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ここはとある研究所
そこで一人の女性が自分の目の前に立っていた。
???「ようこそデジラボへ」
???「ここはデジタルワールドと微かに交わる電脳空間の狭間よ」
???「ここに来られたということは…」
???「あなたにはここに刻まれた運命にアクセスする資格があるということね」
???「それなら、選んでちょうだい」
???「この二つの“運命”…どちらの枝葉を手操るのか…」
???「あなたの前にあるのは現実世界と電脳世界が交わることで起きるある物語の記憶よ」
???「時を同じくして起きたこの物語をそれに巻き込まれた二人の人間の視点を通してあなたは見ることができる」
???「お互いに立場も違えば物語の中で果たした役割も全く違う…この二人」
???「どちらの視点で、この物語を手操るのか…さぁ、えらんで頂戴」
自分の前に二つのボードが現れる
ここで自分は悩んでしまったここで人間は迷ったらとりあえず右を選ぶらしいのでその感性にしたがって右を選んだ。
???「これで……“選択”は為されたわ」
???「あとは定められた運命が導くままに…お行きなさい」
???「それじゃあねまた“物語”のなかで会いましょう」
そういい自分の身体は消えてゆく
エンジョイ チャットへ
チャットルームを選択してください
自分のチャット内のアイコンと名前が映る
name AIOBA
そうしてロックマークがついているチャットルームをタップする。
(αΦζδθФЧゞ〆ыыΩ)
入力に成功したのでチャットルーム内に入る。
ハッティ「昨日のテレビ見た?」
yuki「見た見た!超サイコー!」
ラブ⭐クラッシャー「..っていう事があったんだぁ」
ふぁんしい爺「へ~!!」
紫餅「何、何~??」
もちらんチャットルームなのでいろいろなところで会話が飛び交っている。
自分はその中で一番親交が深い輪の中に入った。
アッキーノ「みんな!デュエルモンスターって知ってる!?」
この子はアッキーノ、アバターは蟹とてるてる坊主を融合したような感じ。
ブルーボックス「何だよ、いきなり」
この人はブルーボックス、アバターは青色のノームみたいな見た目
ふぁんた爺「知ってる、デュエルモンスターズだろ?(ハッカー)が使ってる、ヤバいプログラムだ」
こいつはふぁんた爺、アバターは…ってこのくだり何回するんだよ!?
AIOBA「ヤバいって、どれくらいヤバいんだ?」
これは自分見た目は黒と金のてるてる坊主。
ふぁんた爺「セキュリティを突破してデータを盗んだり…パスが必要なフォーラムに問答無用で侵入したり、そういう悪~いことに使うプログラムなんだよ、連中の起こす事件は、ほとんどそれを使ってるらしい」
アッキーノ「デュエモンやば!w」
あるじゃNON「友達がアカウント狩られたっていってた( >Д<;)」
ラブ⭐クラッシャー「こ、れ、は、ひ、ど、いww」
はらぺこ「それいつの話?」
闇夜の✝️堕天使✝️「野放しのモンスターがうろついてるエリアもあるってさ」
アッキーノ「え!?うごくの!?w」
ふぁんた爺「何か、本当にモンスターみたいなアバターのプログラムらしい」
なにやらチャットルームの地面から穴空きそこからナビっとくん?が出てきたアバターは顔にEDENと書かれている
ナビっとくん「やあやあ!みなさんこんにちは!」
あるじゃNON「ちょWWWナビっとくんWWWWW」
ラブ⭐クラッシャー「え?(EDEN)の公式マスコットのナビっとくん?」
アッキーノ「運営!?PR!?W」
ふぁんた爺「まっさかぁ~なんでEDEN公式がこんなトコにくるんだよ」
