「ね〜ね〜」
「…」
私は露、絶賛無視中の元エルフ。
というか、付き合ってるのにこんなことしていいのかしら…
…いやいや、そんなこと言ってたら、すぐに犯されちゃうから。
おっと、センシティブ設定されたくないのでこれ以上はやめておかないとね。
そして、私に話しかけてくるこの娘は依。
最近私と付き合い始めた、旧き友人ね。
多分体を重ねたいために、私の反応を待っているのだと思う。
つまり、反応したら負けなのよね。
「…」
「ね〜ぇ〜無理やりやっちゃうわよ〜??」
「……っ。」
だめだめ。反応しちたってやられちゃうんだから。
反応しちゃ…だめなの…
「…もうっ」
「…?」
突然、依が動きを止めた。
諦めたか…と思った、その瞬間だった。
ーもう惚れてるんだし、楽になりましょ♪ー
「「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♡♡♡」」
耳元で、私の感覚を奪ったかのように静かに発せられた。
「ほらぁ…耳元でこんなにとろけちゃって〜」
「〜〜〜♡♡」
「やっぱり好きなのねぇ〜…」
ま…また耳元で…
そう、依は、私の弱点が耳だと知り、耳元でささやき続けているのだ。
「ほらぁ…もう全部私に任せていいから…♡」
「…///」
ー楽に、なろ?ー
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♡♡♡」
それが、止めの一言だった。
「…ふふ、どう?私のこと、好き?」
もう、センシティブ設定とかどうでもよかった。
「…でしゅ、」
「ん〜?」
「しゅきでしゅ…だい…しゅき…///」
ここから、何があったのか。
私は、それを知らない。
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