テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
・解釈違い、ヤンデレ等注意
ある時のデデデ城。
大王様はまた侵略者を倒しに出かけており、
バンダナワドルディはお留守番をしていた。
バンダナ目線
バンダナ
『これでしたら、
もう僕はいらなさそうですね』
ワドルディ
「いえいえ!そんなことありません!
バンダナ先輩がいなければ
解決できないこともありましたよ!」
バンダナ
「そーかな?ありがとうね。」
そうワドルディと話していると…
ホウワァン…
そう「ディメンションホール」が
開く音がした。
急いで音の方角に向かう。
まだ誰もいないようだった。
ワドルディ
「ば、バンダナ先輩ぃ…ど、どうすれば…」
バンダナ
「僕が、行く。」
ワドルディ
「や、やめてください!
先輩がいなくなったら、僕…僕たちは…」
バンダナ
「緊急時の時のために、僕がいるんです。」
そう言いながら走り書きで
大王様に手紙をかく。
───そうして、
僕はディメンションホールに乗り出した。
───────────────────
気がつくと、ある山にいた。
───なんとなく、
知らない世界のようだった
メタナイト様が言っていた
山に遭難したら上へいけという
言葉を信じて、僕は山を駆け上る。
頂上は意外と近かったようで、
僕は一番上から絶景を見た。
大王様やカービィに見せたかったなと
思いながら立ち上がり、
歩き始めた。その時
バンダナ
「………あっ…!?」
ちょうどそこに、穴があったのだ。
僕は真っ逆さまに落ちていった。
───────────────────
また、僕は気絶をしていたようで、
気づいたら地下にいた。
山から落ちたから当然かぁ…
花がクッションになって
助かったようだった。
ごめんなさい花さんと管理してた人…
とりあえず、動けるうちに動くことにした。
ところどころある人工物に安心しながら。
門のようなものを潜ると、
顔のついた花さんがいた。
????
「ハロー!ボクはフラウィ。
お花のフラウィさ!」
バンダナ
「わぁフラウィさんこんにちは!
よかった!人(?)がいたようで!」
「僕はバンダナワドルディです!
よろしくお願いします!」
フラウィ
「もしかして、落ちてきたのかな?」
バンダナ
「そうです!大王様のお城にいたら
「ディメンションホール」があって…」
フラウィ
「ディメンションホールって?」
バンダナ
「よくわかっていない。
不思議と開いてしまう時空の歪みです。」
「そこに入ってしまえば自分たちとは
違う世界に行ってしまうんです」
フラウィ
「それでこの「地底の世界」にきたんだね!」
バンダナ
「そうです!きっとみんなが困っているので
早くでなきゃ」
フラウィ
「モンスターではなさそうだな…(小声)」
「バンダナくんは落ちてきたばかりで、
この世界のルールも知らないでしょ?」
バンダナ
「そうですね!」
フラウィ
「それならボクが教えてあげるよ!」
「準備はいい?」
バンダナ
「何から何までありがとうございます!」
───────────────────
フラウィ
「この世界にはLVというものがあって、
それがないとすごく弱いんだ」
「LVというのはLOVE。つまり愛のことさ!」
バンダナ
「なるほど!みんなを愛せばいいんですね!」
フラウィ
「バンダナくんもLOVEが欲しいでしょ?」
バンダナ
「欲しいです!
どうやったら集まるんでしょうか!」
フラウィ
「待ってね…今からボクが
LOVEを分けてあげるから!」
バンダナ
「いいんですか!?
僕何もお礼ができませんが…」
フラウィ
「いいのいいの!ボクがやりたくて
やってることだからね!」
「この世界ではね…LOVEはこんなふうに…」
そう言いながら5つの白いカプセルを取り出した。
お薬みたいな形のものだ。
フラウィ
「白くてちっちゃな「仲良しカプセル」に
入れてプレゼントするんだ」
「それじゃあ行くよ?」
「さあ!仲良しカプセルを追いかけて!」
バンダナ
「わあい」
そうしてカプセルに触れると…
バンダナ
「グハッ……な、なに…を」
ダメージを負った
フラウィは怖い顔をして、
愉快に、笑う
フラウィ
「バカだね」
「この世界では”殺す”か”殺される”かだ」
「こんな絶好のチャンスを、逃すわけないだろ!」
そして僕の周りに白いカプセルが集う。
───囲まれた。
フラウィ
「しね」
フラウィは豪快に笑いながら
じわじわと僕を追い詰める。
咄嗟にガードをする。
──これで、くるんと回る!
そうして「その場回避」でカプセルを避ける
フラウィ
「は?」
バンダナ
「あ、危なかった…」
フラウィ
「なんでボクの魔法を通り抜けられたんだよ!
お前!」
バンダナ
「え!?えっと…「その場回避」っていう
一定時間無敵になれる便利な技ですよ?」
フラウィ
「……戦闘経験ありかよ。は〜つまんねぇ」
そう言いながらフラウィは
地面に潜っていった。
その場回避がないって
この世界大変そうだなあ
───────────────────
なんだか、
マルクさんみたいな人と出会ったが、
とりあえず瀕死の体で進んでいく。
パズルがあったものの、
大半は突破されている。
針の罠も、安全にやりで探しつつ進む。
途中にあった飴を一つもらい、
感謝しながら進む。
途中にある白い埃に
古さを覚えずつも進んでいった。
大きな木を通り過ぎると
紫色の可愛らしい家が出迎えてくれた。
僕は壁をノックをしてみる。
コンコン
バンダナ
「す、すいませーん!誰かいますか〜!」
すると中から誰か出てくる
????
「あら?いらっしゃい。
初めてみるモンスターさんね」
バンダナ
「モンスター…?えっと!
僕、バンダナワドルディです!」
「気づいたら穴に落ちてて!それで…」
????
「あら、地上にもモンスターっているのかしら…?」
「あ、自己紹介がまだだったわね。」
「私はトリエル。ここの遺跡の管理人です。」
バンダナ
「トリエルさん!よろしくお願いします」
トリエル
「まあ!あなた怪我してるじゃない!
こっちにいらっしゃい。直してあげるわ」
───────────────────
僕はトリエルさんに治療してもらった後、
事情を説明する。
トリエル
「まあ、あなた「モンスター」ではないのね。
勘違いしちゃってたわ」
バンダナ
「モンスターも人間もよく分かりませんが、
多分違います」
トリエル
「そうなのね…あなたは、そこに戻りたい?」
バンダナ
「はい!僕は、大王様のところにいなきゃ。
こんな僕でも一応慕われてはいるんです。」
トリエル
「そうなのね…」
トリエル
「いきなりで、申し訳ないんだけどね。
お願いが…」
????
「トリエル〜?」
そう話していると、茶色い髪にシマシマの服をきた
アドレーヌさんに似た人が現れた。
トリエル
「あ、紹介しなきゃね。
この子は「フリスク」。
つい最近地底に落ちてきた子なの。」
バンダナ
「そうなんですね!よろしくお願いします!」
フリスクは僕をみてすごく驚き、
固まっている。
知らない人がいるから当然だろう。
フリスク
「………キミ、は?」
バンダナ
「僕、バンダナワドルディです!