ブルーボックス「…つうかここ、さっき鍵かけたよな?おたく、誰?」
はらぺこ「ていうかこんにち(は)ですけどそれ以前に(こんばんは)だと思いますけど?」
アッキーノ「あっ!もしかしてハッカー!?」
ラブ⭐クラッシャー「うわさをすればwww」
あるじゃNON「MAJIで!?」
ナビっとくん「そうだよぼく“ナビっとくん”だよ“ハッカー”だよ!!」
首を激しく振りながらナビっと君はそう答える。
ナビっとくん「君たちに素敵なプレゼントがあるんだ!あしたEDEMにログインしてね!」
ナビっとくん「絶対だよ!ログインしてくれなきゃハッキングしちゃうよ!」
ふぁんた爺「なんだ今の…モノホンのハッカー?」
アッキーノ「なわけないでしょ!!W」
ラブ⭐クラッシャー「誰かのいたずらだよね?」
アッキーノ「面白そうじゃん!?いってみよ!!」
皆の中に静寂が走る
アッキーノ「あれ!?ひょっとしてみんなビビっちゃってる!?w」
ブルーボックス「アッキーノ、本当に行く気か?相手が本当にハッカーだったら、どうする?」
アッキーノ「これEDENのイベントのプロモっしょ!?WホンモノのハッカーのほうがおもしろそうだけどW」
ブルーボックス「…止めても無駄みたいだな仕方ない、俺も付き合うよ」
アッキーノ「えっおれとつきあえ!?ちょっ!?いきなりコクられた!?w」
ブルーボックス「…言ってろ」
アッキーノ「ほかに誰かいっしょ行く人!」
ふぁんた爺「君子危うきに近寄らず」
あるじゃNON「パス」
ラブ⭐クラッシャー「同じくラブりんも」
残されたのは自分一人もちろん答えは
AIOBA「行く!!」
この後も、チャット仲間ーーー「アッキーノ」「ブルーボックス」との深夜のおしゃべりは続いた
いつものように、ゆるい話題で、とりとめもなく
やがて、窓の外が白みはじめた頃ーー
その日『EDEN』で会う約束を交わしようやく、お開きになった。
そして、昨日とあまり変わらない今日を過ごしーー
約束した時刻が近づいてーー
自分はEDENにログインする
???「うお~!!これがバーチャルリアリティ!!すげぇ!!」
自分と瓜二つのアバターが同じ動きをしているので人生でかなり感動した。
そういや名前を言い忘れてたね、僕の名前は遊佐白海(ゆさ しろう)
白海「EDENエントランス…ここが待ち合わせの約束をしているエリアだ……」
辺り一帯を見渡すがそれらしい人影は無い
白海「…約束の時間よりも早く来てしまった」
白海「二人とチャットルーム以外で会うのは初めてだ…お互いの見た目(アバター)を知らないけど話しかけて見れば、わかる…はず!!」
エリア内にいる人達にそれとなく話しかけてみよう
とりあえずいろんな人に話しかけたがいなかった..やはり来るのが早すぎたようだ
白海「約束の時刻までは、まだ時間があるな…他のエリアに行ってみるか」
白海「まずはここだな」
白海「ここがコミュニティエリアか静かで落ち着く、いいエリアだ」
ピピピ ピピピ
トーク機能に着信だ…誰からだろう?
ナビっとくん『やぁぼくだよ!ナビっとくんだよ!』
どうやら正体はナビっとくんだった彼とはフレンドではないので本当にハッカーなのかもしれない。
ナビっとくん『ちょっとちょっと~おそいよきみ~ちこくだよ~』
理不尽である
ナビっとくん『いそいで(クーロン)の(がらくた公園)まで来てよ!』
クーロン!?ハッカーだらけの危険エリアだ!
ナビっとくん『おともだちのふたりはさきにきて待ってるよ!みんなそろわなきゃプレゼントあげないよ!』
どうしよう!急がないと!
白海「あれ?」
クーロンには近づいたことすらない…どうやって行けばいいんだろう?
