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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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校庭に出ると星々が綺麗に輝いていた

霖)ん…少し暑いな…

空を見上げてふと思う

霖)(満月……か)確か…あの時もそうだったな……笑

村から迫害されて…村を壊したその日も満月だった

霖)確かその日は…綺麗な「紫」だったな

藤目と同じ綺麗な紫だった…着い人を殺した事を忘れてしまいそうになるほどとっても綺麗な色だった

霖)……会いたいな…(霖お姉ちゃん…)

彼女のことを思い出すと少し涙が出るのはいつになっても変わりはない

私は…彼女がいない虚無感にいつも耐えられない…彼女の声や仕草…鏡の前に立つと私は…彼女なのだと思い知らされ……なんとも言えない気持ちになる

霖)…カチッ…フゥー

いつも吸っているショートピースに火をつけ口をつけ煙を吐く

霖)……(私が彼女のことを忘れるように吸い始めたタバコ…お酒…私は何時になったら彼女の呪いから解かれるのだろうか…)

そんなことを思いながらまたタバコに口をつけ…煙を吸い……吐く…

……呪いを吐くように…辛さ全てを吐き出すように…取り込んだ煙(呪い)を吐き出す…私がタバコを咥えるのは……咥え続けるのは煙という名の呪いを吐き出す為だ

霖)…寂しいなぁ…笑

ひとりでボヤいていると足音がした

霖)棘くんでも起きちゃったー?

横目に足音の招待を見ると



綺麗な澄んだ空のような眼を持った悟が居た




悟は目をまん丸に見開いて驚いている

霖)ありゃ…バレちまった笑

人差し指と中指でタバコを挟んで口から離す

悟)…り、ん……?

普段のニコニコと全く違う私を見て完全に驚いてる

霖)ん?なーに?悟

微笑むといつもと違う私を見てまだ脳が止まってる

霖)……まぁ、いっか…スゥ…フゥー

少し上を向いて煙を吐けば煙は夜闇に消えていった

霖)悟、まだ夜だよ?寝な?

ベンチに座って足を組み…横目で彼を見る

悟)な、なんで…タバコなんか……

あーあー、それ少し前に言われた〜笑

霖)口が寂しいからだよ笑何百年前は煙管(きせる)も吸ってたよ笑

少し笑いながらそう答えると悟はどこかに連絡を始めた

霖)……??



しばらく電話をしたと思ったら今度は「着物とか無い?」と、言われたから「少し前まで来ていた着物なら…」そう答えると「じゃあ明日のお昼それ来てお店行こ!」と、言われた

霖)……え?

いきなりの言葉で少し戸惑う

悟)僕、霖がタバコ吸ってることにはびっくりしたけど…なんか、凄い好き

霖)え?ちょっ!

タバコを取り上げられベンチに押し倒された

霖)な、なーに?盛たい気分?

少し戸惑ってそう口にすると悟が私の咥えていたタバコを咥えた

霖)ちょ、体に悪いから!

制しようとしたらむせたのかゲホッゲホッと咳をした

霖)…ンフフッ吸えないんだったら吸わなきゃいいのに笑チュッ

そっと唇を重ねたら棘くんには苦いと言われたのに悟は舌を入れて離さないと言わんばかりにキスをしてくる

霖)ん……ぅ、ちゅっ…ジュルッチュゥッんんっ…

悟)ジュルッ…チュッヂュゥッグチュッ

しばらくキスをされ、互いの唇を離した時には銀色の糸が張っていた

霖)はぁ…はぁ…///(あーあー、タバコダメになっちゃった)

悟が持ってるタバコを取り返して握って火を消す

悟)にっが笑

霖)タールのせいだね笑甘いの欲しい?

タバコを握った手からいちごみるくの飴が出てきた

霖)居る?飴ちゃん

悪戯っぽく笑うと悟が再度私に顔を近づけちゅっとキスをしてから「欲しい…」と言った

霖)はいはい……ほら、起きて

少し肩を押すと簡単に起きた

起きてから飴の袋を破って「ん、どうぞ」と渡すが一向に食べない

霖)食べなきゃ食べますよ〜?

顔を近づけると「口移しで欲しい」なんて言われた

霖)え〜!仕方ないですねぇ…

飴を口の中に入れて悟の唇に重ねて飴を上げる

霖)満足〜?

顔を見るとすっごい嬉しそうな顔をしている

霖)ま、嬉しそうならいっか笑

私は立って「もう寝るけど……どうする?」と聞くと手を引っ張られ膝に座らされた

霖)……はいはい、もう少し居ますよ旦那様チュッ

頬にそっとキスをすると嬉しそうな顔をした

霖)早く舐め終わっちゃってくださいね〜







結果

悟)んぅ…りんぅ…スゥ…スゥ…

霖)……(寝た!)

霖)んもー…(さすがに起こすのは可哀想だよなぁ……私が運べるって知ったらとことん私の近くで寝るからなぁ……特に抱き着かれながらな…泣きて…)

ひょいっと抱えて寝室まででっかいでっかい赤ちゃんを運ぶ

霖)…私も歯磨いたら寝よ…

ちゃんと歯を磨いて寝ました!

なんで私が特級入りして好かれなきゃいけないんすか!

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