全然事後です
『ね』
「ん、~..?」
『俺の事好き?』
彼の少し湿った髪を触っていた時
彼らしくない質問をされる
「好きだけど..どーしたの?」
『んーん。なんもないよ』
…絶対何かあるじゃん。不破さんこういうとこさぁ..言ってくれてもいいのに。僕ってそんな信用無い?
『晴は最近何かあったん?』
「え~、仕事が少し増えたかなって」
『またぁ?』
「そんな大変じゃないよ」
『そ ~。』
「んゎッ」
『晴さぁ、…』
「..どしたの?」
『…ぁ”-』
「何でも言っていいから」
彼の顔を引き寄せ 舌を重ねたキスをする
不破さん…結構メンタルやられてる?たまにあるんだよなぁ…こういう時何してあげたら良いんだろ、 さっきの…不安なのかな
「湊」
『ん、』
「大好きだから ちゃんと」
『あ..は、ごめん』
「じゃなくて、湊は?」
『 好きやで 』
「ん..ッ”…ふ//」
『もっかい付き合って』
「あ、ッまって..それいらない…から」
『腹痛なるで?』
「いいの、」
「はぁぁぁあ〜…」
[うわ、幸せ飛んでくよ晴くん]
「なにげんじろ」
[…晴くん?]
「恋人がおかしい」
[不破さん?]
「そーなんだけどさぁ…」
流石に心配。あんな暗いトーンでのあの質問なんて初めてだったしその後もなんかおかしい
…連絡も無しに朝居なくなってるし。
何してあげたら良いんだろ
[最近デートしてる?]
「あ」
[ほらあ]
「依頼増えてさぁ…」
[今じゃなくてもいいんじゃないの?]
「早めにって言われて、任せてくださいって返しちゃったよね」
[そういうとこ…でも寝ないのはやめてね ]
「はい…」
1 週間後
[あー、もう…言ったのに]
机に拡げられた資料の上で伏せる彼。よく見ると幾つかの空き缶も転がっている
この光景を何度見た事か、…ん?
頬が赤く色付いてるのを確認し、額に手を当てた
[あつ…]
膨大な量の研究をこの数日で、しかも睡眠もろくに摂っていない状態で、だ。熱が出るのにも無理は無い
とりあえず身体を楽にできるところへ、と思ったとき、
「…ぁ、弦月..?」
[ごめん起きた?まだ寝てていいよ]
「ん..~…あたまいたい。」
[でしょうね、晴くん熱あるよ]
「…まじ」
[身体だるいでしょ?ベッドまで行ける?]
「…立てない」
[はぁ…]
[ん]
「え、いいって僕重いし」
[悪化してもいいの?]
「…」
「あ、弦月そこの__ 」
[14番の薬ね]
「お、さすが」
[何回目だと思ってんの]
「ごめんね..笑」
[自分の身体に言ってくれる?徹夜も極力やめてね]
「だって…」
[あー、気をつけてってこと 無理にとは言わないから]
「…わかった。ありがと」
[…]
[最近不破さんと連絡取ってる?]
「ん、いやきどくつかなくてさ」
[え…いつから?]
「たぶん先週…?」
[電話とかした?]
「時間なくて、」
[そっか…でも1週間連絡無いって…]
「そー、1週…間..?え、?1週間?」
[今更?]
「ちょ、っとまって先週会って、朝いなくてそれから……あれ、?」
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