白海「クーロンについて知っている人がいるかもしれない聞きに行くか」
俺は近くいたフードを被っている怪しいやつに話かけてみた。
白海「なぁ」
???「あぁ?」
白海「クーロンのガラクタ公園って知ってるか?」
???「ほぉ…クーロンのガラクタ公園へ行きたいお前が望み、そう決めたんだな?」
白海「あぁ待っている人がいるんだ」
???「なら、導いてやる!これがクーロンのURLだ受けとれ」
白海「名前も知らんがありがとう」
???「御安いご用意だ」
これでクーロンに行けるな
そう考えながら空を飛ぶ
なぜ空が飛べるかって?そりゃあバーチャルリアリティだからだ
白海「ここらへんがクーロンか」
そこらへん一帯青いビルみたいなのが沢山ある
白海「あれがガラクタ公園か」
俺はガラクタ公園らしいところを見て言う
???「みんな…どこ?」
公園の中心に女の子が一人怯えた様子でいる
???「あっ!!むぅううううううう!」
女の子は俺を見た瞬間表情が変わった多分アッキーノかブルーボックスのどちらかだろう
???「もうっ!遅い遅い、おっそ~~~い!!!」
白海「ごめんごめんお待たせ(AIOBA)こと遊佐白海です」
アッキーノ「あっどもども、(アッキーノ)でっす⭐EDENだと、はじめましてだね~!」
やはりアッキーノだったか、見た目は髪色ピンクのツインテールでちょっと布面積が広い服を着ているエロカワな子だね(早口)
アッキーノ「てゆーか、あたし(白峰ノキア)!ヨ・ロ・シ・クっ!」
白海「あぁよろしく」
ノキア「じゃっなーーーーーーーーい!!!」
白海「え!?」
ノキア「遅いよーーーっ!!何してたのよーーーー!!」
ノキア「こんなアブナイ場所でひ、ひとりっきりで待たされる身にも、なってよね!!」
白海「それよりブルーボックスは来てないの?」
ノキア「ブルーボックスはまだ来てないのかって?」
白海「うん」
ノキア「ふん!来てますよ!来てますが、何か!?」
ノキア「ちょ信じられますぅ~!?あいつさ『俺、ちょいユーレイ探してくるわ』とか言って一人でどっか言っちゃったんだよ!?」
ノキア「あいつ、そーゆーとこあんだよね!!自己チュー的な!?イケメンだからって、チョーシ乗っちゃってるみたいな?!」
ノキアは俺が喋る隙を与える暇も無く喋る
白海「(つ、ついて行けね~~💦)」
ノキア「だいたい、なに?(白い少年のユーレイ)?ウワサになってるだかなんだか知りませんけど~?見つけてど~すんすか~?」
ノキア「てゆ~か電脳空間でユーレイなんて非科学的だしぃ?意味わかんないしぃ?怖くとも何とも」
???「…うらめしや」
突然ノキアの後ろに青いフードを被った人がお化けの真似をして驚かしてきた。
おそらく色的にブルーボックスだろう
ノキア「どぅわひょんぎゅわぁーーーーっ!?!」
ブルーボックス?「ちょっビビりすぎだっての」
ノキア「な、なんだ(アラタ)じゃん…ただのアラタじゃん…ゆ、ユーレイかと思った…」
アラタ「ったく、チキンのクセにイキがってこんなとこまでノコノコ来てんじゃなーよ」
ノキア「はぅあ!?そ、そのこんなとこに置き去りにしたのはどこのアラタよ!?あんたの血は何味だぁ!!!」
何味ってドユコト?
アラタ「あーうっせうっせ……つーか」
アラタは俺の方を見てくる、顔はつり目のイケメンだな、羨まc
アラタ「はじめてだよな、こっちで会うの…(真田アラタ)だ…ま、テキトーによろしく」
白海「あぁよろしく」
ノキア「ちょ、自己紹介くらいちゃんとしなさいっての!もうわかっちゃってると思うけどこれが(ブルーボックス)の中の人だよ!」
ノキア「何か、イメージ違くない?あっちだと、イイカンジに面倒見よくって頼れるアニキっぽいじゃん?」
白海「まぁ言われて見れば確かにそう」
ノキア「あたしもこっちで初めて会ったときマジビビった!無愛想だし、自己チューだし、目つきワルいし~!ほら、イケメンのムダ使いってゆーか?」
アラタ「アホは放置で頼むわ」
白海「了解しやした」
アラタ「で、白海を待っている間にこの辺りを探ってみた、俺らを呼びつけたナビっとくんがいないかと思ってさ」
ノキア「え!?ユーレイ探してたんじゃないの!?」
アラタ「ま…そのついでに、な」
アラタ「結局どっちも見つからなかったぜ…それどころか、人っ子一人もいね~、いくらクーロンが危険エリアでも、ハッカーの一人や二人は」
ピピピ ピピピ
皆のデヴァイスから着信音がなり響く、またナビっとくんか?
