テラーノベル
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控え室に戻るといち早く変化に気づいたのは玲だった。
「、、え、ちょ、颯斗なにその手、血出てるじゃん!?」
玲の言葉にみんなの視線が集まる。
みんなの視線の先には明らかに歯型の傷跡に血が滲む俺の手があった。
「うわ!ほんとだ!こんな短時間で何したの」
「え、なにしてんの、包帯とか、、手当しようよ!」
直弥は血の気の引いた顔で俺を見ていた。
「それ、どうしたの?」
みんなが混乱している中永玖だけが冷静に俺の目を見つめた。
俺は目を逸らして少しおちゃらけながら言う。
「ごめん、いつもの噛みグセ!集中しすぎてやりすぎちゃった笑」
「なんだよそれ気をつけろよな〜」
哲汰は少し安心した顔で傷口を触ろうとする。
「やめろいたいからー!!」
大丈夫、いつも通りにやれている、大丈夫。
やってしまった。
2回も颯斗に迷惑をかけた。
その上今回は傷まで作らせて。
こんな自分が心底いやになる。
自分で性欲も抑えられないなんて動物以下だ。
そんなことばかりが頭を駆け巡っている時声をかけられた。
「大丈夫?」
後ろから声をかけられ振り向くとそこに居たのは永玖だった。
「ん?えなにが??」
永玖はいつにもなく真剣な顔で俺を見つめる。
「、、どうしたの?」
悪い考えが頭をよぎる。
「直弥、おまえΩだろ。」
1番恐れていたことに言葉が詰まる。
「、、なんで?」
「直感、かな。」
「でもそれだけじゃない。
今日直弥が戻ってきた時、ほんと少しだけど甘い匂がした。前にもこういうことあったんだ。
それに、今日の颯斗の手の噛み跡、あれ理性抑えるためにやったんじゃないかって。」
俺はうつむくことしかできなかった。
なんて返せばいいのかわからなかった。
そんな俺を見て永玖は続けた。
「大丈夫、誰にも言わない。
でも、もし困ってるなら俺の事頼ってよ。」
「俺ずっと、直弥のことが好きなんだ。
こんな時に言うのはずるいってわかってる。
けど、もし直弥が辛いなら俺が救いたい。」
「俺なら、直弥のこと番にできるよ」
静かな声だった。
でも、冗談でも、軽口でもないってことだけは俺にも伝わった。
「なんだよそれ、」
いきなりの告白に言葉が上手く出てこない。
ずっと弟みたいにおもっていた永玖からそんな言葉が出てくるなんて思ってもみなかった。
「ごめん急に、でも俺本気だから。」
永玖の顔は見れなかった。
ここまでどうでしょうか!
感想あれば聞きたいです🙇🏻♀️😭
永玖お話に出すの何気に始めてでキャラ崩壊酷いかもしれないですけどご了承ください🥲
コメント
2件
ねえ最高すぎるんですけど!?!?!?߹𖥦߹👍🏻💘えいなおも最高すぎるかも🫶🏻❤️🔥
このお話とっても大好きです!! 続き楽しみにしてます✨️