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憧れ ¿

1 - 第1話 ばとえん

♥

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2024年11月26日

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俺は今日 、 この朝日が綺麗な中綺麗な花火を散らそうと思う 。





今日も楽しくない一日の始まり 。


何も食べず 、 ただゆっくりと学校に向かう 。


教室に入り自分の席をつくと同時にかけられる水 。


いつも通りだな 、 と少々呆れつつも机の上の花瓶を床へ落とす 。


氷水だったのか体が冷え震え始める 。


自身の体を抱きつつもゆっくりと出る 。


上着を取り 、 ゆっくりと屋上に向かう 。


屋上につき体を刺すような鋭い風に刺されつつもびちょゞの服を脱ぎ上着を着る 。



『 …   、 ぁ ! 人だ 〜 ! 』



明るい 、 どこか元気をもらえる声の方向を見ては笑顔のままこちらに向かってくる人がいた 。


まるで 、 ひまわりのような人だ 。


それと同時に肌が露出しないよう 、 ぎゅっ、と体を握る



『 …   、 誰ですか 、 ? 』



恐る恐るそう聞きつつも彼は〝ニキ〟、と名乗った 。


同学年の隣のクラスのやつらしい 。


馴れ馴れしくて 、 どこか天然で 。


どうやら授業をさぼりたく 、 来たらしい 。



その日は 、 とにかく此奴と話し 、 あっという間に放課後になった 。


家に帰るのが怖くて 、 暫く動かないでいると彼から



『 一緒に帰ろっ ? 』



と手を差し伸べられた 。


大人しく一緒に帰っては別れ道までとにかく話し 。


ゆっくりと 、 扉を開ける 。


酒 、 煙草のこもった匂いがする家へゆっくり足を踏み入れる 。


すると目の前から 、 いつもより苛ついたた父親が現れた 。


髪を掴まれ 、 防音室まで引きずられる 。


質素な部屋 、 ベット 、 机 、 箪笥 。


怯えつつもベットに放り投げられては 〝早く脱げ〟 なんて言う低い声にからだをびくつかせる 。


大人しく脱ぎ 、 ゆっくりと足を開く 。


満足そうに黄色い葉を覗かせ笑う父親が気持ち悪くて 。


普段排泄にしか使わないところに太くて大きいものが埋め込まれては顔を歪める 。


壊れた玩具を扱うよう 、 酷く 、 激しく使われて 。



『 ぅ ゛ぁ 、 、 ♡ 』


『 もっと締めろよ 、 使えねぇな 、 』


『 ごめ っ 、 なさ 、 ♡ 』


『 締めてんじゃねぇよ ど淫乱が 。 』



なんて会話に矛盾を抱えつつも早く終われ 、 とだけ願う 。


何かを考えてるのが気に食わなかったのか 勢いよく頬に手が飛んできて 。


髪を掴まれ 、 頭を振られる 。


ひたすらに呻いては生理現象か 、 涙が出て来て 。


唆られたのか一気に突かれ根元まで咥えて 。



『 ぁ ゛ っ !? ♡ 』


『 …   、 きもちわり 、 笑 』



絶叫に近い喘ぎ方をしてはそう呟かれ 。


数時間後 、 やっと行為が終わりずるる、と抜かれていく 。


ぼやつく視界で天井を見詰めつつも後処理をしようと起き上がり 。


まだ満足してなかったのか 、 手が飛んできて 。


下腹部を殴られては白濁が下から溢れ 。


それを見て汚く笑う父親を睨む 。


その目が嫌だったのか 、 煙草に火をつけ肌に押し当ててくる 。


ひたすらに泣き 、 呻いて 。


体に限界が来たところで 、 やっと手は止まり 。


睡眠とは言えない半ば気絶のようなもので眠りに落ちて 。


また 、 日が昇って 。


カレンダーにチェックを入れ 、 あと何日か数える 。


今日も 、 体を売られないため 、 学校へと足を運ぶ 。


教室には寄らず 、 真っ先に屋上に向かっていく 。


あいつと 、 お揃いのアクセを買ったり 、 いろんなところに行ったり 。


彼奴と話し、抱かれ、カレンダーにチェックを入れる 。


雑に二重丸がついた日 、 待ちに待った日が明日になった 。


朝 、 早めに目を覚まし 向日葵を買う 。


あらかじめ書いた手紙と 、 向日葵を持ち階段を駆け上がる


るんゞで 、 走り 、 向日葵の下に手紙を置き 、 アクセサリーを外す 。


ゆっくりとフェンスを跨いでは座り朝日を見つめつつもアクセを握り 。


立ち上がると同時に扉の開く音 。


明るい彼の姿が見えてはいつもより早いことにびっくりして 。


目を見開く彼と 、 焦る自身 。


重力に力を任せゆっくりと降下をする 。



にぶい 、 おと 、 からだのいたみ 、 まわりのひとのさけぶこえ 、



それだけでは足りずあらかじめ用意したナイフで胸を刺す 。


やっと瞼が閉まって来ては最後に見た光景 、 相棒の泣いた顔 。



それだけがのうないにのこって 、 、



¿¿¿サイド



最近仲良くなった面白い彼奴 。


でも 、 家庭の事情や学校でのいじめがあるらしい 。


助けたく 、 裏で動いていた 。


先生に訴えても 、 児相に訴えても大人は動いてくれない 。


優雅に咲く 、 フリージアのような笑顔だけが俺の楽しみだった 。


早くも月日が経ち 、 最近は幸せそうで 、 安心していた 。


いつもいる屋上の掃除でもして驚かそうと 、 早めに向かった 。


扉を開けて 、 目に入ったのはフェンス越しの彼 。


びっくりして 、 瞬きをした瞬間 、 彼の姿はもうなかった 。


急いで階段を降り 、 事故現場へ向かう 。


人が集まってるそこへ駆けつけてはナイフが突き刺さり形が崩れた彼に触る 。


俺の願いは虚しく 、 目を閉じて幸せそうに眠る貴方しか残されていなくて 。


先生 、 警察 、 大人の方 。 俺の権力じゃ敵わない人たちに囲まれてはゆっくり離され 。


急いでください階段を上がり花束と手紙を取る 。


震える手で 、 ゆっくりと開けるとそこには



『 ニキへ 』



嘘ついててごめんな 〜 。 裏で動いてくれとんの嬉しかったで 、 笑

色々 、 めんどくなったんよ 。

こんな俺と仲良くしてくれてありがとう 。 俺の人生でたった一人の親友でたった一人の相棒やで 。 向日葵みたいなお前が好きだった 。 向日葵の花言葉 、 憧れ 。 憧れの相棒に 、 一つだけ 、 お願いがある 。 俺の分まで生きてくれ 、 俺が見れなかった世界を見せてくれ 。 絶対 、 追ってくんなよ 、 笑 お前のペースで 、 ゆっくりこっちにこいよな 。 ずっと 、 見守っとるよ 、 笑




綺麗な彼の字 。 助けれなかった後悔 、 目の前で人が消えた虚無感 、 俺と 、 仲良くしてくれた 、 憧れのお前 、 。


目を閉じ 、 ゆっくりと貴方の姿を思い出す 。


フリージアのように 、 優雅に咲く貴方のよう俺は堂々と生きるよ 、


大好きだったよ 。







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