ナビっとくん「やあやあお待たせ!ナビっとくんだよ!集まってくれた良い子の君たちにプレゼントだよ!!」
ナビっとくん「これは、世界を変える奇跡(ちから)だよ!」
ノキア「え?え?なに…コレ?」
アラタ「ハッキングだ!俺達全員、ハッキングされている!」
白海「うそ~ん」
デヴァイス「新規プログラム 『デュエモン・キャプチャー』がインストールされました」
アラタ「ちっ、俺のウォールを簡単に突破しやがったやり手だな…ナビっとって奴」
ノキア「でゅ、でゅえもん~…きゃぷちゃ~?」
白海「最近ハッカーたちの間で出回っているハッキング・ツールだ」
ノキア「ね、ね~モンスターって、あのデュエモン」
白海「あぁノキアが興味津々だった、そのデュエモンだろうな」
アラタ「ふ~ん…特定のデータ…デュエルモンスターをスキャンしてキャプチャーする(捕まえる)と…やっぱデュエモンってデュエルモンスターの略らしいぜ」
ノキア「え?え、え、え…!?デュエモンって、ハッカーが使うヤバいプログラムなんだよね?」
ノキア「じゃあじゃあ、じゃあじゃあじゃあ、あた、あたしたち、ハッカーになっちゃったわけ!?」
白海「まだ使ってない以上ハッカーではないだろう」
アラタ「ま、いいじゃん別にハッカーなんざ、今時めずらしくもね~し」
ノキア「や、ヤダヤダヤダ!ハッカーなんてヤバいよ…絶対ヤダよ!い、いらない!こんなプログラム、捨てなきゃ!」
ノキアがデヴァイスを開きデュエモン・キャプチャーを消そうとする。だが
ノキア「あ、あれ?うそ…うそうそうそ!?アンインストールできない!?」
アラタ「やめとけ、プログラムにプロテクトがかかってる無理に削除すると何が起こるか、わかんねーぞ」
ノキア「ひっ!?な、なによそれ…」
そう話し合っていると背後から気配がするので後ろを見る
白海「誰だ!」
いない?気配はしたはず!?まさかユーレイ?
アラタ「逃がすかよ!!」
ノキア「ちょ、アラタ!?な、なんで追いかけるの!?」
ノキア「あ、あたし…帰るから!!もう帰るからね!!」
そう言いノキアは来た道を引き返そうとする、だが来た道には変なプログラムの壁があり帰ろうにも帰れなかった。
白海「これじゃあ帰るにも帰れないな」
ノキア「な、なに、これ…?さっきまでなかったじゃん…どうしてこんなのが…これも、ハッカーのしわざ?」
白海「さぁな、とりあえず俺たちは帰さないつもりらしい」
ノキア「ヤダ‥‥あたし、行かない‥‥行かないから‥‥ ‥‥‥」
ノキアはすっかり怖がってしまいその場から動くことが出来なくなっていた。
白海「怖いからと言ってずっとここにいる気か?行くぞ…」
ノキア「‥‥‥‥」
白海が怖がっているノキアに一緒に行こうと言うがノキアは顔を左右に振って動こうとしない。
白海「‥‥ハァ…万が一俺とアラタが無事に帰れた後でおまえに何かあればいろいろとメンドくさいからな…さっさと行くぞ!」
ノキア「イヤ…あたし‥行かない‥‥怖いし‥」
白海は万が一のことがノキアにあれば色々と後が面倒くさいと言い、ノキアに行くように言い、それでもノキアは怖いからと動かない。
白海「‥‥そうか‥‥わかった‥‥」
ノキア「えっ!‥キャァァ!!」
白海はそう言うとノキアの腕を引っ張って立たせると素早く動いてノキアを背負う‥ノキアはいきなり引っ張られたことに驚いて悲鳴を上げる。
ノキア「ちょ‥‥ちょっと~~!なにしてんのよぉ~!下ろして、下ろしなさいよ~‥このヘンタイ~!」
