テラーノベル
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好きな女はβやった
その女はいくら綺麗な服をあげようが、綺麗な花をあげようが一切靡くことはなかった
それにβならばαによるフェロモンも効かない
こういった時彼女がもしΩであれば、無理矢理にでも身体の関係を作れただろう
身体の関係だけでも作れば、優しい彼女を縛り付けるのは簡単なものだと思った
しかしどう足掻いてもあの女はβだった
それに極めつけはアイツには他に好きな男がいるということ
ソイツもオレと同じαだった
しかしβである自分とは縁のない存在とし、まだ何も動きがないのが幸いか
オレやったら、そんなん関係なく幸せにしてやれる。
ずっとお前だけを愛してやれる
それなのに何故オレの元へ堕ちて来ない
彼女がΩでさえ、あれば──
アイツがΩであれば良かったのにと何度も何度も望んだ───
しかし仏さんはやはり見ているのだと思う
これは仏さんがくれたチャンスだろう
「…ッ、あ…こ、こない…っで…!!」
好きな女が目の前で甘い匂いを出し、息を荒らげて座り込んでいる
嗚呼…これは、きっとチャンスだ
コイツを手に入れれる、チャンスだ
「!こ、来ないでって言ってる…でしょ!」
怯え、後ろへ後退りする女の前に立ち、ジャケットを脱ぎ彼女へ被せる
「っ…あ……なに、これ……」
オレのジャケットについたαの匂いは今のお前にとっては蜂蜜のように甘く、お前のΩとしての本能を揺さぶるだろう
顔を赤くしつつも、ジャケットを握りしめる彼女を見て口角を上げる
「…こんな所おったら危険やで。オレからは何もせんから、こっちおいで」
「ッ…う…」
手を差し伸べると恐る恐る、手を取る
やはり本能には逆らえないだろう
今にも襲いかかってきそうな、欲情した彼女の顔を見て笑みを浮かべる
「ほな、行こか。」
コメント
9件
すみません Aとかよく知らないんですけれど教えて貰ってもいいですか……?