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ハチとミツバチ
冷たい冷たい雨の中1人の男を追いかけて路地裏まで来た。気分はサイアク。
「頼む見逃してくれ!金ならいくらでもやる!それとも女か!?お前の欲しい物なら用意してやる!だから見逃してくれ!」
逃げられないと思ったのか、命乞いをしてくる。とんでもなく耳障りでもっと気分が最悪になってくる。
「うるっさ〜…黙って死ねよ…」
顔を蹴ったらガンッって鈍い音が鳴って男は地面に倒れ込んだ。
「生きる価値のない屑が…手間取らせやがってさぁ〜…ホンットにクソだわ…」
何度も頭を踏み付ける。半分八つ当たりが入ってたかも。 顔の原型がなくなってきたところで足に2発、脇腹に1発、頭に3発、顔に5発弾丸を入れてあげた。リロードした後にも弾を使ってしまった。支給品の弾を無駄にするなとか言われそうだなぁと考えるけど、本能的にやってしまったものは仕方がないと納得した後に伸びをする。
「はぁ〜…ようやっと終わった〜…」
そう溜息を漏らした時に電話が掛かってきた。
「あっもっし〜?ハチく〜ん?お仕事終わった〜?」
暗い気分から一変する。
「ミーくん!!今終わったよ〜!すぐ帰るから先映画の準備して待ってて〜!!」
外にも関わらず大声でデレデレしながら話す。
「おっけ〜!気を付けて帰って来てね〜!」
「うん!またね〜!」
電話を切った後にガッツポーズをする。
「マジ神〜!神可愛い〜!流石ウチのミーくん〜!!」
こうなったらする事はただ1つ。さっさと家に帰る。ただそれだけ。
家にさっさと帰ると普段着姿のミーくんが居た。僕に気付くとニコニコと嬉しそうに近寄ってきた。
「ハチくんおかえり〜。随分濡れたね〜、早くシャワー入ってきなよ〜?」
「入る入る〜!ミーくんも入ろ〜!」
家の中ではミーくんとベッタリしたいからシャワーの時も寝る時もご飯の時も一緒に入ってる。優しいし、可愛いし、カッコイイミーくんは僕だけのミーくん。
「そろそろ寝ようか。」
時計を見ると日付が変わってた。少し残念だけど、ベッドも一緒だから楽しみでもある。
「うん寝よ〜」
そう返事をして寝室に足を運ぶ。