ノキアは白海に背負われたことに気づくと、下ろすように言い、シュンの頭をポカポカと叩く。
白海「はぁ~‥‥ナントでも言え、俺だっておまえなんて背負いたくねぇが手っ取りばやく先に進むにはこれしかねぇ!怖くて動けないなら一緒に言ってやるだから先に進むぞ!良いな!」
ノキア「………う、うん‥‥わかった‥‥(なんだろう‥この感覚‥‥まるで、まえにもあったような‥‥なつかしいような‥‥それにあったかい‥‥)」
白海は文句と言うノキアにナントでも言えと言って手っ取り早く先に進みたいから一緒に行ってやると言うと、ノキアは”うん”とそう一言返事をし、自分が感じている感覚を不思議に思いながら感じている。
こうして白海達はクーロンの奥にあるアクセスポイントを目指してアラタと合流するためにクーロンの奥へと歩き出した。
白海達がしばらくクーロンのエリアをアラタとアクセスポイントを探して歩いていると、急に白海が立ち止まる。
ノキア「どうしたの?」
ノキアは突然立ち止まった白海を不思議そうに見る。
白海「なんだ?‥これ‥?」
白海は突然自分の目の前にノイズが走り、そこに一人の少年が映るとだんだんと白海に近づいて来る。その少年が近づくごとにノイズが酷くなる。そして、少年が白海の目の前に近づいて手をかざすと目の前が真っ暗になる。そして‥‥
白海「…ハッ!今、のは‥‥??」
ノキア「どうしたの白海‥大丈夫?」
ノキアは様子の可笑しい白海を心配し大丈夫かと聞く。
白海「あぁ大丈夫だ心配ない」
ノキア「白海!あっ、あれ!」
ノキアが驚いた様子で白海の前方を指さす‥白海はノキアが指差した方を向くと、向こうから薄い銀色の髪をした白い服の少年がこちらに向かって歩いて来ていた。
ノキア「あ‥‥あれって!もしかして‥‥ウワサのユーレイ!!ウ~ン‥‥‥」
ノキアは噂のユーレイらしき存在が現れたことに驚いて白海の背中で恐怖のあまり気絶する。
白海「おいノキア!大丈夫!」
白海「まさか気絶するとはな‥‥はぁ!」
アミは気絶したノキアを心配しシュンは呆れてため息をつく。
???「どうした?まるで、幽霊でも見たような顔だ」
白海「実際、一名‥‥おまえのことを幽霊だと勘違いして気絶した奴はいるがな‥‥」
白海は勝手にユーレイだと勘違いして気絶したノキアを見る。
白海「‥‥ノキアが勘違いしたのも無理もない…俺もさっきそっくりの幽霊を見たんだ」
???「‥‥僕そっくりの幽霊を見たって?」
白海に彼そっくりの幽霊を見たと言うのを聞いた少年は自分そっくりの幽霊を見たと聞く。
白海「…あぁ」
???「それなら‥‥その幽霊は、僕かもしれないな。 僕を”EDENに住み着いた幽鬼”と呼ぶ者もいる‥‥この世のものではない、と」
白海「‥‥ん?」
少年がいきなりわけのわからないことを言い出したために白海は頭の上に?マークを浮かべる。
???「真相はー僕がただ”神出鬼没”なだけ‥‥そんなところだ。 安心するといい…僕は幽霊じゃない このEDENに、ちゃんと実在しているよ…君達のような”迷い子”を導くためにね……」
突然、現れた少年は白海達に意味有りげな発言を言う。白海はどういうことなのかと考える。
白海「迷い子とはどういうことだ‥‥おまえが幽霊じゃないことはわかるがな‥」
???「それは今から説明するよ‥‥君達は、ハッカーの証であるプログラム 「デュエモン・キャプチャー」を手に入れたばかりー 言わば、「ハッカーの雛鳥」だ」
白海「手に入れたと言うか‥勝手にインストールされたんだ…アンインストールも出来ないし‥」