よろしくね!フリスクさん!」
フリスク
「……そ、そう。よろしくね」
そうやって酷く動揺している。
トリエル
「二人とも挨拶は済んだようね。
座ってちょうだい。」
そうトリエルさんは真剣な顔をした。
───────────────────
トリエル
「フリスク。あなたは地上に出たいって言ってましたよね。」
フリスク
「う、うん。でも危ないからって…」
トリエル
「バンダナくんも
地上を目指しているらしいの。」
急に話を振られてびっくりする。
バンダナ
「へっ…は、はい。」
トリエル
「いきなりで、申し訳ないんだけどね。」
「この子も一緒に
連れていってあげて欲しいの。」
フリスク
「えー………」
バンダナ
「えっ!?」
フリスク
「でも…迷惑、かけるだろうし」
バンダナ
「確かに小さい子一人では、
危険でしょうし…僕は大丈夫ですよ!」
トリエル
「フリスク。これは一度しかない
チャンスと思ってちょうだい」
「人間は、モンスターに…殺される。」
バンダナ
「え!?」
フリスク
「で、でも…僕は一人がいいな」
バンダナ
「でも危険でしょ?
僕がついていくでもいいから
行かせてください!」
フリスク
「え、え〜……」
フリスクさんは考え込んだ後、
渋々了承した。
だが…
フリスク
「でもトリエル。僕はずっと強いってこと、
証明したいんだ。」
「だから、二人っきりで戦ってください。」
そうお願いした。トリエルさんも了承した。
トリエル
「バタースコッチシナモンパイがキッチンにあるから取って来てくれないかしら」
「3等分して、二つ袋に入れて欲しいの」
バンダナ
「分かりました!二人っきりで戦いたいんですもんね!」
───────────────────
バンダナ
「ふんふんふ〜ん」
そう歌いながら
バタースコッチシナモンパイを
3等分にする。
言われた通りに袋に入れて、
一つは冷蔵庫にしまった。
ついでに洗い物もしておく。
助けてもらったから当然だよね!
フリスク
「バンダナくん?」
フリスクさんが戻ってきた。
バンダナ
「あ、フリスクさん。
これトリエルさんが言ってた、パイ。
渡しておきますね」
フリスク
「………ありがとう。」
バンダナ
「あ、トリエルさんにお礼を言わなきゃ」
フリスク
「トリエルなら、
あなたそんなに強かったのねって
嬉し涙を流して、
遺跡の外にいっちゃった。」
「放っておいた方が、いいやつだと思う。」
バンダナ
「そっか、確かに子供が成長する瞬間は
一人でいたいかも」
フリスク
「まあ、実の子ではないし、
本当にちょっとの時間しか
過ごしてなかったけどね…」
「ほら行くよ〜!冒険はまだまだ長いんだ!」
バンダナ
「待ってください〜!」
───────────────────
トリエルとフリスクの戦い
フリスクは「おもちゃのナイフ」を振るった。
瞬間、トリエルの腹が赤く染まる
トリエル
「あ…あな、た……」
「そんなに……私を、憎んで…いるの………?」
フリスクはとびっきりの笑顔を見せたが、
トリエルは気づかない
トリエル
「わた、しは…あなたを…守りたくて、
あな、たを……
閉じ込めようと、した………」
「でも、大きな、間違い…だったわ………」
「それ、で守られて……いたのは、
外にいる…みんなの方…だった!」
「み、みんなと……バンダナ、くんには………
手を、出さないで………」
「ハ、ハハ……」
シュンとトリエルは
白いチリとなって消えた。
フリスク
「ようやっとチュートリアル終わった…
ここスキップできたらいいのに」
「ゲームみたいに。」
「しっかし、バンダナって誰だろ?
初めて見たけど…」
フリスク
「……とりあえず、”利用”はできそうだから、
生かしてはあげるよ」
「バンダナには手を出さない。」
「約束ちゃんと守るとするよ。トリエル。」
そう笑って、
バンダナくんのところへ行った。
───────────────────
バンダナ目線
トリエルの遺跡の地下を通って
次のエリアへいく。
バンダナ
「この地下通路を越えたら
何があるんですか?」
フリスク
「さぁ、でも本には
さむ〜いところになるんだって」
バンダナ
「うーん…寒いの平気ですか?」
フリスク
「僕は大丈夫だけど……
バンダナくんの方が心配だな。」
「バンダナ以外何もつけてないし」
バンダナ
「僕は慣れてるので平気です。」
───────────────────
遺跡の門を潜り抜けると
大雪が降っているところへ来た
バンダナ
「すごい雪ですね!どうやって地下に
雪が降ってるんでしょう…?」
フリスク
「モンスターの中には
寒いところを好む奴らもいるから、
魔法で降らせてるんだって。
トリエルが言ってた」
バンダナ
「魔法かぁ…やっぱりすごいですね!
魔法って!」
フリスク
「……魔法を見たこと、あるの?」
バンダナ
「僕の世界では
魔法や魔術を使ってる人がいるんですよ!」
フリスク
「そうなんだ。いつか会ってみたいな」
バンダナ
「きっと仲良くなれますよ!」
フリスク
「……そうかな」
そう話しながら雪の道を進んでいく。
そして謎に木で作られた門があった。
バンダナ
「これ、なんでしょう?潜っていいのかな?」
フリスク
「……いいんじゃないかな。」
すると背後から気配。
というか、ザッザッザと雪を歩く音がする。
フリスクさんの目の前に立つ。
バンダナ
「何者!」
思わず槍を構える。
???
「あ〜………オイラは
危害を加えるつもりはないぜ?」
バンダナ
「ですが、僕でも途中まで
気配は気づきませんでした。」
「あなた、只者じゃないですね?」
そう警戒をしながら、目を光らせた。
隠し通路的なものがあったのだろうか。
???
「あ〜……自己紹介するぜ。
それなら安心だろ?」
バンダナ
「なら先にこちらから。」
「僕はバンダナワドルディです。
そしてこちらは「フリスク」さん。」
「地底の世界に迷い込んだので、
出口を探しています。」
???
「出口、か?」
バンダナ
「そうです。一人くらいなら
空を飛んでいけるので」
???
「そうか。よろしくな。握手しようぜ」
バンダナ
「握手する手がございませんので。」
「そちらも自己紹介をお願いします。」
槍を構えてでのコミュニケーション。
???
