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リビングで待っていると、 めいちゃんはトイレからの帰りにキッチンの菜穂ちゃんの所に寄って来たようで、2人一緒に戻ってきた。
2人を見て思わずぎょ っとしたが、顔に出すわけにはいかない。
ここはポーカーフェイスで乗り切らなければ…
「ごめんね、毎年めいの面倒見てもらって」
「ううん、いいよ。めいちゃんとはたまにしか会わないけど、いつも忘れられずに懐いてくれてるから嬉しいんだ」
「あたしも叔父さんの暇潰しになるからお互い様だよね🎵」
「もう台所仕事は落ち着いたの?」
「うん、もう晩御飯の時間まで…っていってもまたすぐだけど、すること無くなった」
「いつも手伝わなくてごめんね」
「ここはそういう家だからね(笑)来年からは
めいにもお手伝いしてもらおうかな?」
1人増えただけでリビングが一気に賑やかになった。
「ねぇ、じゃあママも入ってトランプする?」
「あ~ちょっと休みたいかな?」
めいちゃんを挟み、菜穂ちゃんもソファに並ぶ。
「で?今日はどこで何して遊んでたの?」
ぎくっ!
「ここに来てすることなんて、そういくつもないでしょ(笑)当ててみてよ」
「ママわかる!?」
「そうだな~…」
菜穂ちゃんは三択をはずしたので、めいちゃんが 正解と、してきたことを簡単に、簡単に伝えた。
「懐かしいね✨私達が遊んでた頃からもう20年くらい経ってるのに今も変わらないんだ」と遠い目をしてる。
「そういえば、めいちゃんもう大学決まったとか。おめでとう❗」
「ね!驚いたけど内申はそこそこよかったみたいでさ。助かったよ」
「へへ~⤴️」
「で、どこなの?」わかるかわからないけど聞いていなかった。
「なんだ、めい言ってなかったの?」
「聞かれなかったし」
「◯✕大学」それって…
「叔父さんと一緒!後輩ね!」
「それはそれは。でも家から結構あるよね?通い?」
「う~ん、通えなくもないんだけどね。冬場とか早く暗くなったら危ないし、大学の近くに部屋を借りてあげようと思ってるの」
「独り暮らし!いぇーい✨」
「でさ、孝介んち、近くないけど電車で一本でしょ?たまに見に行ってくれない?自炊してるか?とか散らかしてないか?とか」…悪い虫が付かないかとか?
今一番の悪い虫になんてお願いを…
「う、うん。じゃあ邪魔にならないように時々連絡して行こうかな?」
「ううん!行く時は抜き打ちでお願いね!」
「もう!ママったら、ちゃんとするから!でも叔父さん、本当にいつでも来ていいからね?」
めいちゃんは笑いながら言う。笑いながら…
やられた… こんな話、黙ってられるような子じゃない。
先に知っていたら今日の遊びも違うものになっていたかも知れない。
あえて言わずに既成事実を狙ったな。
まんまと作戦にはまった。
赤ちゃんの頃から見てきた、このいとこの子は、ただの甘えたがりのままだけじゃなく、内面もしっかり成長していたようだ。
「叔父さん、春から住み始めたら待ってるからね。色々よろしくね🎵」とウインクされた。