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と或る夢ノ御噺.
在る日オレは夢を見た。
ネットの友達も、リアルの友達も、お父さんも、お母さんも、全員、オレから離れてく夢。
「貴方がこんな子とは思わなかった」
お母さんにそう言われた
「お前はまともだと思っていた俺が馬鹿だったな。」
お父さんはそう言った
友達は
「何でお前なんかと友達になったんだろ。もう関わってくるなよ」
そう言った。
何で?オレ、何もしてねェよ。
あー、そうか。
これ、夢だ。
1回目は気付けた .
数日後、夢の内容と全く一緒のことが起こった。
オレの存在理由は何だろう。オレは要らねェ子だった?
たくさん
たくさん
たくさん
考えタ
ごめんなさい。
オレがやっと出せた声はそれだった。
パッと、目が覚めた。これも夢だった。
2回目、オレは気付けなかった。
これを何回も
何回も
何回も繰り返していく内に
オレは…
きョうも夢とおンなじ事ガ起きタ
オレはもう、学習した。
夢ノ中で死ねバ、解放されル…
オレは今日モ夢で自殺をすル
首を吊っタ
アレ?
可笑しイナ
いつもは苦しくナイのニ……
あ
そうか
これ、ゲンジツだったヤ。
𝑒𝑛𝑑.