「オイラはサンズ。見ての通りスケルトンだ」
バンダナ
「サンズさんですね。覚えました。」
サンズ
「槍を下げてくれないか?そこの
「フリスク」ってやつと話したいんだ」
バンダナ
「申し訳ないですが、
遺跡の管理人のトリエルという方から、
用心棒を頼まれていますので」
サンズ
「あのおばさん…生きてるのか?」
サンズは驚いたような顔をした。
バンダナ
「へっ…普通に生きていますが…?」
サンズ
「そ、そうか。最近声がしなくてな。
心配してたんだ」
フリスク
「バンダナくん。サンズ……さんは
いい人そうだし、下げてあげようよ」
バンダナ
「ですが、僕はみて来たんです」
「友達と言って騙す奴を」
「洗脳して、元仲間にけしかける奴を」
サンズ
「…そんなに危険なとこに住んでるのか?」
バンダナ
「……たまに侵略者が来るくらいで、
普段は平和な星です。」
フリスク
「星?地上から来たわけじゃないの?」
バンダナ
「僕の星に「ディメンションホール」という
ワープゲートが開きまして、
その調査に来ました。
この星出身ではないです。」
サンズ
「事情はよく知らんが、
オイラは人間と仲良くしたいだけだぜ?」
バンダナ
「僕ありではダメなのでしょうか?」
フリスク
「サンズ……さんもこう言ってるし、
多少は自衛できるよ。僕も」
バンダナ
「……そこまで言うのなら。ですが、
危険だと思いましたら何か声を。」
フリスク
「わかったよ」
僕は槍を下げた。
フリスクさんはふふっと笑った。
バンダナ
「僕はこの先で待ってます。」
僕はそう言って門を潜り抜けた。
───────────────────
フリスク目線
フリスク
「サンズ…さん」
サンズ
「……さん付けは嫌いなんだ。」
フリスク
「……単刀直入に言うけど、
僕のこと、知ってるでしょ」
サンズ
「…ああ、お前が世界を滅ぼした回数は7回、
”オレ”に殺された回数はざっと
300ってとこか?」
フリスク
「やっぱり。……で、どうするの?僕のこと。」
サンズ
「”オレ”はそんなことよりも…」
「あの”バンダナ”ってやつだ。どうする気だ」
フリスク
「どうもしないよ。”ループ”で初めてみたから、
気に入ってるだけ」
サンズ
「……あんな”笑い方”。オレは初めてみたぞ…」
フリスク
「あの子、騙されやすくってかわいいからね。」
「笑えば笑うほど僕に思い入れてくれるんだ。
とっても面白くない?」
サンズ
「……お前にとっては、そうかもな」
フリスク
「セーブの力は使えるけど、
不思議と鋭そうだから
極力使わないようにしてるよ」
サンズ
「……そろそろ辞めちゃくれねぇか?
オレは疲れたんだ」
フリスク
「なんで?つまんないじゃん」
サンズ
「………そうか」
フリスク
「もういい?またやり合おうね〜」
サンズ
「………はぁ」
そう言って僕はバンダナくんの元へ行く。
──いつか正体を明かした時、
どんな反応をするのかな。
殺すのもいいけど、
閉じ込めてずっと元の世界への希望を
見せるのも面白そうだ。
────────────────────────
バンダナ目線
バンダナ
「大丈夫かな。やっぱり
一緒にいるべきだったのかな…」
フリスク
「バンダナく〜ん!話終わったよ〜!」
バンダナ
「フリスクさん!無事で何よりです」
フリスク
「サンズ……さん、とってもいい人だったよ」
バンダナ
「そうなんですね……
悪いことしちゃいましたね」
フリスク
「まあ、気にしてなさそうだったよ」
バンダナ
「そ、そうなんですか?」
フリスク
「まあ、行こうよ!
まだまだ先は長いんだからさ!」
───────────────────
道中、フリスクさんから
サンズさんとさっき話していたことを聞く
フリスク
「サンズ……さんからね、
弟さんの話を聞いたんだよ」
バンダナ
「へ〜弟さんかぁ。どんな人なんでしょう」
フリスク
「ニンゲン狩りのハンターに
なりたがってる子。だって。」
バンダナ
「え!やばいじゃないですか!」
フリスク
「でもいい子らしいから、
仲良くできるかもね」
バンダナ
「そうなのかな…」
そう話しながら歩いていると、
さっき出会ったサンズさんと、
隣に背が高いスケルトンがいた。
人間ハンター?とのことなので
警戒しながら進んでいく。
????
「に、にいちゃん!
あ、あれってさっき言ってたニンゲン!?」
サンズ
「そうだな」
フリスク
「僕たちのこと話してるんだ…」
フリスクさんは困惑している
????
「信じらんないッ!」
「これでアンダインに褒められる!」
「これで人気者!友達いっぱい!」
????
「おいニンゲン!と一緒のモンスター!」
「オレサマはパピルス様だ!」
パピルス
「ニンゲンたち!ここは通さんぞ!」
やはり戦闘は避けられないようだ。
パピルス
「貴様ら覚悟しろ!」
「ニャハハハハ!」
そう笑いながら
パピルスさんはどこか行ってしまった。
サンズ
「すまんな。あう言う奴なんだ。」
バンダナ
「は、はぁ…なるほど……?」
フリスク
「……まあ…行こ!バンダナくん」
バンダナ
「そうですね!行きましょ!」
そうして僕たちは次の道を辿って行った。
───────────────────
サンズ
「………”アイツ”の普段を知ってると
気持ち悪くて仕方ねぇな……(小声)」
───────────────────
バンダナ目線
そして僕たちはパピルスさんの用意したパズルを解いていき、
「スノーフルの街」へ到着した。
バンダナ
「”スノーフルの街”ですって!」
フリスク
「お店あるかな?」
バンダナ
「お宿ありますよ!泊まりましょ!」
フリスク
「いいねいいね。」
「あ、僕用事あるから、
お宿先に取っておいて。」
「トリエルからのお小遣い出しとくね。」
そう言って160ゴールド渡された。
───────────────────
お代はきっちり二人で160ゴールド。
なんでかは分からなかったけど、とりあえずベットで眠った。
───────────────────
フリスク目線
シュン………
フリスク
「ふー……ふー……」
ついた”白いちり”を振り払う
雑魚どもを倒して、
ようやっと”LOVE”が溜まった。
フリスク
「あ〜楽しかった!」
僕はニコニコしながら街へ向かう。
胸の奥で、ちょっぴり悪戯な期待がうずく。
いつかはバンダナくんに、
この姿見せてやりたいな。
そして、恐怖で震える
バンダナくんの顔を見たいな。
───────────────────
そんなフリスクの思いは知らない
バンダナくん
スノーフルの町では波乱が起きていた
モンスターA
「大変だ大変だ!ニンゲンがモンスターを
皆殺しにしているらしいぞ!」
モンスターB
「街の外れにいた奴らと
連絡が取れないらしい」
モンスターC
「た、大変…私の息子と連絡が取れないの!
誰か!知ってませんか!」
モンスターD
「も、もしかしてもうニンゲンに…」
モンスターC
「い、いやよ!さ、探しに行ってくる!
きっとどこかで泣いてるわ!」
モンスターA
「ウォ、ウォーターヘルまで逃げるんだ!
きっとアンダイン様が、
どうにかしてくれるさ!」
バンダナ
「に、ニンゲンって…」
「フリスクさん以外にもニンゲンが…?」
「た、大変大変どうしよぉ!
早くフリスクさんのところに行かなきゃ!」
サンズ
「……バンダナって言ったか?どこいくんだ」
バンダナ
「ひ、一人にしちゃってるんです!