少年は、白海達が持っているデジモン・キャプチャーはハッカーの証だと説明し、白海はデジモンキャプチャーを手に入れた訳を簡単に話す。
???「ここには、様々な目的を持ったハッカーがいる、セキュリティの穴を見つて報告する義賊的な者や他人のアカウントなどを強奪する者、自分の技術を磨き、力を試す者ー本当にいろいろ、だ‥‥君達は、どんなハッカーになりたい?」
白海「‥‥ハッカーなどどうでもいいが、デュエモンについては興味がある」
白海はハッカーには興味が無いが、デジモンには興味があると言う。
???「なるほど‥‥君達がハッカーになるか、他の何になるかは自由さ、だが、君達はハッカーに興味を抱いてここまで来て、「デュエモン・キャプチャー」を手にした‥‥そうだろう?だったら試して見るといい…「デュエモンと呼ばれるプログラムの、驚くべき力を」
白海「あぁ」
???「良いだろう……これからはじめるハッカーの卵であるキミ達に先輩で僕から最初のデュエモンを提供しよう…キミ達の後ろにいる‥‥あれがデュエモン・プログラムだ」
白海「えっ?」
白海が少年に言われて後ろを向くとそこには、こちらに向かって走って来る、宇宙服を着た少年?のような姿をしたデュエモンが走ってきている。
???「あれがデュエモンだ」
白海「へ~もうちょっとモンスターみたいな見た目なのかと思ったよ」
???「デュエモンの姿は多種多様だからね」
白海「まぁとりあえずあいつしかいないからあいつで」
???「決めたようだな‥‥デュエモンをキャプチャーするには幾つか手順があってね‥まずは捕まえたいデュエモンのデータを一定以上スキャンする。スキャンするとそのデュエモンのデータがわかるようになるんだ。これはデュエモン・キャプチャーにインストールされていて制限なく使える。だが、解析データを取得しただけではデュエモン・プログラムを手に入れたことにはならない。「コンバート」ー デュエモン・プログラムを立ち上げ電脳空間に実体化させることが出来る、しかし、デュエモン・キャプチャーにはその機能がインプットされていない」
少年は白海にデュエモンを捕まえる方法を長々と説明する。
白海「なるほどな‥‥」
???「そして、このプログラムは成長し進化する。そして、ハッカーの価値はそのプログラムの強さによって‥‥」
白海「スト~ップ!難しい話しはそこまで、俺は早くデュエモンがほしいんだ!」
長々と説明をする少年の話しを白海は早くデュエモンがほしいと言って止める。
???「そうだな‥‥説明ばかりしていても仕方ないな…それじゃやってみると良い、まずはデュエモンのデータをスキャンさせるんだ‥」
白海は少年にデュエモンをゲットする方法を教えてもらい、白海はデュエモンを捕まえるために背負っているノキアを影となっている場所へと置いてそのデュエモンの方に向かう。白海が近づいていくとそのデュエモンは独り言を喋っているようだ。
???「ハァハァ‥‥どうやら巻いたようだな」
どうやら何かから逃げていたようだ‥
白海「なぁ、お前!」
???「!!」
白海がデュエモンに話し掛けると突然の声にびっくりする。
???「なっ!なんだお前は!」
デュエモンは突然、自分の近くに来た、人間に驚いて警戒する。
白海「びっくりさせてすまん。俺は白海って言うんだ!よろしくな」
ヒーローキッズ「僕はヒーローキッズ、よろしく!」
白海「実はお願いがあってな」
ヒーローキッズ「その願いってなに?」
