コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
優しくて、明るくて、可愛くて、誰からも好かれているあの子。そんな子にも悩みが、秘密があるなんて―
「真理!一緒に帰ろ!」
そう言われて振り向くと、親友の優衣がいた。優衣はびっくりするくらい完璧な女の子だ。優しくて、明るくて、可愛くて…
「今日、暇?だったら、真理の家行っていい?いいよね!真理、ほんとにいつもありがとう!ね、手繋ご!」
私が相づちを打つ暇もない。そう思いつつ、私は彼女の右手を取った。左側に優衣がいてくれると、なぜこんなにも安心するのだろうか。そんなことを考えつつ、優衣と二人、家に帰った。