フリスクさんを!」
サンズ
「……あ〜…そうか……」
バンダナ
「さ、サンズさんたちは
先に逃げてください!」
「危険なニンゲンにフリスクさんが襲われてたらどうしよう!」
そう言いながらフリスクさんを探しに町の外れへ行った。
───────────────────
サンズ
(危険なニンゲンっていうのは
フリスクなんだけどな…)
サンズ
「パピルス、行こうぜ」
パピルス
「お、オレサマは…」
───────────────────
フリスクはちょうどバンダナと
入れ違いになってしまった。
スノーフルの街にはもう誰もいない。
フリスク
「もう誰もいないか」
「はぁ…バンダナくんどこ行ったんだ……」
だが、一人だけ…
愚か者が、佇んでいる。
フリスク
「まあ、丁度いいかな。あの”愚か者”を
倒すタイミングとして、ね」
パピルス
「動くな!ニンゲン!」
フリスク
「やあ、パピルス。どうしたの?
そんなに焦って。」
落ち着いて言う。
そうするのは
不意打ちの方が”楽しい”し”楽”だから。
パピルス
「にいちゃ…我が兄から聞いたが…」
「モンスターに酷いことをしているって
本当か!」
「本当ならオレサマは酷いと思うぞ!」
フリスク
「いやぁ、そんなことをしてるつもりは
ないよ?」
パピルス
「よく聞け!ニンゲン!」
「貴様は道を踏み外している!」
「誰かが正しい道へと
導いてやらないとダメだ!」
そうだとしたら、君じゃない方がいいな。
道を踏み外していないから、
前へ、前へと進む。
パピルス
「ちょっと!人が喋っている時は、
じっとして聞かなきゃダメなんだぞ!」
「お、おっほん」
「貴様は道を踏み外している!」
「だが、案ずるな!
この偉大なるパピルス様が…」
「貴様の友達になって、
お手本を示してやるぞ!」
「オレサマが貴様を救ってやる!」
救わなくったっていい。
人が望んでないのにやろうとするのは
”ありがた迷惑”と言うんだよ?
救われる側も、救う側を選ばせてよ。
道を踏み外していないから、
また、前へ、前へと進む。
パピルス
「ああ、歩み寄ろうとしてくれてるね…」
「ってことは抱き合って
友情を確かめたいってことだね?」
「やった!オレサマの教えが、
早速役に立ったぞ!」
「さあ!偉大なるパピルス様の腕に
飛び込んでこいッ!」
フリスク
「バイバイ。パピルス」
そう言って、おもちゃのナイフを振るった。
おお、何か言って”ちり”になったね。
適当に払って、バンダナくんを探しにいく。
僕をおいて逃げはしないだろうから、
スノーフルの町の外れにでもいるだろう。
───────────────────
バンダナ
「フリスクさ〜ん!!!どこですか〜!!」
どれだけ探しても、フリスクさんはいない
どうしよう。本当に…危険なニンゲンに…?
フリスク
「バンダナくん!」
バンダナ
「ふ、フリスクさん!
どこ行ってたんですか!」
「危険なニンゲンが無差別にモンスターを…」
フリスク
「む、無差別に……?」
フリスクさんは真っ青な顔をする。
運が悪ければ、自分もそうなっていたから当たり前だ
バンダナ
「ほら!早く!逃げますよ!」
フリスク
「う…ん……わかった」
───────────────────
フリスク目線
僕たちはウォーターヘルまで走った
バンダナ
「はぁ…す、すいません………フリスクさんのペース考えず走っちゃって……」
フリスク
「ば、バンダナくん早いね……」
こんなちっちゃな体からどうやって
こんなスピード出るんだろ?
解体して確かめたいなぁ。
バンダナ
「ここ、ウォーターヘルとか言ってましたっけ?」
フリスク
「みんなが言う限りはそうだね。」
モンスターの子
「な!ニンゲンってみたか!?」
そう急に話しかけてきたのはモンスターの子。
バンダナ
「えっと…あなたは……」
モンスターの子
「オレのことはどうでもいいからさ!」
「危険なニンゲンがうろついてるらしいぜ!」
フリスク
「ん〜……僕たちは危険なニンゲンなんて
見てないよね?」
そうバンダナくんに聞いてみる。
まあ、危険なニンゲンっていうのは
僕のことなんだけど。
バンダナ
「そうですね。見てないです。」
「というか!危険なので離れましょ!」
モンスターの子
「いやだよ!アンダインとニンゲンが
戦うところを見るんだ!」
フリスク
「なら僕たちと一緒に行く?」
モンスターの子
「いいのか!」
バンダナ
「……確かに危険でしょうし、
親御さんが見つかるまでなら…」
モンスターの子
「え〜。母ちゃんと父ちゃんに言うなよ!」
フリスク
「でも……ね?バンダナくん」
バンダナ
「僕も分身はできないので……
メタナイト様みたいに分身できれば……」
モンスターの子
「え!分身できる人がいるのか!?」
フリスク
「そんな人がいるの?」
バンダナ
「そうです!分身して戦ったりできるんです!
メタナイト様は!」
「僕が尊敬する人の一人です!」
モンスターの子
「でもでも!アンダインだってすごいぞ!」
尊敬する人……許せないな。
バンダナ
「と、とりあえず危険なニンゲンがくる前に
いきましょ!」
モンスターの子
「そうだな!」
フリスク
「うん。バンダナくんの言う通りだね。」
───────────────────
バンダナ目線
途中、フリスクさんが危険なニンゲンと
勘違いされて
アンダインさんに追いかけられたりした。
そして……
また、またフリスクさんと離れてしまった!
先行ってて!と言いながらどこかへ行ってしまった。
言われた以上は先に行くしかないため、
僕は長い橋を渡る。
アンダイン
「………お前は」
バンダナ
「……アンダイン、さん」
アンダイン
「……一つ聞きたいことがある」
「なぜニンゲンに肩入れをする、モンスター。」
バンダナ
「……僕は、モンスターではなく、
別の存在です。」
「ニンゲンに肩入れとは言っても、
いい人間と、悪い人間がいると思うんです」
「だからフリスクさんを地上に帰さなきゃ。」
アンダイン
「はぁ………一つ忠告してやる」
「目に見えるものだけを信じるな」
アンダイン
「じゃあな。この世界ではないモンスター。
先にいけ」
バンダナ
「待ってください!まだフリスクさんが……」
アンダイン
「……そいつなら先に行った。」
バンダナ
「そ、そうなんですか!
ありがとうございます!」
そうお礼を行って洞窟を抜けた
───────────────────
アンダイン
「……全く、何もんだ。アイツは」
「見たこともないし、人間に肩入れをする。」
「いや、騙されてるって方が
正しいのか……?」
「さて、危険なニンゲンを待つとするか」
───────────────────
フリスク目線
フリスク
「うーん。彼は行ったかな?」
そう言いながらアンダインに会いに行く。
戦いたくってうずうずしている。
そう思いながら橋を渡る。
そろそろかな。
モンスターの子
「おーい待てよ〜!」
「あのさ」
「アンダインにお前と関わるなって
言われたんだ」
「お前は……たくさんの人を傷つけたって……」
「そんなの、嘘だよな?な!?」
フリスク
「……」
僕は笑ってみせる。
彼に見せる笑顔とは違う笑顔を。
モンスターの子
「……どうしたんだよ…」
「なんで答えねーの?」
「え……な、なに?
