嗚呼、どうすればいいんだろう。
もう自分が押さえられないんだ。
今日も君は優しく俺に笑いかけてくれる。
あぁ、可愛い可愛い僕の烏。
「おはよ、烏」
ビクッ!
烏は一瞬肩を震わせたが、直ぐに返答した。
「あ、嗚呼…おはよ、ひお…羊」
いつものように可愛らしい笑顔で笑ってくれる烏。
あぁ、可愛い。
僕はそんな烏の細い腰を引き寄せキスをする。
相変わらず甘い甘い烏とのキスは僕を夢中にさせる。
「今日一緒に帰らへん?烏」
「へッ、…でも羊部活あるんやない?」
「んぇ、笑そんなのもう辞めたで?」
なんで驚いた顔をしてるの?
だってこの前部活があるから一緒帰れなくなった時に烏が言ったじゃん。
部活なんてせんかったら毎日一緒に帰れるのになって。
だから僕部活辞めたんだ。そうすれば烏とも毎日一緒に帰れるし、何より烏のため。
「え、…あんなに楽しそうに部活してたのにええの..?」
「ええよ、全然。これもすべて烏のためだから別に辞める事に抵抗とかそういうの何にもなかったし」
「え…?俺のため……?」
戸惑う烏も可愛いな何て思いながらまたキスをする。
烏は信じられないかもしれないけど、僕は烏のためなら何だってしてやるよ?
烏がやめろと言えばやめる。
烏が欲しいならそれをやる。
烏が邪魔だと思う奴がいるなら殺してやる。烏が他の奴等と縁を切って自分の傍にだけ居ろと言うのならば全然そうする。
分かるかな、烏
僕の世界は烏が中心に回っているんだ。
烏旅人という動力を失った時、僕は二度と動かなくなる。
この先も烏しか要らない。
烏が居れば親の愛情もゲームも何も要らない。
分かってる。自分は狂ってるんだ。
きっと。
あぁ、可愛い僕の烏。
今日も僕は酔い狂う。
コメント
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めっちゃキュンってしました ひおりんの烏愛が凄まじくて 好きです読み切りでも楽しく 見させてもらいました! ありがとうございます!!