ヒーローキッズが白海にお願いとは何かと聞いたその時、上から青い体と触手のような物を持つデュエモンが奇声を上げて、白海達の方に迫る。
ヒーローキッズ「クソ!あいつ、まだ追いかけて来やがる!」
白海「なんだあいつ!?」
???「キシャァァ~~!!!」
四本の触手を生やしたデュエモン、ミュートリアル・ミストが二体に向かって襲いかかる。
ヒーローキッズ「クソ!食らえ、ヒーローパンチ!」
迫るに向かってくるミストにヒーローキッズは自慢の拳を放つ。
ミスト「キシャァァ!!」
ヒーローキッズ「ぐわぁ!」
白海「ヒーローキッズ!」
ミストはヒーローキッズの拳を簡単に触手で弾くとそのままヒーローキッズを弾き飛ばす。
ミスト「キシャァァ~!」
ヒーローキッズ「くっ!!」
ミストはヒーローキッズに向かって触手を振り下ろそうとする。ヒーローキッズは迫る攻撃に諦めて目を閉じたその時‥‥
白海「危ない!」
ヒーローキッズ「うわッ!」
白海はヒーローキッズを抱えてミストの攻撃を何とか交わす。
白海「大丈夫か?ヒーローキッズ」
ヒーローキッズ「お前は?どうして、俺を!」
白海「誰かが危ない時に助けるのに何か理由がいるか?」
白海が助けるのに理由はいらないと言い、ヒーローキッズはただ驚く。
ミスト「キシャァァァァア!!!」
白海「あいつはすっかり怒ってるね!どうするヒーローキッズ?」
ヒーローキッズ「どうするも何も、やるしかないだろう!!」
白海「だよな、お願いだヒーローキッズ力を貸してくれ!お前の力が必要なんだ!」
ヒーローキッズ「でも、僕の力では‥‥」
白海「あぁ、あいつには通用しねぇ‥」
白海「だからあいつに力を貸してもらう」
白海はさっきからずっと会話聞いていた幽霊ハッカーに協力を頼んだ。
白海「おいお前!ずっと見ている訳じゃないよな!!」
???「あぁ」
白海「だったら協力してくれお前もデュエモン持ってるんだろ?」
???「今回は特別に、力を貸そう」
白海「あぁサンキュー」
???「まぁ、君は何もしなくても構わない、ただ見ていればいい…誇り高きハッカーの力をね」
白海「言ってくれるじゃねーか!行けるか?ヒーローキッズ!!」
ヒーローキッズ「あぁ!いつでも!!」
白海「うわ!?なんだコイツ!?」
ヒーローキッズ「??!?」
突然ゲートが現れ中から青いロボット?見たいなのが出てきた
???「これが僕のデュエモン竜儀巧(ドライトロン)のDRAだ」
DRA「…」
DRAは目の前の敵を静かに睨み付けている
白海「まずはあいつがどんなデュエモンか調べないとな名前しかわかってないからなそう言えば、さっきのハッカーはこれでデュエモンのデータを調べられるって言ってたよな…」
白海はデヴァイスでデュエモンをスキャンし出てきた情報を見る。
白海「ミュートリアル・ミスト‥成熟期、種族、フリー 属性、闇 蛸のような姿をした成熟期のデュエモン。硬い外皮に守られて、背部から伸びる触手で攻撃する。必殺技は背部から伸びる触手で相手の構成データを破壊する「データクラッシャー」。これが、デュエモンのデータ、見た目どおり防御力が高いな。この成熟期とか、完全体って言うのは何だろう?」
白海おそらくはデジモンのレベルのことだろう。さっきヒーローキッズのデータを見たら成長期と出てた。ヒーローキッズが逃げていたってことは成長期よりも成熟期のミストの方がレベルが高いんだろう。しかし、やり方しだいでは勝てない相手じゃない、しかもこっちはユーレイハッカーがいるんだ!作戦どおりに行くぞ、ヒーローキッズ頼むぞ!