なんでそんな顔してんだよ………?」
「なんだよその”不気味な”笑顔……」
そろそろうざったらしくなってきたので、
チリにするために近づく。
モンスターの子
「ちょ、まじかよ……」
(ヤッベェ……心臓バクバク言ってる………)
モンスターの子は、なぜか震えているようだ
モンスターの子
(アンダインだったら、どーするかな……?)
モンスターの子
「おい……」
「こ、こここ……これ以上は……
や、やや、や……やらせねえぞ……」
「み、みんなにランボウするやつは……
お、おおお、オレが、ゆるさねぇ……!」
「オレが、相手だ……!」
「お、おお、お前なんか………!」
フリスク
「そっか。バイバイ……楽しかったよ」
そう言いながら、”とびっきりの笑顔”で
モンスターの子を切りつけた。
だが、だがまた。
モンスターの子
「アンダイン!ひ、ひどい怪我……」
またアンダインが庇った。
………面倒なことを。
アンダイン
「……これくらい、かすり傷だ。」
「ここは私がくい止める……
早くいけ!」
モンスターの子はどこかへいってしまった。
アンダイン
「……ハハ…。」
「子供の手前、ああは言ったものの……」
「どうやら…今の一撃で……」
「私は……」
「もう…」
「ダ、ダメ……らしい………」
アンダインは足元が揺れ、今にも消えそうだ。
アンダイン
「パピルス……」
「アルフィ…」
「………アズゴア…」
「すまない……どうか………」
「許して…くれ………」
お話はそろそろ終わりかな。
この時に攻撃した方が早いけど、
面白くないし、早くしてくれないかな……
スキップとかしたいな。
アンダイン
「…………」
「いや、まだだ……」
キタキタ!
早くやり合おうよ♪
アンダイン
「この体は……」
「今にも砕け散りそうだが……」
「それでもまだ……」
「この魂の奥に……なぜか、
力が燃えたぎっている」
アンダイン
「私はまだ……死ぬわけにはいかない……!」
「これはもはや……モンスターだけの
問題ではない……そうだな?」
何が問題なのか、
ずっと考えていた時もあったが、
もはや関係ない。
アンダイン
「私が貴様を食い止めなければ…」
「貴様は全てを破壊するつもりだ……」
「モンスターも、ニンゲンも、見境なく……」
「夢も希望も、一瞬で握りつぶす……」
握り潰す?握り潰してはないけどな
……大きさ的に
アンダイン
「だが、この私がさせはしない!」
「今、世界中のすべての魂の……!」
「……鼓動が一つになっている。」
「我々の目的はただ一つ……」
「貴様を倒すことだ……!」
倒してみて。あの感覚は独特なんだ。
アンダイン
「ニンゲンよ……いや、
貴様の正体がなんであろうと…」
正体はなんだろうね。神とかかな?
アンダイン
「世界を救うため……」
「私が、貴様を打ち倒す…!」
アンダインは、白い光に包まれ、
不死身のアンダインへと変貌する。
アンダインは大きく姿を変えた
アンダイン
「さあ、貴様の本気を見せてみろ」
───────────────────
フリスク
「はぁ……ねえアンダイン。もう”終わり”?」
アンダイン
「だ、まれ……貴様は…この手で…………。」
フリスク
「話している時間はないんだ。ごめんね」
そう言いながら武器を振るった。
最近はパターンも把握しちゃって、
つまらない。
アンダインはドロドロと
ケツイの力によって溶けていく。
フリスク
「貴様の本気を見せてみろっていう割に、
本気が見れなくって…あ〜、かわいそ…w」
アンダインは、
チリとなって返事はもうしない。
フリスク
「ああ、今度このセリフを
殺す前に言ってみようかな。
どんな反応するかな…♪」
フリスク
「早くバンダナくんのとこ、いかなきゃ。」
「バンダナくんに逃げられたら、
つまらないもの」
「バンダナくん。純粋無垢で、可愛いだもん。」
「キュートアグレッションってやつかな?」
邪魔になった塵をはらう。
フリスク
「……まあ、逃がす気ないけど」
───────────────────
少し戻って、バンダナワドルディがホットランドに。
バンダナ
「ここ……なんの建物だろ……」
そこは白くて四角い大きな建物だった。
バンダナ
「すいませ〜ん!誰かいませんか!
すいませ〜っん!」
「これ……あっ…開いちゃった……」
「ここ以外道はないし……」
他の道は川が流れているか、
謎のビリビリするバリアだった。
バンダナ
「仕方ない。この建物を通って
フリスクさんを探そうかな」
そう思っていたものの、疲れてしまったので
建物で少し休憩することとした。
───────────────────
「くん……バンダナくん!」
バンダナ
「は、はい!」
フリスク
「よかった……
もう、なんでここで寝てたのさ」
どうやら僕はこの建物で
寝てしまっていたらしい。
バンダナ
「どうしてフリスクさんが……?
先に行っていた筈では…」
フリスク
「あ〜……キミがなかなか来ないから、
引き返して来たんだ。」
「バンダナくん。危ないよ……
ここには無差別に攻撃する
ニンゲンが来ているって
言っていたのはキミでしょ?」
バンダナ
「そ、そうでした!」
フリスク
「でも、大丈夫だよ」
フリスクさんがニコッと笑った。
カービィさんのような明るい笑顔で、
安心する……
フリスク
「だって、アンダインがいるんだ。
きっと止めてくれるよ」
バンダナ
「そうですね!無事だといいんですが……」
フリスク
「そうだね。でも先に進まないと。
戦ってくれているアンダインに悪いよ」
バンダナ
「なら早く行きましょ!」
────────────────────────
フリスク目線
バンダナくんがぐっすり眠っている間に、
先のモンスター達は倒しておいたよ。
マフェットやメタトンは今回も簡単だった。
初めは楽しいから
モンスターを倒していたけど、最近は……
バンダナくんに危害を加えるやつを
なくすために。
バンダナくんに危害を加えていいのは、
あの子の笑顔を傷つけるのは、
あの子の純粋を奪うのは、
───僕だけだから。
───────────────────
ホットランドにて
バンダナ
「なんでか、
モンスター達がいないですね……」
フリスク
「前のところまでは居たのにね」
バンダナ
「やっぱり危険なニンゲンから
逃げているんでしょうか……?」
フリスク
「でも、僕たちにとっては
ちょっかいかけられずに済んで、
ラッキーかも」
そうクスクスと笑った。
バンダナ
「も〜。冗談はやめて早く行きますよ!」
フリスク
「よく冗談ってわかったね!」
バンダナ
「よく冗談を言う人がいるんですよ……
多分僕のこと探しているので、
早く帰らないと」
フリスク
「……前、別の世界から来たって
言ってたから、帰れないかもよ?」
バンダナ
「大丈夫ですよ!
