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sacrifice……生け贄、犠牲
「ねえ、君にぴったりの仕事があるんだけど興味ない?」
路地裏で蹲る俺に声をかけたのは子供、それも俺によく似た。
「……に、なに……?仕事?」
誰かと話すなんて久しぶりで単語を返すだけで精一杯かもしれない。
「わあ!声まで僕とそっくり!うんうん!そうお仕事!このお仕事をすれば君はきっと幸せになれるよ!興味があるなら僕に付いてきて!」
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“人間の形をした化け物”
幾千年も輪廻転生してきた中で唯一付けられた名前だった。
でも今回の俺はちゃんとした名前を貰えた、それが代わりの名前だとしても俺は嬉しかった。
お仕事は彼の身代わりらしい
彼は