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「 No.1ホストと幼馴染」 ― ya × et
夜になり、リビングの灯りだけが柔らかく揺れる。
えとはソファに座り、膝の上にゆあんくんを座らせる。
「ねぇ……久しぶりにこうして膝に乗せるね。」
「……落ち着くな、えとさんの膝。」
小さく吐息を漏らしながら、頭をもたれかからせるゆあんくん。
えとはそっと髪を撫で、耳元で囁く。
「今日一日、ずっとこうしていよう?」
「……ああ。」
返事と一緒に、ゆあんくんの手がえとの腰に回る。軽く引き寄せられて、二人の距離がさらに近づく。
唇が触れる。
最初は軽く、ほのかなキス。
でも次第に唇が重なり、柔らかく絡み合う。
「ん……えとさん……」
小さな吐息が二人の間に混ざる。えとの手も彼の首に回り、指先で髪を撫でながら、さらに深く唇を重ねる。
ソファの上で少し身を預けるように、ゆあんくんがえとの肩を抱き寄せる。
「……ずっと、こうしてたかった。」
「私も……」
頬を寄せ合い、互いの呼吸を感じながら、手を握り合う。
えとはゆあんくんの背中を軽く叩きながら笑う。
「ねぇ、今日はもう逃がさないから。」
「……俺もだ、逃がさない。」
声が甘く震える。胸の奥で、二人の心臓が同じリズムで跳ねる。
夜は深くなるが、二人の世界は静かで温かい。
肩を寄せ、手を絡め、唇を重ねるたび、甘く蕩けるような時間が続く。
言葉じゃなく、触れ合いだけで気持ちを確かめ合う――
二人にとって、久しぶりの贅沢で愛しい夜だった。
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