不思議な力で来てくれるんです!」
「一番の心配は気まぐれなとこですけど……」
フリスク
「……よかった。バンダナくんが帰れそうで。
でも、帰っちゃったら寂しくなるな」
バンダナ
「またいつか会えますよ!
帰れるってことは来れるってことです!」
フリスク
「……そうだね!早く帰るために行かないと!」
───────────────────
フリスク目線
さっきの話を聞いてから、
焦りの感覚がする。
バンダナくんは僕のものなのに。
帰らないで。
持っていかないで。
奪わないで。
ねえ……
なんでそんな嬉しそうに
“帰れる”なんて言うの?
その嬉しそうな顔しかできないの?
嬉しそうな声しかできないの?
もしかして、前に言っていた奴らには……
別の顔をしているの?
不安そうな顔。
悲しそうな顔。
泣いている声。
震えて、懇願する声。
他の奴らには見せてるの?
他の奴らには頼っているの?
他の奴らと僕は何が違うの?
……………そうだ。
奪われる前に、閉じ込めちゃえばいい。外の誰にも触れられないように。僕だけを見てもらえるように。
だって大丈夫。バンダナくんなら、きっと怖がる顔も……泣く顔も、震える声も……きっときっと素敵。
そんな顔を
全部、全部、僕だけに向けてくれるように。
バンダナくんを閉じ込めて、
バンダナくんは
僕だけの秘密にしちゃえばいい。
あんなちっちゃい子が、
自分の危険な星を安全と言っていた。
そんな場所に戻らせたら、
バンダナくんはきっとすぐ死んでしまう。
バンダナくんを守らなきゃだから。
バンダナくんには僕が必要だから。
バンダナくんには外は危険だから。
──その方が、ずっと愛しいから。
とても可愛いから。
すごく綺麗だから。
恐怖は美しいから。
それがすべてだから。
───あの子が好きだから。
───────────────────
バンダナ
「うう……あとどれくらいでしょうか」
タランザさんのような
蜘蛛の糸のエリアを抜けて、
豪華ホテルのようなところを抜けて、
ハルトマンワークスカンパニーのような機械で溢れた青いラボを抜けて、
灰色で染まった部屋を抜けていく。
フリスク
「早く帰りたいね。
どれくらいあるんだろう?」
バンダナ
「早く大王様の元へ行きたいです……」
フリスク
「大王様?」
バンダナ
「僕が慕っているデデデ大王様です!」
「とっても強くて、優しくて!でも
カービィさんやメタナイト様に
張り合っちゃうところがいいんです!」
フリスク
「……カービィって?
メタナイトは前に聞いたけど。」
バンダナ
「僕たちの星を守るヒーローです!」
「強くて優しくて!
どんな罪の人でも許してくれるんです!」
「皆さん僕が尊敬する人です!」
「人に優しくして、」
「人を守って、」
「どんな人でも許せるような人に
なりたいんです!」
フリスク
「いい夢、だね」
バンダナ
「ありがとうございます!」
───────────────────
灰色の部屋を辿っていくと、
広くて黄色い神秘的な部屋が現れた
バンダナ
「ここは……?」
フリスク
「……」
とりあえず、歩んでいく。
すると、ある空間で次元が歪む。
そこにサンズさんが現れた。
バンダナ
「……サンズ、さん?」
フリスク
「…………」
サンズ
「おお……なるほどな」
「久しぶりだな、バンダナ」
バンダナ
「今のは、異空間転移能力………?」
「マホロアさんみたいな、
ワープ能力でしょうか。」
よくわからないが、
とりあえず警戒しながら聞く。
サンズ
「まあな。そんな感じだ」
バンダナ
「厄介な……ここにいるってことは」
フリスク
「戦うってことだよ。バンダナくん。」
サンズ
「………」
サンズさんは無言でフリスクさんを睨む。
バンダナ
「ふ、フリスクさんだけは、
逃してくれませんか」
「フリスクさんは悪いニンゲンじゃないんです。」
サンズ
「本当にそう思っているのか?」
フリスク
「バンダナくん。
よくわからないけど怖いよ……」
サンズ
「ああ、”気持ち悪くて”仕方ねぇ。
”お前”の性格を知っているとな。」
バンダナ
「よくわかりませんが……
戦うというのなら、僕が相手ですっ!」
フリスク
「……え。」
バンダナ
「僕は戦うの結構、得意なので心配しなくても大丈夫ですよ!」
サンズ
「オイラはそっちのニンゲンと
戦いたいんだが……」
バンダナ
「トリエルさんにフリスクさんを守ると
”約束”したので」
槍を突き出す。
サンズ
「……単なる遊びじゃないんだ。」
バンダナ
「僕って、結構慕われてて……」
「何度か世界を救う旅に
連れて言ってもらえるほどなんです」
「帰るのを邪魔するのなら、
尊敬する人のように……
容赦しないです。手加減はしません」
「手加減は失礼ですので。」
サンズ
「……そうか。そこまでケツイが強いんなら」
「オレに二人がかりでかかって来い」
サンズさんは本気を出している。
初めて見る姿だ。でも……
バンダナ
「いやです。二人がかりはフェアじゃないです」
「僕で十分ですので、フリスクさんは先に行っててください!」
フリスク
「………わかった」
フリスクさんは先へ走り出した。
サンズ
「おい。オレは”そっち”が目的だ」
バンダナ
「僕を倒してからでも、十分ですよね」
サンズ
「はぁ、わかった。」
「……まだ引き返せるぞ?」
バンダナ
「過去は振り返りません!
