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今日、目の前で人が死んだ。
正確に言えば目の前で人が飛び降りる瞬間を見た。
皆が悲鳴をあげる中、
僕は死体をじっと見つめていた。
僕の名前は田中秀太
高校2年生の17歳、誕生日は4月6日。
クラスで一番誕生日が早く来る。
僕がクラスで一番になれるのは誕生日の早さだけ。
それだけ僕は平凡以下で、人より突出してるところは何一つなくて、それだけに絶望していた。
僕は平凡な努力ができないから。
自分が人より少し勉学が出来たからって調子にのってしまったんだ。
その結果が今の僕。
中学校では褒められた頭は、
今じゃただのゴミ同然で。
変われない自分に僕は、誰よりも絶望している。
周りには陰惨ないじめも多く、やる気を失うには十分な環境。
僕は運のいいことに、被害に遭ってはいないけど。
高校に入ってから、僕は一切の希望を見いだせない。
こういうとき、僕はどうすればいい?
周りには見たくない現実ばかりだし。
今でこれなら将来はどうする?
頑張ればいいじゃないかとみんなは言うけれど、僕には頑張る事が出来ないから。
お先真っ暗とはまさにこの事。
明日が来る度に絶望が近づいてくる。
どうすればいい?
僕はクズだから何にも出来ない。
逃げたい。どうすれば逃げられる?
迷いに迷っているうちに、あの日はやってきた。
その日はうちの高校で毎年恒例の青空写生大会が行われていた。
晴れの日に絵の具セットとパレットを持ち
屋上に出て、綺麗な青空を描くんだ。
滅多に出れない屋上に皆ははしゃいでいるけど、周りは先生が見張っていて、危ない事はないようになっていた。
はずだった。
休憩時間中に
僕の真横で絵を描いていた女子が、
中庭に向かって飛び降りた。
彼女は中庭に設置されていたレンガの花壇に頭を強く打って死んだ。
皆が悲鳴を上げる中、僕は死体を見つめていた。
だって彼女が笑っていたから。
見間違う事のないくらいの笑顔で、
満点の笑顔で彼女は飛んでいたんだ。
何で彼女は笑ったんだろうか。
噂で聞いたところによると、彼女はいじめられていたらしい。
わかった。
彼女は逃げたんだ。
死ぬ事に希望を見いだして。
ああ
僕は彼女がうらやましい
どうやら僕は怖くて死ぬ事も出来ないようだから。
コメント
1件
なんか何が言いたいのかわからない文章です 読みづらいし長いしいいとこないです 最後考えるの面倒になって投げやりです