ホワイトデーの後日談
※おらふくん視点
無心でパソコンを叩く音だけが響く部室。
「….なんで僕来たんやろ。」
見回してみても自分以外、だれもいない。
「ぼんさんおらんのになぁ…」
無心になろうと努力する。
「….あぁ!!だめや、集中できん!!」
朝の光景がフラッシュバックする。
「っぅう….結局どういうことなん…?ぼんさんは僕があげた飴の意味に気付いとって….それで…?」
「それで、ホワイトデーだから俺の気持ちを返したってだけだよ?簡単になことじゃない?」
「っうわぁぁぁあ?!」
「っそ、そんなにびっくりする!?こっちがびっくりしたよ…」
「っえ、ぁ…れ?な、ん…だって今日、部活こないって….」
「いやー、俺話聞いてなくてさ。午後からはなんもかったんだよね。」
「あっ、あー…そ、そうなんすね!そ、そっかぁ…」
「そ、れ、で?」
視界の両側からぬっ、と腕が生えてくる。
「うわぁぁ!」
そのまま胸の前で指を組まれ、逃げられなくなる。
「おらふくんは俺のことがスキ、てことでいいんだよね?」
「ぇ、あ….と、その….うぅ….」
「んー?」
横から覗き込まれる。
真横に、しかも顔の近くにぼんさんの顔がある。
緊張するどころの話じゃない!
…でも。
「….すき、です…会ったとき、から。」
言わなきゃ、ぐちゃぐちゃなまんまだ。
「…やっと言葉で聞けた。俺も好きだよ、おらふくん。」
「え…ぁ、えっ…?!」
「ふふ、その顔やっぱかーわい。」
ちゅ、と頬に柔らかい感触。
「?!?!?!」
「あははっ!ごめんごめん。びっくりさせちゃったね。」
ぱ、と組んでいた指をほどいて少し離れる。
頭を撫でられた、けど前みたいなぽんぽん、じゃなくてわしゃわしゃっ!みたいな。
「…もしかして、ぼんさんも照れてます?」
「は、はぁっ?!て、照れてないしっ!!」
「やっぱ照れとるんやぁ。顔真っ赤ですよ?」
「お、おらふくんだって真っ赤じゃん!!」
「…そりゃぁ、そうですよ。だって…好きな人からの、ほっぺちゅーですよ?」
「…なんか、改めて言われると恥ずいな…」
「…そ、れで。僕たちって…付き合うってことで…いいん、ですかね?」
「いいん、じゃない?まあ、俺はおらふくんが良ければ…だけど。」
「い、いに…決まってますよ。」
「…ん、よかった。」
離れていた距離がゆっくりと狭まる。
ぼんさんの手が僕の顔に触れて、触れられたところから、じわーっと熱が広がっていくのがわかる。
「…ね、さっきの
コンコン
「もしもーし、お二人さん?一応ここ学校だからね。節度は守ってくださーい。」
「ど、ドズさんっ!?」
「あ、えと、こっ….これはその…」
「はいはい、なんとなく状況は分かってるからね。とにかく、続きはどっちかのお家でお願いしまーす。」
「つっ…?!つつつ、続きなんてっ…その…」
「はーいはい。忘れ物しないよーに。気をつけて帰ってくださーい。」
さー、この後二人はどうなったのか。
は、皆様のご想像にお任せするとして。
…はい、謝罪会見ですね。
どうも、バレンタインの話を1ヶ月遅れで投稿した&ホワイトデー+後日談ですら遅れて投稿した大罪人、山本です。
もう本当にごめんなさい。ち、ちが…違うんです…決して忘れてた訳じゃ…や、やめっ…生卵はやめてくださいっ!!またヒヨコがっ…
…はい、ごめんなさい。
季節系はちゃんと書くつもりだったんですが、バレンタインは書き始めるのが遅くて間に合いませんでした。
ともかく、今後こんなことは無いようにはしますが多分またやりますこの男。(他人事)
ということで、また不定期投稿になると思いますすいません。
またひょっこり顔出すと思うんで、そのときはよろしくお願いします。
以上、山本で….じゃねぇや、忘れてた。
詫びイラストあげときます。
はい、ド下手くそでごめんなさいね。
分かりにくいけどこれ右肩前に出してるからこんなかんじで…うん、やっぱシワとか光とかがないと遠近感が出ないですね。
これで勘弁してください。
では今度こそ。
またお会いしましょう、山本でした。
追記:フォロワー300人を突破致しました。
いつも見てくれている方々、ありがとうございます。
飽き性の俺ですがここまで続けられているのは皆様のおかげでございます。
これからもよろしくお願いいたします。
コメント
6件
リクエストです。おんりーちゃんと誰か(ドズルさんかめん)をくっつけることってできますか?
続きが気になる。そして 尊い( ◜‿◝ )♡
絵も神で小説も神… 圧倒的天才ですね…←語彙力