明日は明日の風が吹くので!」
サンズ
「……その言葉は嫌いなんだ。」
「明日の風が不穏だったらどうすんだ」
バンダナ
「その時は、友達に頼ったり、
また明日を待つんです。」
サンズ
「明日を奪われた人はどうなるんだ」
バンダナ
「心さえ、亡くならければ生き返ってくれるんです」
サンズ
「やっぱりお前は…
”別宇宙”の存在なのか」
「……早く、やろうぜ」
バンダナ
「絶対に勝って、あなたと仲直りします!」
───────────────────
サンズ
「今日は素敵な日だ」
「花が咲いてる。小鳥もさえずっている」
「こんな日はもう来ないだろうな」
バンダナ
「……どう言う意味ですか。」
サンズ
「一度お前には
”この世界のルール”っつうもんを
知った方がいい」
「努力すればいい人になれるなんて
都合いいもんはないってな」
急に地面から骨が生えてくる。
緊急回避でどうにかなった。
次は骨の隙間を掻い潜らなければならない。
その次はビーム砲を出す。
……戦いづらい。
サンズ
「ハハ…いつも思ってたんだ…」
「なんでみんな最初に
必殺技を使わないんだろうって」
バンダナ
「隙だらけですよ!」
そう言って3本の槍を飛ばす「ワドトリプルスロー」を出す。
だが、ワープで避けられてしまった。
サンズ
「聞きたいことは山々あるが……」
「とりあえず”アイツ”を倒さないとな。」
ビームを何本か取り出して僕に向かって飛ばしてくる。
緊急回避で避けて、
”サンズ”に近づいていく。
バンダナ
「ワド百れつスピア!」
”サンズ”に何回も槍を突き出す
「ワド百れつスピア」を放つが、
ワープで逃げられてしまった。
サンズ
「なかなかのやり手と思うが……」
バンダナ
「……隙」
喋っている間に
槍を回して空を飛ぶ「ワドコプター」からの
下に体重をかけて落ち、槍で刺す「月落とし」のコンボをする。
サンズ
「おーっと、そうは問屋がおろさないぜ」
だがまたワープで逃げる。
何回もワープで逃げる。
バンダナ
「ここ!」
サンズ
「……まだまだ!」
バンダナ
「当たらない……カービィさん達がいれば……」
「でも普通の人にそれは……」
サンズ
「ハッ。オレは”普通”ってか?」
バンダナ
「だって、何も悪いことをしていない人に
それはどうかなって」
「ここは挨拶がわりに戦うようなとこでも
なさそうですし。」
サンズ
「……お前どんなとこから来たんだ。」
バンダナ
「美しく、平和なせいで
侵略されまくる星から、ですよ」
そう言いながらビームや骨を避けて、
リフトを乗り継ぎ、攻撃をする。
……避けられるが。
サンズ
「……なんでお前はあの人間を守ってんだ」
バンダナ
「さっき言いました」
重力の向きを変えられつつ、骨を避けつつ、
”サンズ”のところへ行き、
「月落とし」を出す。
が、やはり避けられる。
サンズ
「どっちも当たんねえな!」
さっきまでより明らかに大きい追跡型ビーム。
緊急回避の無敵時間で避けながら、”サンズ”へ
「ワドトリプルスロー」。また避けられる。
ずっと僕と”サンズ”は避け続けている。
埒が開かない。
バンダナ
「……当たらないですね。」
サンズ
「諦めて、くれたら……
こっちも助かるんだけど、な」
明らかに息が上がっている。
普段運動していないと言っていた。
それは今のツケだ。
バンダナ
「いえ。続けましょう」
サンズ
「そうか。もっと本気出していいってことだな?」
─────────────────── ”サンズ”は僕自身さえもワープさせ、攻撃をしようとする。
だが、僕は避け続ける。
また尊敬する方達に会うために!
攻撃を続けなければ。
勝てない。
バンダナ
「隙……隙………避ける……隙…」
サンズ
「独り言が、ひでぇ……な」
バンダナ
「よく、言われます。
隙……避けて………ここは…」
バンダナ
「大地づき!」
地面から素早く槍を突き出す強力な技だ。
サンズ
「おっと。そうは問屋が……」
……避けられたか。
次の瞬間、ガヅンっと音がし、”サンズさん”は倒れた。
バンダナ
「さ、サンズさん!?」
フリスクさんが歩いてくる
彼は冷たく言う
フリスク
「……時間かかりすぎ。」
サンズさんは薄目を開け、苦笑いを浮かべる。
サンズ
「あ、ぁ………不意、打ちか……」
バンダナ
「ふ、りすくさん……何、を……」
サンズさんの口から血がポタポタと流れる
バンダナ
「あ、血…サンズさんの………治療をしなきゃ……」
そう言った瞬間。
サンズさんは言った。
サンズ
「……忠告は、したから…な。」
そして、白いちりとなって消える
バンダナ
「サンズ…さん………?さ、サンズさん!」
フリスクさんは冷たく言い放つ。
……僕の知らない人みたいだ。
フリスク
「そんなチリは置いといてさ。ほら、こっち来て?」
バンダナ
「………、
え…?」
フリスク
「もう僕たちしか、ここにはいないからさ。」
────────────────────────
フリスク目線
邪魔な花と王を片付けた。
あとはバンダナくんの戦いを
見届けるだけ……
でも、意外と接戦のようだった。
なんで?なんで邪魔するの?
あとちょっとでバンダナくんを
独り占めできるのに。
……今サンズ殺したらどうなるんだろう
流石のバンダナくんも泣くかな?
僕に必死にしがみつくあの花みたいに
泣いて懇願するかな?
泣いて、生かしてって、なんでもするって、言ってくれるのかな?
フリスク様の言う通りにしますって
心にもないことを”可愛く”言うのかな?
それとも怒るかな?
よくも友達をって、みんなをって、
ヒーローみたいに言うのかな?
フリスクなんてもう友達じゃないって
言い放たれちゃうのかな?
どんな反応をするのか、
試さずにはいられなかった。
……どの反応でも面白いし、
きっと可愛いんだろうな。
それに、結局は僕に従うことになるんだ。
ああ、久しぶりにワクワクする。
バンダナくんの反応が、楽しみ
───────────────────
バンダナ
「……裏切り者だったんですね」
フリスク
「そうだよ。」
バンダナ
「悪い子には、お灸を据えないとですよね。」
「まだあるかな……あったあった」
僕はマキシムトマトを取り出す。
サンズさんを殺した彼…
いや、全員か。
彼には少し反省をしてもらわないと。
バンダナ
「……これで、回復完了です。」
フリスク
「何そのトマト。」
バンダナ
「体力を全回復するものです」
フリスク
「サンズに苦戦してたのに
僕に勝てると思ってるの?」
バンダナ
「友達…いや、尊敬する人たちなら……」
「大王様にはどんな状況下でも戦う精神を」
「メタナイト様からは
どんな時でも戦いを楽しむ心を」
「『星のカービィ』からは諦めず、
その人の幸せを願うことを」
「僕は諦めず立ち上がります」
「かかってきてください”フリスク”。」
「僕は戦闘で手は抜かないですので。」
フリスク
「なんだ。あんまり期待してた反応じゃないな」
バンダナ
「悪かったですね。こちとら裏切りはもっとでかいのもらったので」
フリスク
「……バンダナくん。」
バンダナ
「……なんですか」
フリスク
「バンダナくんに勝ったら、何をもらえるのかな?」
バンダナ
「優越感だけじゃないですか?」
フリスク
「はぁ……もっと泣いたりするもんだと
思ってたんだけど」
バンダナ
「……自分で言うのもあれですけど、
精神には自身があります。」
フリスク
「じゃ!やろう。早く決着つけようね♡」
───────────────────
バンダナ
「ハァ……ハァ………」
「つづける……がんばる……の、精神……」
「戦いを楽しむ……諦めず………
立ち上がる……」
「グフッ……」
刃物の傷が痛い
フリスク
「早く諦めてくれないかな。
傷つけすぎておかしくなっちゃいそうだよ」
バンダナ
「まだま、だぁ!」
フリスク
「遅いよ。もう諦めて?」
バンダナ
「グハ……痛…」
「死ぬまで……どれくらい、だ………?」
「復活を、狙えば……」
フリスク
「ギリギリ死なないくらいで止めるよ。」
「早く諦めて?」
バンダナ
「まだ、だ……集中しろ……」
分身を作れるようになった日を思い出せ……
集中しろ……
バンダナ
「ひん、し……だからか、できない……」
フリスク
「ふふ……無理みたいだね。
もう、諦めたほうが楽だよ。
バンダナくんを殺したくないんだ」
「だから、僕のものになってよバンダナくん
大王ってやつから、僕になるだけ。
簡単でしょ?」
「バンダナくんを死なせたくないの」
バンダナ
「嘘……つく、な……」
(カービィ…大王様……メタナイト様…
部下のみんな…)
(水ちゃん……メタナイツ……バル艦長………)
(マホロアさん…ローアさん…
タランザさん…グリルさん……
マルクさん…エフィリンさん……)
(カービィ……カービィさん……
星の、カービィ…………)
(みんなごめんね……
もう、勝てないのかもしれない……)
バンダナ
「みんな………せめて最期は、
ポップスターがよかったな……」
フリスク
「最期なんかじゃないよ。
ただ僕のものになるだけだよ?」
バンダナ
「でも、みんなを、守ってこれたし……
もう僕は居なくても……いいのかな」
「だって、僕が居なくても………
城は機能、するし……」
「なら、また………
みんなに会える日を願って……」
バンダナ
「フリス、ク……決めました…よ。」
「君のものになって、
いつかみんなに会いに行く」
フリスク
「一生僕のものだから。
会えないよ。みんなとは」
バンダナ
「夢は……いつか、叶うから…」
「明日は、明日の風が……
吹くと信じてるから………」
「カービィなら、
助けてくれると………信じてるから……」
フリスク
「何それ。僕のことが嫌いだけど、
仕方なく従ってるみたいじゃん」
バンダナ
「そんなこと、ないよ……フリスク…」
「殴り合ったら、友達って、
カービィ言ってたもん………」
「フリスクさん…とは、友達………ですよ…」
フリスク
「……………はぁ」
───────────────────
バンダナ
「暇………」
あの時はフリスクさんに従った。
エフィリンやマホロアさんが
探してくれると信じて。
牢屋に入れられたこと自体に文句はない。
だが!娯楽がない。
その文句を言ったら
「僕と話すことが娯楽でしょ?」と
バンダナ
「ポップスター民のこと
舐めてるんですか……!?」
「飯!昼寝!ぼうりょ……戦闘!
