺の家です!」
「いやっ!ちょっ!」
僕は促されるまま、家に入った。
中は綺麗で良い香りがする。
「こっちです!」
「えぇ…」
そして、僕は部屋に入った。
「そこ座ってください」
僕は部屋にあるソファに座る。
ふかふかで心地良い。
知らない家に来たはずなのに、何故か安心しきっている。
「先輩、聞きたいことがあるんですけど、」
「ぅ、うん、」
ま、まさか、
本のことを、
「先輩って俺の名前知ってますか?」
「ぇ、」
予想とは違う質問で一瞬脳がショートする。
後輩の名前…
「あ、ごめん、知らないかも、」
「やっぱり!喋りかけても毎回名前言わないから!」
「じゃあ、今教えてくれる?」
僕は後輩の事を見上げながら言う。
そうした途端、後輩の顔は赤くなる。
「先輩、ずるいっす」
「ぇ、なんて?」
小声すぎてなんて言ってるのか分からなかった、
「えっと、俺の名前ですよね」
「ぁ、うん」
「俺の名前は柊木翔です」
「かける?」
あ、思い出した、
柊木翔 高校一年
一年の中でも結構なイケメンと騒がれていたんだ。
うちの学年の女子たちの中でも話題になっていたな…
「思い出しました?」
「うん、イケメンくんだよね」
僕がそう言うと翔は顔を暗くする。
いやいや、ダメでしょ、
今の発言、
「ぁ、ごめん、」
「やっぱり、俺ってイケメンくんってだけですか?」
「ん?どういう?」
翔は黙ってしまった。
この場の空気が重くなる。
「ああ!トイレ行きたいな!」
「ぇ、えと、角曲がって右の扉です」
僕は空気に耐えきれずトイレに逃げ出した。
僕は用を足し、翔の部屋に向かう。
「戻りました……」
「ぁ、」
「な、何してんの!」
僕は大きな声を出す。
だって、そこには僕の本を読んでいる、翔がいたから。
ただの本なら良い、
でも、この本は、
だってこの本はBLだから、
「先輩、こういうの読むんですね」
翔はニヤニヤと笑いながら言う。
「ぇ、ぇと、」
「本屋でも買ってましたよね」
またもやニヤニヤしながら言う。
「っていうか本屋で買った本、バレてた…?」
お願い、バレてない、バレてない、
「はい!こういうの読むんだな!って思いました!」
「いや、嘘…、」
僕の足の力は抜けしゃがみこむ。
「おっと、大丈夫ですか?」
「あ、うん」
って何この体制…
「え、なんで抱きしめられてるの?」
「俺、先輩の事好きです」
………?へ?
「へ?」
僕は心の声がそのまま出る。
「何回も言わせないでください」
翔は怒っている。
いや、なんで!?
「えっと、好きなの?」
「はい」
「それって、」
「恋愛的にです」
僕はすぅーと息を吐く。
いくらBL本を読むからって同性から、いやイケメンから告られてドキドキしないはずないだろ!
「付き合ってください!」
「いやいや、展開早くない!?」
僕はツっこむ。
本当かどうかは置いといて、よく分からない展開すぎて笑いを堪えることは出来なかった。
「告白されて、笑ってるの先輩くらいじゃないですか?」
「うんっ、そうかもっ」
5ヶ月後
僕は3年になり、翔は2年となった。
「かーなで!」
「うわっ!」
「今日、家来ますよね」
「うん、行くから」
今日は部活がない、早帰りの日だ。
そして、今から翔の部屋に行く。
「はい、どうぞ」
「お邪魔します」
翔の部屋はいつも整っていて、綺麗だ。
「今日はなんの日でしょう!」
「はぁ?」
部屋に入って早々なんなんだ、
「分かりますか?」
「いや、」
お互いの誕生日かなとか思ったけど、そんなわけではない。
心当たりが全くない。
「付き合って、4ヶ月記念ですよ!」
「ぇぁ、そうだっけ?」
付き合って4ヶ月記念らしい、
ごめん、覚えてない、
というのも毎日会いすぎて、実際会ってる日数より長く感じるのだ。
「という訳でプレゼントです!」
「いいの?」
「はい!その変わり、」
「その変わり?」
「これです」
翔はそう言いながら、自分の膝を叩く。
翔がそうする時は、まぁ、そういうことだ。
「ほら、早く!」
「はいはい、」
僕はそう言いながら、翔の膝に座る。
実は嬉しい、
そう思い、僕の顔は赤くなる。
「ふふっ、照れました?」
「いや、」
僕は食い気味に否定する。
「毎回、照れてますよね」
「早く、」
これ以上、言葉責めをされたらもう僕が持たない、
そう思い、僕は早くと促す。
「じゃあ、いくね」
翔はそう言い僕に甘く蕩けるようなキスをする。
「…んぅ、はぁ、…んぁ、」
リップ音と口から漏れ出る声が部屋中に広がる。
翔は僕にキスをしながら服の中に手を入れてきた。
「…ひぅっ、」
翔は僕のを触る。
ゴツゴツした手で触られると、体がビクビクしてくる。
「あぁっ…ぃ”っ、」
「気持ちいね」
翔は僕の耳元で喋りかける。
それと同時に僕のを触る手を早める。
「…あぁっっ”……もぅ”っ、…いっく”」
「ほら、イって」
「あ”ぅっ…」
僕は達した。
そして、翔は僕の事をベットに運ぶ。
翔は僕にキスをしながら服を脱がせる。
翔は僕の穴をなぞる。
「一昨日もしたから柔らかいね」
「んぅ…」
翔は恥ずかしいことを平気で言ってくる。
そういうことを言われると調子が狂う。
翔はそこに指を挿れる。
そして、僕のいい所を執拗に攻める。
「あぁっ…だっめ”……ひぅっ…」
「もう、挿れるね」
「早く、して、」
そう言った途端、翔のそれは僕のそこに勢いよく入ってきた。
「おぉ”っ…」
「すっごい声出てるよ、」
そう言いながら、翔は動く。
僕はその動きに合わせて、リズミカルに声を出す。
「あぁっ”…むぃっ”…はぅ”…」
「ねぇ、一緒にイこ」
翔は動きを早め、僕のそれを弄る。
「あ”ぁっ…」
「くぅっ…」
僕達は絶頂に達した。
翔は僕にキスをする。
「ねぇ、もう帰るの?」
「うん、帰るよ」
僕達はあの後、しっかり片付けをし、少し勉強をした。
時間が結構遅いので、僕は帰る。
「はぁ、返したくない、」
「もう、」
「好きだよ、」
翔は僕に愛を伝える。
BL本ではありきたりな言葉。
それでも、翔言われるのはなんか違う。
重くて、苦しくて、愛おしい、
「はいはい、じゃあ帰るね」
「わかりました、」
僕は部屋を出る。
いつもはこのまま帰る、でも今日は違う。
振り返って、翔に伝える。
「僕も好きだよ」
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あとがき
みなさん、やっほーです!
フォロワーさん10人突破しました!
ありがとうございます!
嬉しすぎたので記念で、読み切りの物語を描きました。
急いで書いたので分かりにくいかも…
いやぁ、嬉しい、
これからも頑張りますね!
では!