ヒーローキッズ「任せろ!喰らいやがれヒーローキック!!」
ヒーローキッズはシュンに言われたとおりに隙を見て、触手の付け根の部分に攻撃する。
ミスト「ギギィ!!」
ミストは触手の弱い部分を攻撃されて悲鳴を上げる。
白海「よし、その調子だ!」
ヒーローキッズ「じゃんじゃん行くぜ!」
白海はヒーローキッズにいい調子だと言うと、ミストはますます触手を激しく動かし、ヒーローキッズを攻撃する。ヒーローキッズは交わすのに精一杯で攻撃に移れない。
???「やはり、至近距離で触手の付け根部分になっている背中に攻撃するしかない。いけDRA」
DRA「ゴオァァァァァァア!!!」
ハッカーとDRAは白海とヒーローキッズがミストを引きつけている隙に後ろへと周り、DRAが腕からエネルギー弾を放つ、ミストは金縛りにあい、動きが止まる。
白海「今だ、ヒーローキッズ!」
ヒーローキッズ「よし、くらえぇ!本気のヒーローキックだぁ!」
白海は金縛りで動きの止まっているミストの触手が出ている背中に攻撃するように言い、至近距離でのヒーローキッズの本気の”キック”が直撃した、ミストはそのままダメージを受けて倒れる。
白海の「やったな!ヒーローキッズ!」
ヒーローキッズ「あぁ、おまえのおかげだ!ありがとよ!」
白海とヒーローキッズはお互いを認め合い握手をする。
ミスト「ギッ‥‥ギギギ‥‥」
ミストはヒーローキッズの攻撃を受けて、データの崩壊がはじまり消滅しそうになる。
白海「‥‥まぁ、何かの役に立つかもしれん‥」
白海はそう言うと、消滅寸前のミストをスキャンしデヴァイスへ回収する。
白海「なるほど、デュエモンをスキャンするとデヴァイスの中に保存されるのか、このデータをどこかで復元すると言う訳だな」
白海はデヴァイスの中にスキャンされたミストのデータを見てデュエモン・キャプチャーの機能を把握する。
白海「まぁいいや、ヒーローキッズ、俺は頼みがある!」
ヒーローキッズ「あぁ!言わなくてもわかってるぜ!俺もおまえのように強くなりてぇ!こっちから頼む、おまえのパートナーにしてくれ!」
白海「あぁ、もちろんだ!これからよろしく頼む!」
ヒーローキッズ「あぁ、よろしくな!白海」
???「まさか、僕がついてるとは言え、成長期1体が成熟期のデュエモンを倒すとは驚いたよ…キミ達は僕が思った以上に凄いようだね…それに、デュエモン・キャプチャーのスキャンを介さずにデュエモンが手に入ることは、稀だ‥ましてやプログラムが人に懐くなど‥‥」
ハッカーは白海達が成長期のデュエモン達で成熟期に勝利したことと、デュエモンが・キャプチャーを介さずにデュエモンというプログラムが人に懐いたことに驚く。
???「何とも奇妙な光景だ‥‥君は、ハッカーの中でも相当”イレギュラー”な存在になるだろう」
ハッカーは奇妙な光景だと驚き、そして、白海にも意味深な言葉を言う。
???「それじゃ、 僕はそろそろ消えるとしよう(彼は一般のハッカーとは違う何かを感じる)」
白海「ちょっと待てこの辺で”アラタって言う、目つきの悪いやつを見なかった?」
ハッカーは白海に消えると言ってここから去ろうと言う。去ろうとするハッカーに白海はアラタを見なかったかと訪ねる。
???「目つきの悪い少年」?‥‥あぁ、”もうひとりのイレギュラー”の彼か、 彼なら先のエリアに向かった‥」
そう言って、ハッカーはクーロンの奥の方を見る‥白海もそれにつられて奥の方を見るとそこにはさっきと同じファイアウォールが塞いでいた。
???「あそこはかつての旧エリアのエントランスだった場所だ‥今はプロテクトでロックされていて、使用できないが‥あの程度のロック、ハッカーであればどうということはない‥ここから出たいならそこから”ログアウト”出来る。」
白海「あぁサンキュー」
ユーゴ「‥‥そう言えば、まだ名乗っていなかったな、 僕は「ユーゴ」ー チーム「ザクソン」のユーゴだ。 君達が誇り高きハッカーを目指すのであれば、我らザクソンを訪れるといい 扉はいつでも開いている」
少年”ユーゴ”はそう言うと、今度こそ白海達の前から去っていった。
白海「さて、ノキアを連れてさっさと行くか」
白海「それじゃ行くか、ヒーローキッズ‥」
ヒーローキッズ「あぁ、白海!」
白海は不思議なハッカー”ユーゴ”の発言について考えるもアラタを探しに先を急ぐために、パートナーとなったヒーローキッズを連れてノキアを回収しに向かった‥。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
作者「( ´Д`)はぁ…なんでこんな作品作っちゃったんだろ?ほかの作品もあるのに」
白海「遊戯王アストラを待っている方本当にすみません、作者も頑張ってるので」