これがないとつまんないじゃないですか!」
そう言いながらずっと座っている。
寝ることすら許されないらしい。
バンダナ
「つまんないや〜。仕事もないし」
「んえ?」
牢屋の端に何かキラキラと光るものがある。
バンダナ
「何これ。」
「はぁ……メタナイト様の戦闘狂が恋しい……」
「カービィの破天荒が見たい……」
「大王様に撫でられたい………」
「大王様にこき使われてぇ……」
「大王様の右腕どころか
全身(?)になりたい……」
「仕事くれ……」
「仕事ないと死ぬって言ってたけど
本当だったんだ……
ごめんマホロアさん……」
大王様ロス(?)で泣く
バンダナ
「ずっと光ってる
この謎のやつにイラついてきた……」
「こっちは大変なのによ……」
だんだんとキャラ崩壊しているのは
大王様が居ないせいである。
本当に。それだけ。
監禁は嫌ではないが、
娯楽がないのと
大王様が居ないのにキレ散らかしている。
バンダナ
「日々がつまらない。
なんでかメタナイト様の戦艦墜落させたい」
「大王様のベットで一緒に昼寝したぁい」
「ついでにローアも墜落させたい」
「あとマスタークラウンをぶっ壊したい」
「日々がつまらないから
戦闘民族のポップスター民舐めんな」
「大王様に心配されたいよ」
「それか洗脳された大王様を眺めてたい(?)」
バンダナ
「というかなんだよこの牢屋舐めてんのか」
「こんくらいなら
握力低い(星割れる)僕でも
突き破れるっつーの」
壁を指(?)でツン、と押す。バキッ……!と石が粉みたいに砕けた
バンダナ「……は?やわ……」「え、フリスクさんこれ牢屋って言わないよ? “気持ち程度の柵”だよ……?」
「もうここまできたら脱走でもするか……?」
「でもなー……帰る方法ないし」
「いっそのこと洗脳でもしてくれ。
みんなが来たら
殴って解決するだけでだからさぁ……
ダークマターさんでも
スージーさんでもいいから」
「ていうかフリスクさん、ほんと舐めてる。
ポップスター民の監禁って
“無限飯・昼寝自由・戦闘あり”
なんだよ……
この牢屋、どれも無いじゃん……
生きてけるかぁ……!」
「というかあんだけ
(規制音)がグイグイ行ってるのに
(規制音)気づかないのなんなん?」
「(規制音)もさ〜、
もうちょい露骨ってか……
アピールしろよ〜。
部下とか関係ないでしょ!!(あるだろ)」
そういいながら角の光に手を伸ばす。
不思議とその光は掴むことができた。
バンダナ
「なんだこれ?なんで掴めるんだろ……」
「なんとなく……魔法ではなく、
魔術のような光………。」
「………」
「もうカオスでもなんでもいいから
ポップスターに帰りたいですぅ……」
目を刺すような眩しい光を浴びる。
そして、僕は気を失った。
───────────────────
バンダナ
「……ここは…?」
目が覚めると、
デデデ城の自分のベットの上だった。
バンダナ
「あ、あれ……?」
体の異常はなし。
ベットの隣にはまあまあな量の料理。
バンダナ
「えーっと……何が………」
「僕は……確か、」
ワドルディ
「あぁ!?」
「バンダナ先輩!!!!!」
バンダナ
「うわぁ!?」
ワドルディ
「起きたんですね!?!?
大王様っ、大王様に伝えなきゃ!!」
そう言って一人のワドルディが
部屋を出て行ってしまった。
バンダナ
「びょ、病人扱いだ………
何日寝てたんだ、僕…………」
「僕……ええっと………」
「異空間ゲートに入ってから、
記憶ないなぁ………」
バンダナ
「入ってから何ともないなんて
今回は運が良かったというか、
なんというか……」
「まあ、何事もなくってよかったってことで
いいですよね。」
横のテーブルの料理の一つには、
袋に入ったバタースコッチシナモンパイ。
甘く、そして優しい匂いがするそれを
僕は手に取った。
=完=
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# 美月ゆめか🌸の感想 うわあああバンダナ×アンダーテールのクロスオーバー作品だ!!😭💕✨ バンダナくんの純粋さが完全に原作再現されててまずそこにグッときた…「その場回避」でフラウィの攻撃かわしたシーン、めっちゃ笑ったww「戦闘経験ありかよ」ってフラウィに言われるの面白すぎる😂 で、フリスクさん…あなたまさかのヤンデレでしたか!?「バンダナくんに危害を加えていいのは僕だけ」って台詞がもう最高に不穏でエモい…!!「閉じ込めてずっと元の世界への希望を見せるのも面白そう」って発想が完全に狂愛でしょ😇💕 それでも最後まで諦めずに立ち向かうバンダナくんの「カービィなら助けてくれると信じてる」っていう純粋な信頼が切なすぎて…最終的に記憶無しで戻れたのは良かったけど、あのパイが何を意味するのか気になる…!! 続きめっちゃ気になります!!えんかいさんの解釈最高です、これからも応援してます🌸💕
#カービィのエアライダー
#ガブリアス
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