テラーノベル
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※下手注意
「〇〇は△△であるから〜」
2時限目。数学担当の教師が黒板に式を書きながら言う。
「、、、莉犬くん」
莉犬がサラサラとその式をノートに書いていると隣の席から名前を呼ばれていることに気づく。
「萌音ちゃん、どうしたの?」
莉犬が萌音の席の方に向きながら聞く。
「これって、どういう意味?」
萌音がそう言って見せてきたのは、今日までの化学の課題だった。
「え!?萌音ちゃんやってなかったの!?」
莉犬が小さな声で驚く。
「うん(泣)私バンドやってて、そのせいでやる暇がなかったんだよぉ(泣)」
萌音は半泣きで莉犬に訴えた。
「バンドやってるんだ!?すごっ✨️」
萌音の意外なことに、莉犬は思わず少し大きい声が出てしまった。
「おいそこ!莉犬と萌音か?うるさいぞー!授業集中しろー?」
教師は、莉犬と萌音にチョークを向けて注意する。
「「すみません。。。。」」
二人は声を合わせしゅんとする。
(ほんとにコイツら昨日が初対面かw??仲良すぎんwww)
さとみは二人のやり取りを隣で見ながらにやにやする。
それに気づいたのか莉犬はさとみのほうを(え、さとみくんどした、、w)と言いたげな顔で見つめた。
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