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今回は夢主さんの容姿について一瞬だけ触れるような描写があります。苦手な方はご注意を!
本編スタート!
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「ふむ」
森が呟く。
「思っていたよりも幼い顔立ちだね」
空気の温度が下がる。彼女はあまり理解できていない様子だった。中也と部下たちは気づいた。中也は頭を抱え、部下たちは遠い目をしていた。
「あぁ、なるほど」
「何がなるほどです」
中也が即座に反応する。
「中也君の好みかな」
「言わなくていいです」
部下たちは吹き出しそうになるのを死ぬ気で抑える。
「でも、安心したよ」
森は彼女に向き合う。
「君はとても優しそうだ」
「そうですか?」
「うん」
森は目を細め、優しく微笑む。
「中也君には必要な存在だろうね」
森のその言葉に、一瞬だけ中也の動きが止まった。彼女は気づいていない。しかし、部下たちは気づいていた。
森が本気で言っていることに。
昔の中也と、今の中也。
中也のことを誰よりも見てきたのは、森だった。
だからこそ、恋人である彼女の存在がどれほど大きいかを理解していた。
「ところで」
森が最初の笑顔を見せる。とても嫌な予感しかしない。
「機会があれば、今度ゆっくり話でもしようか」
ーーしん。
あたりが静まり返る。
「あ、はい」
彼女だけは通常運転である。
「駄目です」
中也が秒で答える。
「えぇ?」
森は困ったような反応を見せる。
「酷いなぁ」
「駄目です」
「中也君」
「首領でも、それだけは駄目です」
「手厳しいねぇ」
ーーー
その日の夕方
中也の幹部室にて
「森さんって優しい人だったね」
「……」
「中也さん?」
「……」
「どうしたの?」
「何でもねぇ」
中也の口数があまりにも少ない。彼女が不思議に思っていると、
「いいか」
「?」
「なるべく首領と二人きりになるな」
「なんで?」
「何でもだ」
「あの人は悪い人じゃねぇ」
「……けど、何考えてるかも分かんねぇ」
「???」
意味が分からなかった。なぜ二人きりに?と疑問に思う彼女だったが、素直に従うことにした。
「分かった」
彼女の反応に少し安心する中也。
「分かればいい」
そう言ってふわりと彼女の頭に手を置く。
彼女は中也の手から伝わってくる温もりを感じながら、ゆっくりと目を閉じた。
コメント
3件
森さん、最初の「幼い顔立ち」発言からの流れ、めちゃくちゃ好きです…!中也が秒で「駄目です」って返すとこ、思わず笑っちゃいました。でもその後に「首領でも、それだけは駄目です」って、本気で彼女を守ろうとしてるのが伝わってきて胸が熱くなりました。最後の頭ポン、中也の不器用な優しさがぎゅっと詰まってて、ほっこりしました🌷