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今日は七夕だぁぁぁぁ !!! 😆💭
ってことで七夕を題材にした作品描きます ✏💖
どうぞ !!!!
どんより熱く、息しづらい。そんな夏。
何処からか聞こえる虫の声。
もうそんな季節かと思わされるほど早かったここ1年。
「七夕」俺にとってこの季節は俺の大切な日で、大切な季節行事だ。
桃「もー七夕ぁ??」
赤♀「んね、早いよねぇ〜」
目の前のりうらは持っていたカップに口をつけズズッと一口コーヒーを飲む。
大人っぽい仕草全開で俺と絡んでくるこの女性、りうらは俺の初恋の人。
ただ、その想いもなにも伝えられずグダグダ拗らせてはや5年。
5年間ずっと一緒に居て家族と言ってもおかしくないくらいに近い距離で過ごしてきたのにこの有り様。
本当、俺ってヘタレなんだなってりうらを好きだと思うたびにセットで付いてくる。
赤♀「……ないくんってもうお願い事かいた?」
桃「うわ、忘れてた。」
そう言って焦ってると隣から小さく「あははっ」って上品に笑う声が聞こえてくる。
それを聞いて癒やされていると急にガッと腕を掴まれる。
それに思いっきりびっくりして心臓をバクバク震わせているとまた隣から小さく「ふふっ」と笑う声が聞こえてくる。
赤♀「お願い事、書きに行こ?」
桃「……そうだね」
優しく微笑みかけてやると一瞬嬉しそうな顔してすぐにいつものあの凛々しい顔に戻る。
そのまま俺の腕を引いて外に連れ出す。
すぐにムワッとした熱い空気が全身で感じる。
一瞬で気だるい気持ちになる
桃「あっつ〜……」
1言1言口に出す俺とは違って無言で顔の目の前で腕をパタパタするりうら。
その仕草でさえ愛しく、可愛らしい。
なんてりうらのことを考えていると時間は一瞬で「七夕祭り」と書かれた会場につく。
仙台とかでやってるほど本格的ではない、ただ短冊を書いて笹の葉に飾ってねという通りすがりに簡単にできるものだ。
出店もあってかなりの賑わい具合。
桃「あ、あそこじゃない?」
赤♀「ほんとだ〜!いこいこ!」
ニッコニコの笑顔を俺に向けて腕をグイグイ引っ張る。
すぐ近くにあった黄色の短冊を手に取りペンを走らせる。
りうらはなにか一生懸命短冊の入った箱をみつめ、まじまじと見た後、赤の短冊を手に取りペンを走らせる。
先に書き終えた俺はりうらに見られる前に笹の葉に吊るしパシャリと写真を撮る。
りうらが書き終えるのをただただ眺める
赤♀「うっそ!!もう終わったの!?」
桃「うん、前々からの願い事を書いてるだけだからさw」
そんなくだらない雑談をしていたらりうらも書き終えたみたいで、ペンの蓋をつける。
多分、俺に見えないようにしているのだろうがバレバレで書いてあるものがよく見える。
…なるほど、りうららしい願い事だ。
赤♀「よし…、帰ろ〜!♪」
桃「うん、帰ろっか♪」
今年こそ、今年こそは俺の願い事が叶いますように。
end
『 好きな人と結ばれたい( ないこ ) 』
『 大切な人とずっと一緒にいれますように。( りうら )
コメント
3件
ほのぼのいいです、 ほんとに好きです